【インタビュー】ミュージシャン/中山雄貴 (29歳)

【インタビュー】ミュージシャン/中山雄貴 (29歳)

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きっかけは小学校5年生の時に入ったファンファーレ隊

今扱っている楽器はトロンボーンで、この楽器とは不思議なことに小学5年生の頃に出会ったそうです。神戸の小学校に通っていた僕らは、小学5年生と6年生になるとファンファーレ隊といってトランペットやトロンボーンなどの楽器を演奏する自由参加のグループがありました。

ファンファーレ隊の役割は始業式や、運動会などで演奏をしたりすることで、中山氏はこのファンファーレ隊に入り、このときに担当した楽器が今の職業の楽器でもあるトロンボーンと出会います。

中学校に入学した中山氏は、何か部活に入ることを考えますが、あまり自分に合うものが少なく、小学校のときにやっていたトロンボーンの存在を思い出し、ジャズバンドに入部します。

インタビュー時、笑ってこう話していました。

「本当に小学校のときの音楽の先生に感謝しているよ。あの先生が今の仕事のきっかけを与えてくれて、本当に感謝してる。縁というものは本当にわからないね。でも本当に先生には感謝しているからまた会いたいな。」

そんな中山氏に音楽を仕事にするということを細かく聞いてみました。

 

音楽の仕事をする上で大切なことは?

笑っていながら話が進んでいましたが、この質問に少し表情が引き締まりました。

「やっぱり、どの世界でも一緒だと思うけど人とのつながりが一番大切だと思う。だって、楽器がうまくたって1人では音楽はできないし、みんなと一つの音楽を奏でるから人間としてのつながりも音楽に自然と出ると思う。」

中山氏が話す言葉に少しハッとさせられました。

「音楽って勝ち負けじゃないんよね。勝ち負けじゃ。やっぱりうまいだけではだめだと思う。」

どんな仕事でも同じだとは思いますが、この言葉は少し忘れかけていた何かを思い出させてくれる言葉だと思います。人との関係性は音楽にそのまま反映されるそうで、音楽の世界では特に大切にしないといけないとのこと。

僕の友人も何名か音楽の世界で飯を食っていこうと腹をくくって活動していましたが、結局断念してしまった人もいます。そんな中で活動を順調に続けている中山氏の音楽ヘの情熱は誰にも負けないものがあると言葉の重みから感じました。

 

音楽の仕事に対してやりがいを感じるときは?

「もちろんお客さんに喜んでもらえたときは嬉しいね。それだけじゃなくて、バンドメンバーとうまく音楽ができると嬉しいし、この2つが自分にとっての喜びだし、やりがいになるかな。」

なんとなく質問したことがありました。

『1日どのくらい練習している?』

この質問の返答に驚きましたが、1日多いときは8時間以上~するそうで、毎日休みの日も練習をし続けているそうです。音楽と言うのは1日でも楽器から離れてしまうと音が変わってしまうそうで、毎日しないといけないと言っていました。

中山氏にとって音楽をやるこは、仕事でもあり趣味でもあるということでした。だから長時間練習をしても苦になることはないし、とことん自分の音楽を追求できるそうです。

音楽の世界は練習時間が長いとは聞いていましたが、実際にプロの口から聞くとやはり驚きは大きいものがあります。

自分の音楽をとことん追求する中山氏ですが、音楽業界についても言及していました。

 

何をもってプロとするのか、その境目が曖昧

トレーナーの世界でも似ているところがありますが、何を持ってプロと言えるのか。資格なのか、それとも実力なのか。このあたりについて音楽業界の現状について話をしてもらいました。

「音楽業界には資格というのがなくて、すごく曖昧で何をもってプロとするのか、お金をもらっているからプロというのか、そのあたりがなかなか難しいところ。お客さんを楽しませることは大事なことだけど、音楽で楽しませたい。

 今はエンターテイメントとして音楽をしている人も多くて、自分は音楽で感動してもらったり、楽しませたりしたいな。」

このときの中山氏の言葉はより一層力強さを増していました。

トレーナーの世界も同じですが、資格があるからプロと言えるのではなく、実際はスタートラインに立てたぐらいな感覚。境界線があいまいだからこそ本物の音楽を追求しようと決めた中山氏の言葉は、プロとしての自覚を感じさせるものでした。

 

今後はどのように活動していきたいか?

これからどのように仕事をしていきたいか、どのように働いていきたいかを伺ってみましたが、こんな返答をいただきました。

「やっぱり自分の音楽をより多くの人に知ってもらって、聞いてほしい。特に日本のジャズというのは神戸が発祥で、発祥の地だからこそ多くの方に知ってほしい。」

「ジャズと聞くとおじさんのイメージが強かったり、どんな音楽がジャズなのかがわからない人が多いのが現状だと思う。もっと若い層の人にも聞いてほしいし、そうすると音楽に興味を持ってもらう人も多くなるかなと思う。」

正直僕もジャズと言う音楽は、おじさんがバーで聞くものというイメージが強かったのですが、中山氏の話を聞いているともっとポップなものだし、身近なものに感じてきました。

「ジャスにもいろいろあって、リラックスできるようなものもあるし、大人の空間を演出するものもあるし、本当にいろいろあるからもっと知ってほしいかな。また今度いろいろ紹介するよ。」

中山氏は今後、自分の音楽を知ってもらうと同時に学生達がジャズに興味をもってもらうための活動もしていきたいと考えているそうです。

音楽の世界は厳しい世界ですが、自分の努力次第で道は切り開ける可能性がありそうです。

全く知らない音楽の世界を少し知れたような気がして、すごく楽しい時間でした。

音楽を仕事にするためには、まだまだ道は狭いかもしれませんが実際に仕事して成り立つ職業であることが再認識出来ました。

 

インタビューを終えて・・・

中山氏へのインタビューを終えて感じることは、厳しい音楽の世界でも努力すれば道は拓けるということでした。どんなことでも同じですが、中途半端では難しいですが、中山氏のように徹底的に努力し、音楽を追求すれば見えてくる世界が変わってくるんだと思います。

言葉の節々にプロとしての自覚と音楽への情熱が感じられ、多くを語らずして中山氏の想いは十分すぎるくらい伝わってきました。

また小学校の同級生として16年ぶりに再会し、昔話に華が咲いてとても懐かしい気分になれた時間でした。

自分がしたいことを追求し続ければいつかは形となる。そうやって信じつづけれて努力した人のみ結果が伴う世界なのかもしれません。将来音楽を仕事にしたい学生さんが何かを感じるインタビューであればうれしく思います。

最後になりましたが、インタビューにご協力いただいた雄貴。ありがとうね。また時間合わせてゆっくり話そね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ゆかログ

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