2002年 の投稿一覧

2002年を振り返って|ニュースレターNO.061

マラソン

世界大会やオリンピックが開催されるたびに、世界で活躍できる選手を育てるにはどうすればよいか、いろんな考え方を話してきました。

しかし、結局は体力的な差に落ち着いているように思います。基礎体力の上に技術が成り立つし、技術のレベルアップは基礎体力のレベルアップによるものであるということをますます強く感じています。

その基礎体力とは何か、その理解が十分なされていないように思います。むしろ基礎体力=筋力づくり・ウエイトトレーニングと考えられていることのほうが多いかもしれません。 続きを読む

朝日新聞を読んで|ニュースレターNO.060

モーグル

12月3日から7日まで朝日新聞の朝刊のスポーツ欄に『ファーレンから5通の手紙』というタイトルの連載がありました。

それは全日本のモーグルコーチをしていた(1994年から2001年まで)スティーブ・ファーレンの手紙ですが、日本のスポーツ界の現状をそのまま現した内容であり、多くの示唆を与えてくれるものです。読まれた方には申し訳ないですが、ぜひ皆さんにも紹介したいと思います。

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コーディネーションについて|ニュースレターNO.059

コーディネーション

コーディネーションについては、以前少し書いた事があると思っていたので、特に気にもとめていなかったのですが、全体的に面白い内容であったので、そのことに関連して書いてみようと思います。全部で18ページにわたる座談会の内容でしたが、改めて確認できたポイントもありました。

一番印象に残ったことは、確実にスキルというか新しい動作を覚えて習得させるところまでやる必要はないということと、特にレベルが高くなり、技術が完成されたと思われる段階でも、再度新しい動きを取り入れるということでした。まさにコンピューターの技術革新そのもののようです。 続きを読む

教育者・指導者として|ニュースレターNO.058

指導者

今回は、尐しかための話をしたいと思います。

それはノーベル化学賞を受賞された小柴昌俊氏と田中耕一氏の話題が取り上げられたことと、大学の学長から教員に配られた資料を読んでのことです。それらのことから、教育者として、また指導者として自分自身反省する点が見られたことと、なるほどともう一度考えを改めたことによります。

まずノーベル化学賞の受賞者の方たちの話からしましょう。お二人はまったく対称的な方のように報道されていますが、共通点は『変人』であるということです。 続きを読む

釜山アジア大会の結果から|ニュースレターNO.057

釜山

第14回釜山アジア大会が終わりました。日本選手団の結果は予想通り(?)の惨敗です。金メダルとメダル総数ともにアジアで3番目となりました。金メダル数では、中国が過去3大会ほぼ横這いで、韓国が大幅に躍進し、日本が勝てなくなったということです。

これは、ソ連崩壊後の旧ソ連邦のカザフスタンやウズベキスタンの参入が大きく影響しています。この2カ国だけで、金メダルを35個取り、総メダル数も127個になっています。 続きを読む

早や10月|ニュースレターNO.056

10月

今回は、昨日訪れた高校の話をしたいと思います。8月に訪れる予定が、いろいろと重なることがあり10月に入ってしまいました。その高校は女子陸上競技の名門高校で、一昨年、昨年とインターハイで総合優勝をし、4x100mリレーでは、4連覇をされています。

以前からどのような練習・トレーニングをされているのか非常に興味があったので、見学の機会をうかがっていました。高校の先生とは以前からの知り合いで、いつでも見学にいけたのですが、これもタイミングが合わなかったのでしょう。 続きを読む

ロシアから帰って|ニュースレターNO.055

ロシア

9月8日から6度目のロシア訪問でした。今回は、マトヴェーエフ氏に4回もお会いすることができ、たっぷりといろんな御話を伺うことができました。ご自宅で3回、アカデミーで1回話しを伺いました。

今回の最大の目的は、「ピリオダイゼーション」というものの意味について深くお話しをお聞きすることでした。それは、現在いろんな形で「ピリオダイゼーション」という用語が使われだしたからです。 続きを読む

6回目のロシア訪問を前に|ニュースレターNO.054

ピリオダイゼーション

9月8日よりロシアのマトヴェーエフ氏のところに出かけます。今回のロシア訪問は、今間違って使われている「ピリオダイゼーション」という意味をもっと深く知るためです。それと、ロシアのスポーツの歴史を探ってきます。

さて、8月の終わりには、水泳のパンパシフィックという大会がありました。テレビではまるでオリンピック並みの扱いです。さほど意味のない大会なのに、なぜこの時期にやるのか、9月の終わりにはアジア大会があるというのに、全く理解できません。それと、テレビ局が単なる番組を製作したという感じしかしなかったのは私だけでしょうか。芸能人の水泳大会的雰囲気にも感じました。この大会の意味がどこにあるのか、選手のトレーニング計画の妨げになったに過ぎないと思います。 続きを読む

北海道を訪ねて|ニュースレターNO.053

北海道

8月10日から13日まで北海道の旭川の友人を訪ねてきました。せっかく北海道に行くので井内聖先生の指導もかねることにしました。

井内先生は現在北海道の中体連のハードルのコーチもされています。私が行く前日まで全中を目指した合宿をされているということでした。そして最終的には、彼の知人と中学生のハードル選手の指導もいっしょにすることになりました。

北海道には何年か前まではちょくちょく出かけたのですが、そのとき北海道には優秀なジュニアがたくさんいるなと感じていました。その思いは沖繩に行ったときも同じでした。素晴らしい素質を持った子どもの多さにビックリしたものです。実際に、最近の北海道と沖繩の選手の活躍が目立っています。しかし、残念ながら活躍した選手の行く末は他府県の例にもれず残念な結果が見られます。 続きを読む

最近の出来事|ニュースレターNO.052

陸上

大阪は連日35度以上の暑い日が続いています。先日旭川の友人に電話をすると『20度以下で寒いよ』ということで日本の広さに驚きです。先週で高校野球の夏の予選会も終わりました。以前にご紹介した長野県の丸子実業高校は、決勝まで進出しました。

8回の表で5対0とリードしておりましたが、8回の裏に3点、そして9回の裏に3点入れられてサヨナラ負けとなり、惜しくも甲子園出場を逃しました。ほぼ甲子園と思ったときに、投手がストライクが入らなくなってしまったそうです。 続きを読む