2007年 の投稿一覧

技術と練習について|ニュースレターNO.182

2007年も残すところ、後少しとなりました。今年、何がやれたかと反省しているところです。一つ一つ自分の夢に向かって歩を進めているのですが、確実な一歩を踏めずに時が過ぎていった気がします。来年は、確実な一歩を踏み重ねたいと思います。

今年の7月から、高校生の短距離と長距離の選手を週に一度教えることになりました。このことは以前にも書いたと思います。レベルの低い選手たちでしたが、見る見る成長してくれ、顧問の先生も驚かれています。基本的に、走り方を教えており、どうすれば楽に速く走れるか、それを追求しながら教えています。いろんなものを探りながら、それを走ることに応用するということです。どのように教えればどのように変わるのか、そんなことが分かってきました。今年の楽しみは、この指導だけだったかもしれません。 続きを読む

ようやく一仕事が終わる|ニュースレターNO.181

12月に入りましたが、先月末、今年一番わくわくした日を迎えました。ようやく、マトヴェーエフ氏の著書、「体育の理論と方法論」の校正が途中まで上がってきたのです。翻訳の取り組みから3年が経ちました。

2003年に、マトヴェーエフ氏の著書『スポーツ原論とその応用』を「スポーツ競技学」というタイトルで翻訳出版しましたが、内容が難しかったせいか、一部の限られた人にしか読んでもらえませんでした。実は、最初、今回翻訳出版する「仮題:ロシア体育・スポーツトレーニングの理論と方法論」を翻訳する予定でいたのですが、モスクワでマトヴェーエフ氏と会談していたとき、翻訳を進めかけた直後だったのですが、マトヴェーエフ氏から最新の本が出た。 続きを読む

アーカイブス野口三千三|ニュースレターNO.180

今年は、力を抜く、重力、感覚、気づき、ということにこだわり続けています。その原点は、野口体操です。それで、また以前読んだ野口氏の著書、アーカイブス野口体操(春秋社2004)を読み返しています。

そうすると、指導者として参考になるところが見つかりました。見て考えるということですが、見て何を考えるか、何を感じとるかということです。選手の動きを見て、その感じ方、とらえ方は人それぞれさまざまです。一目見て、その動きの良いところと欠点を見抜く力が必要です。

今回ご紹介するのは、上記の著書からの抜粋ですが、非常に興味深く、指導者として物事の考え方に大いに参考になると思います。上記の著書は、野口氏の姿と語りを唯一見られるDVDとの組み合わせになっています。そのDVDも見られると、頭をやわらかくすることができるかもしれません。 続きを読む

思考の深さと気|ニュースレターNO.179

もう11月に入りました。早いですね。自分の行動が時間の速さについて行けない気もする今日この頃です。今月は各地で全国高校駅伝の県予選が行われます。私も、夏前から週に一度の割合で指導している女子のチームがあります。最初に見たときは、とても走っているとは思えないほどでしたが、見る見る成長を遂げ、素晴らしいランニングができるようになって来ました。

今週末、試合ですが、おそらく他の学校はまったくのノーマークのため、その結果に驚くことでしょう。楽しみです。同じ学校で、女子の短距離の選手たちも週に一度のペースで教えています。この選手たちも、大幅に自己記録を更新し、楽しく練習に取り組んでいます。高校生は、教えれば教えるほど成長を示してくれるので、教える側も楽しいです。 続きを読む

為末大のハードラー進化論|ニュースレターNO.178

先日の日曜日、平成スポーツトレーナー専門学校の第1回の入試がありました。今回受験してくれた方たちは、先生や知人の紹介で、本学の内容がよく分かり、将来本物のスポーツトレーナーとして活動を目指す人たちがほとんどでした。実に、頼もしく嬉しいことです。編入などもできますので、自分の技量を上げたい方や本物志向の方はぜひ一度学校に来て、授業を体験してください。いつでもかまいません。気楽にお問い合わせください。

さて、先日毎日新聞の朝刊で「為末大のハードラー進化論」なる記事を見ました。そういえば、不定期に書かれるもので、興味深く読んでおりました。今年の世界陸上は、予選落ちと言う結果に終わりましたが、北京に向けて何を考えているのか、どうしてベストパフォーマンスができなかったのか、今年3月の記事と一緒に読むとその原因が分かるように思います。
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ゆがみとは|ニュースレターNO.177

もう10月です。今日は10日で、1964年に東京オリンピックが開催された日であり、その後は体育の日となっていました。9月の終わりから11月初旬まで、ほぼ毎週末、学生募集をかねた講演会と講習会を行うために、北は北海道から南は福岡までかけ回っています。先週末は、旭川、士別、岩見沢に行ってきました。

それぞれの地域で人を集めていただき、「スポーツトレーナーの歴史、現状、将来」について話しをし、その後に、スプリントの講習を行いました。多くの人が集まり、教えにくいところもありましたが、やはり教えることは楽しいものです。バラバラの走りで進まない人たちが、バランス良く走れるようになる様は、教えているものにとってこの上もなく嬉しいものです。
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システム現象学|ニュースレターNO.176

9月もあと尐しとなりました。昨日、ようやく秋の風を感じたように思います。10月に入れば、いよいよ入試も始まります。どんな学生が入学してくれるのか、今から楽しみです。私の方は、今週末から毎週のように講演に出かけます。岡山を皮切りに、旭川、岩見沢、広島、福岡と、主に「スポーツトレーナーの歴史・現状・将来」について話します。

日程や詳細についてはアタックネット(http://www.atacknet.co.jp/)をご覧ください。また、平成スポーツトレーナー専門学校でも10/6から毎週土曜日の午後、公開講座を実施しますので、そちらの方にも参加ください。参加料は無料です。

さて、今回のニュースレターでは、河本英夫著「システム現象学-オートポイエーシスの第四領域(新曜社2006)」という本の中から、指導に役立つ情報をご紹介したいと思います。「システム現象学」というタイトルを忘れて素直に読んでいきますと、動きの指導をする際に役立つヒントが数多く見つかります。 続きを読む

世界陸上大阪観察記|ニュースレターNO.175

大阪で行われた世界陸上も日本選手の不振というレッテルを貼られて終了しました。いろんなところで今回の成績について評価されているようですが、私なりに振り返ってみたいと思います。

まず、2007年4月16日 20:00、時事通信は、「世界陸上、目標はメダル5個=大阪対策本部設置で強化」という見出しで、次のような記事を発信しました。

『日本陸連は16日、役員改選後の新メンバーによる初の強化委員会を開き、世界選手権大阪大会(8月25日~9月2日)に向けた方針を決めた。高野進強化委員長は金メダルを含めたメダル目標数を、「一般種目で3つ、ロードとマラソン種目で2つのトータル5つ」と設定。さらに6~8種目で入賞を目指す。 メダルは女子マラソンで原裕美子(京セラ)、土佐礼子(三井住友海上)らが有力。 続きを読む

ジャマイカキャンプ観察記|ニュースレターNO.174

8月11日から21日まで、世界陸上に出場するジャマイカチームのキャンプが鳥取県で行われることになりました。それで、鳥取陸協からトレーナー派遣の依頼があり、平成スポーツトレーナー専門学校の教員をスタッフとして派遣することになりました。わたしは、遅れて14日から20日まで視察に出かけました。

暑いけれど、日本海からの風があるということで鳥取に決定したようですが、ほとんど風が吹かず、おまけに全国的な猛暑となり、練習時間の変更も余儀なくされたようです。当初、朝は9時30分から、午後は16時からの予定で、2日間ほどやりましたが、暑熱障害の選手が出たことから、15日からは、朝は6時30分から、午後は17時からに変更されました。 続きを読む

主観と客観のずれはなぜ起こるのか|ニュースレターNO.173

暑い、蒸し暑い夏が本格化してきました。昨年は、手術の後で、暑さも感じなかったし、汗も出なかったのですが、正常なからだに戻ったので、暑いし、汗も出ます。何とかこの8月を乗り切りたいものです。8月の25日から大阪で世界陸上があるのですが、その前に、各国の選手団が日本国内で調整合宿をやるようです。

鳥取では、ジャマイカの選手団がキャンプを行うようで、鳥取陸協からトレーナーの派遣の依頼が来ました。平成スポーツトレーナー専門学校の教員が引き受けることになりました。期間は、11日から21日までです。世界のトップアスリートに直に触れられるチャンスはこの後もうないと思われますので、教員たちにも精一杯頑張ってほしいと思います。私も、遅れて参加の予定です。また、次回のニュースレターで、報告できると思います。 続きを読む