バットを止める練習を繰り返せばバットスイングはスムーズさを失う

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バットを止める練習を繰り返せばバットスイングはスムーズさを失う

先日のレッスンで、中学生の硬式野球部の選手に指導していましたが、バットスイングを見ていると、動きのスムーズさが感じられず、インパクト付近で動作に引っ掛かりを感じました。

選手本人も、

野球選手
なんかしっくりこないです。

といいながらも、どこが悪いのかはわからず、レッスンを受けに来られました。話を聞いていくと、昨年12月ぐらいから今まで、スイングメニューの中に、インパクトの位置でバットを止めるような練習があったそうです。

指導者からは、

ボールを押し込むように打て!

と指導されているそうで、それが原因でボールを打っているときも2段モーションのような動きに違和感があり、この部分の動きを指導するとバットスイングがスムーズになり、本人も気持ち良く打てるようになったそうです。

この記事では、バットを止める練習が動きのスムーズさを消す要因になる可能性があるということをお伝えしていきたいと思います。

 


スムーズなバットスイングについて

スムーズなバットスイングのお手本とも言えるのは、元広島カープの前田智徳選手だと思います。まずは、こちらをご覧ください。

バットスイングがスムーズで、非常に軽くバットを振っているように見えます。

 

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バットを止めるスイングメニューについて

今回選手がしていたスイングメニューというのが、インパクトの位置でバットを止めるという練習でしたが、実際にこのような位置でバットを止めていました。

打ち方

目的としては、自分の打つポイントを知るということで行っていたそうですが、打者が打つときに大事なことはまずはスムーズにバットスイングが行われることです。

そして、打つポイントを理解するためには、ボールを実際に打ちながら確認しないと、いくら何もないところで想像してもタイミングも合わないですし、感覚的にもずれてしまいます。

打つポイントを知るには、実際に打つ

ことです!

インパクトでバットを止めるような練習を繰り返すということは、それが身体にインプットされるため、今回はこの練習が原因でスイングがこのインパクト辺りで引っかかるような動きとなっていました。

結果、そこで一瞬動きが遅くなるので、タイミングが遅れ、ほとんどの打球が詰まっていました。

 

ボールを打つ中で自分のインパクトの位置を感覚的に捉えること

この選手には、まず静止状態で自分が一番力の入るインパクトの位置を体感してもらい、どの辺りで打てばいいのかを感覚的に感じてもらいました。

その位置をインプットし、次はティーでボールを打つ感覚をインプットしていきました。

ティーバッティング

ここでは、見た目の問題ではなく、自分がどの辺りで打てば一番気持ち良く打てるのか、その“感覚”を掴むために、ティーを行っていきます。

ちなみにですが、よく『身体の中まで呼び込んで打て』と指導されることがありますが、身体の中までボールを呼び込むと詰まってしまいます。西岡選手ですが、身体の中に呼び込むと詰まっています。

ですが、西武の森選手もそうですが、身体の前で打つことで、一番ボールに力が伝わります。

どのくらい身体の前なのか、そういうことは言葉でいくら説明してもわかりません。ここは選手本人が感覚的に掴むところであり、こういう目的を持ってティーを行うと意味のある練習ができます。

このようにティーをしながら、選手にインパクトの位置をどこに設定すればいいのかを指導していきました。

関連記事:ティーバッティングはアップ?!理解しておきたい目的と方法について

 

スムーズなスイング動作のためにゴルフスイングを行う

また、バットスイングがスムーズではなかったので、ゴルフスイングをするような形でスイング動作をスムーズになるように指導していきました。

イメージ的にはこのような感じで、

ゴルフスイング

高く上げたバットを落とすようにスイングしていき、逆側に勝手にスイングされることを感じさせ、リラックスしてこのようなゴルフスイングを繰り返していきました。

このスイング中は、リラックスして動作を行い、バットの重さを感じながら行っていきます。そうすると、どんどんリラックスでき、バットが勝手に加速されていくような感覚が出てきます。

そしたら、ここからバットスイングに移行させていき、インパクト辺りでヘッドを走らせるように、ブンッ!っとスイング音ができるだけ短くになるように指導していきました。

関連記事:スイングスピード向上のためにはウエイトトレーニングではなくバットを振ること

リラックスできるとバットスイングをしても疲れにくくなる

指導していて選手が感じたことは、いつもやっている練習よりも、短い時間の中でスイングの数は多いのに、息が上がりづらいということを言っていました。

これは大事なことで、一生懸命バットを振ろうとしすぎると疲れます。逆にリラックスしていると息も上がりづらく疲れません。しかも、この状態の方が動きもスムーズでスイングスピードも速い。

最終的に選手へのアドバイスは、

リラックスして、気持ち良く!

という表現になっていきました。

こういったことを指導し、最後は気持ち良くボールが打てるようになっており、実際にバッティングをしている姿を見ていても、詰まることなく、身体の前でボールを捉えていました。

そして、気持ち良くバッティングができるようになったそうで、楽しそうにバッティングをしていました。この選手の表情が変わる瞬間を見れることがすごく嬉しく感じますよね!

やはり大事なことは、練習やトレーニングは意図をしっかりと理解しなければ意味のない時間になってしまいます。今回は、練習内容が原因になっていましたが、選手には、

自分で考える

ということも大事にしていただきたいなと思います。

 

最後に

今回の指導のポイントは、

  • なぜスムーズにバットが振れないかを理解する
  • スムーズにバットスイングをするためにどうすればいいのかを、まず頭で理解させる
  • 次にそれを体感させ、インプットしていく
  • インパクトの位置を理解するためには、実際にボールを打つ
  • ボールを打つ中で感覚を掴むこと

このようなことがポイントになっていたと思います。毎回ですが、なぜスムーズなスイングができないのかという、原因に目を向けると意外といつもやっていることが原因だったりします。

スムーズなバットスイングをするために、なぜ止める練習が必要なのか。そういうことを考える癖をつけると、今やっている練習やトレーニングに対して疑問を持てると思います。

そうやって考えて練習などを行うことも大事ですよね。

インパクトの位置を知るためには、バットを止める練習ではなく、実際ボールを打ちながら感覚的に掴んでいってほしいなと思います!

\あなたの可能性はどこにあるのか?/

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