椅子の座り方を考えよう!骸骨から見る楽に座る姿勢について

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椅子への座り方
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「椅子に“正しく”座りましょう!」

そうやって言われても、そもそもどのように座ればいいのか、あまりに当たり前に行う姿勢すぎてそんなことも考えたことがない方も多いと思います。

今まで誰かに教わったわけでもなく、さまざまな情報の集積が今の座る姿勢となってフィードバックされているのかもしれません。

さて、今日は椅子の座り方についてお伝えしていきたいと思います。

 

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骸骨から見る椅子への座り方

座り方を理解していただく前にまずこの画像をご覧ください。

座り方

何かで固定したわけではなく、シンプルに骸骨を椅子の上に座らせると骨だけでもこのように座ることができます。

「ただ、骸骨が座っただけでしょ?」という感覚で見るのではなく、人間の身体は筋肉がなくても骨だけで座ることができると言えます。

筋肉を緊張させなくても座れる

この骸骨の画像からはさまざまなことが学べますが、座り方や立ち方でたまに「筋肉に力を入れて・・・」というような表現が使われることがあります。

立つことも座ることも基本は筋肉を使うのではなく、自然に使われるという感覚になると思います。

まったく使わないということはできず、体幹周りの筋肉や下半身の筋肉の中に抗重力筋があるため、重力下で生活をする以上適度に緊張はします。

■抗重力筋とは?

地球上で生活する以上、常に重力の影響を受ける。この重力に対して姿勢を保持するために直接は運動に関与していなくても、緊張を余儀なくされる筋肉がある。この筋肉のことを抗重力筋という。

脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)、腹直筋(ふくちょくきん)、大臀筋(だいでんきん)、大腿四頭筋(だいたいしとうきん)などがそれである。

コトバンクより引用:抗重力筋

この緊張は、無意識下で働くようになっているため、力を入れることとはまた別です。

このようなことを踏まえても、座ることはしんどいことではなく、楽に座れば筋肉も過度に緊張せず座ることができます。

 

具体的に見る椅子の座り方について

では、上記のように楽に椅子に座るためにはどのような考え実践する必要があるのでしょうか?

おそらくこの記事を熱心に読まれている方ほど、どうしても楽に座ることができないと悩んでいる方だと思います。

ポイントは、まず坐骨を感じることだと思います。

座り方をお伝えする前に

最初に確認しておきたいことは、座る椅子は皮質のものやふかふかのクッションタイプのものだと坐骨が感じづらいため、できれば硬めの椅子をご用意ください。

椅子

座り方

また、座る部分が斜めになり、股関節の位置よりも膝が高くなるような椅子もできれば避けていただきたいと思います。

クッションを入れれば大丈夫ですが、骨盤が後傾しやすく後述する内容が実践しづらいと思います。

座り方

坐骨が感じにくい場合は、以前もご紹介したことがあるまな板などの板を使っていただければと思います。

まな板

お尻の下に坐骨を感じる

坐骨というのは、骨盤の一番下に位置するところであり、ちょうどこの赤い丸のところになります。

坐骨

骨だけで座るとこの位置が椅子と触れ合うことになり、この位置で座ることで上半身の重さは坐骨に抜けてきます。

座り方

坐骨で座ると、骨盤の位置も自然な位置になるため、腹背筋の緊張のバランスは整い適度な緊張を保ったまま座ることができます。

座り方

骨盤を前後傾させる

坐骨を感じると言葉で表現するのは簡単ですが、実際に坐骨を“感じる”となると何を基準に「これが坐骨だ!」と判断すればいいのかが難しいと思います。

そこで、坐骨をより感じていただくために骨盤を前後傾させていきます。このとき感じていただきたいのは、坐骨の当たり方です。

骨盤を前後傾させると坐骨がわかりやすくなり、坐骨の触れ方が異なるため、どの辺りで座ればいいのかを判断しやすくなります。

まずは、椅子に座った状態で、お尻の下に骨を感じるように座ります。

坐骨

頭部の重さを腰椎で受ける

坐骨で座れるようになると、次は頭部の位置を変えていきます。

頭部の位置は、坐骨の真上の位置になり、この位置にできると頭部の重さを腰椎と言われる腰の骨で受けることを感じられます。

腰椎を見てみると、ちょうど受け皿のようになっており、この部分で頭部の重さを支えられれば、筋肉は過度に緊張せず、骨で座る感覚になるため楽に感じます。

骨盤

座り方

頭の位置は、坐骨の真上になります。

腹背筋の筋バランスからも座り方は理解できる

これまで坐骨を感じることで座り方をお伝えしていきましたが、これが分かりにくい方は、腹背筋の筋肉の緊張のバランスで判断するという方法もあります。

先ほど、少し触れていますが、腹背筋は骨盤の前後傾によって緊張するため、この緊張感で骨盤の位置を判断できます。

骨盤の前傾は背筋が緊張する

骨盤を前傾させると腰部が緊張します。

骨盤を前傾

骨盤の後傾は腹部が緊張する

骨盤を後傾させると腹部が緊張します。

骨盤を後傾

骨盤を前後傾させながら動かし、腹背筋の筋肉の緊張のバランスを感じていただき、それらが同じ緊張感になれば骨盤の位置も自然な位置になります。

座り方

このように坐骨の感覚ではなく、腹背筋の筋肉の緊張で座り方を判断する方法もあります。

 

座り方のイメージは骨に筋肉をつけただけ

座り方や立ち方はどうしても筋肉を緊張させて“固定させる”という感覚が強く、自然になるというよりも姿勢をつくるような感覚があるのかもしれません。

実際上記でお伝えしたように、骨だけでも椅子に座ることができます。

座り方

この座っている骸骨に柔らかい筋肉をぺちゃぺちゃっと張っていく。座っている人間が完成。みたいな感じで、適度な緊張はあるにしても、硬く固める様子はない。

そんなイメージが座っているときの人間の姿だと思いますし、座り方もこの状態が維持できるものだと思います。

僕自身も先生から姿勢について習うときは、先生の姿を見て学ぶこともありますが、その姿は緊張がありませんでした。

ですので、みなさんにもイメージ感をまず変えていただきたいと思います。

緊張して固めるように座っているとこのようなイメージになります。

緊張して座る

ですが、今回お伝えしたことはこのような座り方です。

座り方

このイメージ感も大事になりますので、まず頭の中でイメージを整理していただければと思います。

 

まとめ

今日は、椅子の座り方についてお伝えしていきましたが、いかがでしたでしょうか?

何事もしんどいこと、つらいこと=効果があるというイメージが強いせいか、このようなことを求める方が多くいます。

逆に、気持ちの良いこと、楽なことはマイナス的なイメージがあり、抵抗してしまう方も多いのも事実です。

ただ、身体を変える、姿勢を変えるとなると、本当に自然な状態になれば今よりも身体は楽になり、気持ちいいものです。

このイメージを変えていただくだけでも違うと思いますし、このようなことを求めても身体を変えることができます。

今日の内容で座り方の考え方が整理できるきっかけになればうれしく思います。

では最後に今日のまとめをしていきたいと思います。

  • 椅子への座り方=しんどいではなく、楽である
  • 椅子に座るときは坐骨を感じる
  • 頭部の重さは腰椎で受ける
  • 腹背筋は適度に緊張が保たれる
  • 人間は骨だけでも座ることができる

このような内容でお送りしていきました。

今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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