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小学生がトレーニングをすればケガする?子供に対するトレーニングの考え方について

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子供
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小学生ぐらいの子供が筋トレをすると身長が伸びなくなる。骨がつぶれる。そんなことも言われていますが、成長に関することを理解していけば、それが適切かどうかわかってきます。

適度なトレーニングは骨の成長を促し、身長を伸ばす刺激になる可能性もありますし、「筋肉がつきすぎるのでは?」と心配する親御さんもいらっしゃると思いますが、子供の身体は成長過程にあるため胸板が厚くなるなどの反応は起こりません。

今日はそんな小学生に対するトレーニングについてまとめていきたいと思います。

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子供のカラダとトレーニングについて

まず、子供のトレーニングについてお伝えする前に、トレーニング【training】という言葉について共通の理解をしていただきたいと思います。

トレーニング【training】

練習をすること、鍛錬、訓練と言う意味であり、目的とすることをできるようにするために行うこと、という意味があります。
トレーニング=鍛える、筋肉をつける、という意味だけではないということです。ここを今日は理解していただいてから読み進めていただければと思います。

大人と比べると小さな身体で、筋力も弱い小学生ですが、この時期に筋力トレーニングをすれば他の子よりも抜きんでることができるんじゃないか?そんな期待を持って筋力トレーニングをさせている親御さんもいるかもしれません。

結論から言うと、もし大人と同じような理屈でトレーニングをさせているのであれば、筋肉は肥大せず身体を壊したり、痛めてしまうリスクが高くなるだけです。

子供の身体は、小さな大人ではなく、子供独特の身体であり、トレーニングも子供に合わせて考える必要があります。

数十年前は子供にトレーニングをさせるということはあまり言われていなかったと思いますし、最近は特に体幹トレーニングを筆頭に子供向けのトレーニングが多いように思います。そもそも、なぜ子供にトレーニングが必要なのでしょうか?

 

過保護になり、社会が発展して変わった子供の遊び

5歳と2歳の子供を持つ僕も、子供の安全は第一に考えたいですし、犯罪などが多い現代ではいつ何時何が起こるかわかりません。だから子供を守らなければいけないと思います。

親としては本当に考えます。子供を守らないといけない、でもそれが過保護になっていないか。逆にそれは無責任なのか。難しい問題だと思います、思いますが、もっと自由でもいいかなと思っています。

社会全体が過保護になっていると感じますし、社会が発展してきたからこそ “遊び” というものが大きく変わってしまいました。

便利さゆえにテレビゲームやスマホ、ユーチューブにLINE。スマホ一台あれば何時間でも部屋で遊びことができる時代です。だからこそ現代の子供はトレーニングをする必要があると言われています。

何が言いたいのかというと、二十年前もゲームはありましたが、外でまだまだ遊んでいましたし、公園の木に基地とか名前をつけて登って、時の木を追っておっちゃんに怒られたりしました。

こういう外での遊びが減ってきています。それがトレーニングをする必要になった大きな理由です。

ゲーム

何でもダメというのは違う気がする

昔の生活を知っているわけではありませんが、過度なバリアフリーや機械化が進み、人間が本来手足を使って行っていたことが今は機械で自動化されたり、不自由なくすごせるようになりました。

これは良いことである一方、人間の機能を考えると低下の一途をたどるような気もします。その影響は子供にも及んでおり、外で泥んこになるまで遊ばないし、何かしようとすると親が「危ない」「危険」と言ってやらせなかったりもします。

あれもダメ、これもダメ、と制限をかけすぎることは子供の学ぶ機会を奪ってしまっていると思います。

何か悪さをして怒られたらそれも学びだし、友達とケンカしてもそこから人との関わり合いを学ぶはずです。その機会を与えるのが大人の役割でもあり、過度な口出しはしない方が子供のためになることの方が多いように思います。

当然していいこと、いけないことを教えることは大切です。それでも見守ってダメなことも経験させることも必要なときもあると思います。

ケガをするのもひとつの経験

最近は子供がバッティングセンターに行きたがってよく連れていきます。5歳ですから小学生が使うバットも重たいはずです。

小学生のお兄ちゃんたちの姿を見て、自分も!と思うんでしょうかね。100kmとか120kmのボールを打ちたいと言ってきます。そこは黙って打たせますが、当然当たらないですし、うまくいかない。

でも、よく見ていると子供なりに少しバットを短く持ったり、タイミングも変えているのが分かります。そしたらたまに当たるんですね。でもボールの勢いに負けてバットが吹っ飛んだり、バットが顔に当たります。

彼はそこから何かしら感じていると思います。「次どうしたらうまくできるかな?」って思っていると思うんですけど、最近は部屋で「ボール投げて?練習したい!」と言ってきます。

自転車に乗っているときもそうで、たまに思いっきりこけます。擦りむいて痛いと思いますけど、痛い経験もするからというわけではないですが、そこから「次はこうしたら・・・」と何かしら考えるはずです。

考える習慣をつけさせるようにしたいですし、自ら学ぶ環境を作ってあげれば子供は成長しますし、その環境を過保護にすることで奪うことにもなりかねない。ケガをしてもそれから学ぶことがあるように思います。

ケガ

遊びから多くのことを学ぶ

僕が小学生の頃、ドロケイがすごく好きで脚が速かったのでほぼ最後まで残ります。バリアゾーンというのがあって、そこは休憩ができて、捕まらないんですね。もしその前にケイがいたらヘッドスライディングで駆け込んでいました。

これで野球のときのヘッドスライディングを覚えました。

木を登る、階段を何段か飛ばしで駆け上がったり、飛び降りたいしていました。結構危ないように感じますが、これもひとつの経験です。木を登るとなれば今は「危ない、怪我をする」と規制するところもあるかもしれません。

落ちてもいいということではありませんが、そういう木を登ったり、脚を木に引っ掛けて遊ぶことでそれ自体が子供にとっては大切は筋トレになります。こういう外で自然の中で遊ぶことは身体の使い方を自然に学べる環境だと思います。

木登り

現代の親が教わってきたこと

僕もゆとり世代と言われる年齢ですが、ゆとりなんて一切ありませんでした。ただ、同年代を見ているとそういわれても仕方ないと思うことも多々あります。

僕が中学生の頃は、携帯を持っていることが普通で毎日メールもよくしていました。無料ゲームも流行り、ゲームをしていなかったら話題に入れないなんてこともありました。

スマホが普及し、僕らの世代が親になるとスマホがある生活が当たり前になりすぎて、子育てそっちのけでスマホをいじっている人も見かけます。

育ってきた環境が少しずつ変わって、便利な世の中で過ごしてきたゆとり世代が親になると、昔の方と比べると生活のベースが大きく違う。だからこそ子供に対しての教育の考え方も異なります。

良い側面もあると思いますし、そうでない側面もあります。僕らが当たり前と思ってこれまで行っていたことが、実は昔の方からするととんでもないようなこともあるかもしれません。

子供にとって現代社会で生きていくためにはどういう教育、環境がいいのか、改めて考える必要があると思います。

だから小学生も筋トレが必要になってきた

ここまで小学生が筋トレを必要とする理由をお伝えしていきましたが、一番の理由は先ほどお伝えした外で身体を動かして遊ばなくなってしまったからです。

だからこそあえてそういう刺激を加える必要があります。

先ほども少しお伝えしましたが、子供は大人の小さいバージョンではないので筋肉の使い方が大人とは異なります。この辺りを理解すればどういうトレーニングをすればいいのかが理解できると思います。

続いてこの辺りを詳しくお伝えしていきたいと思います。

 

子供の筋肉は大人と同じような使い方はしない

この話をする前に筋線維のタイプ(速筋・遅筋)について理解していただきたいと思います。

速筋線維とは?

速筋線維とは、文字通り筋肉の収縮速度が速く、別名白筋とも言います。魚で言えばヒラメやタイで、こういった魚の身は白く、この色は筋線維の色です。
筋肉を素早く動かすときや大きな力を発揮するときに主に使われ、筋トレをして肥大する筋肉は主にこの速筋線維です。

続いては、こちら。

遅筋線維とは?

遅筋線維とは、持久性を持つ筋線維で、別名赤筋とも言います。マグロなどの赤身の身を持つ魚の特徴で、泳ぎ続けます。泳ぎ続ける、動き続けるためには持久性が必要となり、このような筋線維を多く持っています。
遅筋線維は肥大の程度が小さく、遅筋が大きく肥大することはほぼありません。

これら2つの筋線維のタイプは遺伝的要素で決定されており、ほぼ変えることができないとされています。

さて、本題はここからです。筋線維のタイプを理解していただいたところで次に移りたいと思います。

子供はどのような運動、トレーニングをしても同じ筋線維が使われる

小学生低学年のような小さい子供の場合、100m走のような短距離走でも、1500m走のような持久走でも、どのような運動をしても遅筋線維が使われるそうです。

そのため子供はいくら遊んでも疲れないし、ずっと遊び続けられるのはそのためです。大人の場合、100m走や持久走など行う運動などによって使われる筋線維は自然と切り替わります。

ここが大人と子供の大きく違うところです。ですので、筋肉をつけようと小さい子供にバーベルを担がせて高重量でトレーニングを行っても遅筋線維に刺激が加わるので、筋肉もほとんど肥大しません。

ダンベル

どんな運動をしても遅筋線維が使われるということは・・・

子供の場合どのような運動をしても遅筋線維が使われるということですので、細かいトレーニングやこれをすればレベルアップするという方法はなく、だからこそ外で身体を使ったいろんな遊びをさせることがある意味トレーニングになります。

「●●トレーニングをすれば」ではなく、ただ好きな遊びを外でやらせてあげればいいと思いますし、スポーツも制限せずいろんなスポーツをすればいいと思います。

このようなことを理解しておくと、考え込む必要はないですし、子供も楽しく自由に身体を動かすことができます。身体を動かすすべてのことが役立つことになります。

とはいえ、現代っ子は外で遊ぶ習慣がなかったりするので、そこにはあえてトレーニングをする必要が出てきています。そんな小学生にはどのような考えを持ってトレーニングをすればいいのでしょうか?

ここからは小学生ぐらいの子供が行うトレーニングの考え方についてお伝えしていきます。

 

小学生が行うトレーニングの考え方

小学生がトレーニングを行うときにどのようなことを考え、注意すればいいのでしょうか?

小学生が行うトレーニングの目的

先ほどもお伝えしましたが、大人が筋トレをして、筋肉を大きくするような刺激を加えれば筋肉は肥大しますが、子供の場合は目に見えて筋肉が肥大することはありません。

もしそのような刺激を加えようとすれば、身体を壊す可能性があります。

小学生が行うトレーニングの目的は、正しい身体の使い方をトレーニングによってインプットさせることです。

座る、立つ、歩く、走る、立ち上がる、しゃがみ込む、肘を曲げる、伸ばす、身体を捻る、など身体のさまざまな箇所の動きを脳に正しくインプットすることで、怪我をするリスクを下げることができますし、ここで正しい動きをインプットすれば将来にも役立ちます。

スクワット

正しい身体の使い方をインプットすれば自分の持っている能力を最大限発揮できる

社会人野球選手など、スポーツ選手を指導していると動きが変わることでパフォーマンスがアップすることがあります。

もし子供のうちに正しい身体の使い方を学習していれば、その子が持っている能力を最大限発揮できるようになります。そう考えると、大人も同じことが言えると思いますが、重量を追い求めていくのではなく、先に身体の使い方を理解する方が先になります。

正しい身体の使い方、スムーズな動きを理解すればその後には重量はついてきます。

ケガの予防になる

正しい身体の使い方を理解することは、ケガの予防にもなります。

子供の関節可動域は非常に広く、柔らかすぎるということもあります。大人の膝関節は、基本的には曲げ伸ばしのみの動きですが、小学生ぐらいの子供では捻ることもできます。

股関節や肘関節なども同じですが、過度に伸ばしたり曲げたりできるため、正しい身体の使い方を理解させることでこういった過度に動かした際のケガを予防することもできます。

身体が柔らかいといって本来人間が持つ関節可動域以上で身体を動かす習慣がついてしまえば、それだけケガをする確率が高くなるのでこういったところも予防するという意味を込めてトレーニングを行います。

 

身長が伸びなくなる可能性はあるのか?

親御さんの中でも気になる方もいると思いますが、子供のときから筋トレをさせることで身長が伸びなくなる可能性はないのでしょうか?

そこについては詳しく見ていくことにします。

子供の成長は軟骨が関係する

寝る子は育つと言われる通り、子供の成長は睡眠の時間とも関係すると言われますが、これは成長ホルモンの分泌が子供の成長と大きく関わっているためです。

子供の骨は大人とは少し状況が異なり、関節を形成する骨の先端部分の軟骨が柔らかく、完全に硬い骨の状態になっていません。

大人の場合は、このように硬い骨になっており、子供はこの軟骨の部分が成長に伴い伸びていきます。

筋トレをすると身長が伸びなくなると言われるのは、高重量のバーベルなどを担ぎスクワットなどをしたり、ジャンプなどを繰り返すことで身体の大きな衝撃を与え続け、この縦方向の刺激を加わると軟骨がダメージを受けたり、傷んだりする可能性があります。

そうなれば成長が止まってしまう可能性もありますが、ただ大きなストレスを加えすぎた場合です。

逆に自重でスクワットをして身体の使い方を覚えるような刺激を加えることで、成長を促す刺激ともなりますので、一概にトレーニング=成長が止まるわけではありません。

だからこそ、冒頭でトレーニングの意味をお伝えしましたが、要はどのような刺激を身体に加えるのかということです。ここをおさえておけばトレーニングをしても成長が止まることはありません。

 

まとめ

僕自身もまだまだ現場で子供達とトレーニングを行い身体の変化を見ていく必要がありますが、一番感じることは子供達が前向きに身体を動かすようになるためには、”楽しさ” を感じてもらう必要があると思います。

また指導中もそうですが、選手がうまくできなくて怒るということもしません。というのは、指導したことができないということは、できないような指導をしているからであって、選手はある意味言う通りにしたということです。

この辺りを踏まえて指導をしていますが、怒られると面白くないですし、言われないとしなくなるかもしれません。

身体を動かす楽しさ、うまくなる楽しさを感じさせることができれば身体を動かすことが楽しいし、やっていることができるようになってさらに楽しい、という好循環になると思います。

楽しさの中でうまくなっていることが一番だと思いますし、そういう指導ができるトレーナーでありたいなって思います。

今日は、子供のトレーニングについてまとめていきました。この内容が少しでも参考になればうれしく思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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