ヘッドを走らせるためにはヘッドを走らせるイメージを持つこと

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ヘッドを走らせる

先日、全国大会にも出場した中学3年生の野球選手の親御さんからスイングについて見てほしいという相談を受け、指導してきました。

中学生ながら恵まれた体格で、これからが楽しみな選手だと感じましたが、スイングを見させていただいたときに感じたことは、ヘッドが走らず振り出しからフォローまでスピードがほとんど変わらない。

親御さんからも言われましたが、「以前は本人もいい感覚で打てていたそうですけど、最近は少しつまりぎみなんです。」と、スイングの変化を気にされていました。

これは指導の影響でこのようなスイングになっていたことがわかりましたが、イメージを変えることでヘッドが走るようになり、タイミングも合うようになりました。

今回は、このヘッドを走らせるということについてお伝えしていきたいと思います。

関連記事:【スポーツ選手】レベルアップするために知っておきたいことのまとめ!


スイングの基本はリラックスして気持ちよく

バットスイングにしても、スローイングについても、動作の基本はリラックスして気持ちよく身体を動かすことです。

リラックスすることでスピードも出ますし、ヘッドを本来は走るはずです。

具体的なバットスイングについてはこちらを参考にしていただければと思います。

関連記事:効率的に身体を使った野球選手の打ち方について

今回の選手の場合、リラックスすることが大事だということは認識していましたし、実際に最近まではそのような意識でスイングをしていたそうです。ただ、そのスイングを見てコーチから「もっとリラックスしてスイングしろ」と言われたそうです。

今回の問題点はこのアドバイスにありました。選手はおそらく以前までヘッドが走っており、今とっているタイミングで合っていたはずです。

ただ、リラックスをしろと言われたことで、よりリラックスしようと思い、力を抜いてしまったと考えられました。だからリラックスしてヘッドが走るのではなく、力が抜けてしまい、等速でスイングしてしまうような形になってしまっていました。

 

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今の状態を客観的に見せたり話をすることで理解させること

選手の現状としては、このようなスイングが等速になっていたことが問題でした。

このようなスイングになっていることを選手に理解させるために、動画を撮って見せてみると、「自分の感覚ではこんなスイングじゃなかったです。」と、自分が思っているスイングとは違っていたそうです。

そこから実際どのようにスイングしてほしいかを、僕自身が見せてそこでイメージを理解してもらいました。

頭の中でどのようなスイングをするのかをイメージしてもらった後は、それを実践してきましたが、この段階でヘッドが走るようにスイングできており、選手の感覚もスムーズに触れていると、スイングスピードが速くなったように感じると言っていました。

 

ゴルフスイングから野球のスイングへつなげる

イメージを変えただけでもスイングは改善できたのですが、次に行っていったのはゴルフスイングのような形でスイングをさせ、そこでもっと楽にバットを振ることをインプットしていきました。

まず説明したのは、今回の問題点でもあったことですが、リラックスするということと力を抜くということの違いを説明し、ゴルフスイングの意図を説明していきました。

実際にゴルフスイングのようにバットを振っていくわけですが、手や腕はリラックスさせ、構えた位置からバットのグリップを落とすようなイメージで振り出し、体重移動をしながらフォロースルーまで持っていく。

 スイング

スイング

ゴルフスイング

このようなゴルフスイングをすると、重力の影響でリラックスしていても加速するようにスイングができ、全体の動きもスムーズになります。

ゴルフスイングからバットスイングに移行させ、身体の前の空間を短く、バッ!バッ!っと切るようなイメージでスイングさせていくと、先ほどよりもヘッドが走り、スイングスピードはさらに速くなっていました。

ただ、選手の感覚はスイングスピードは速くなったけど、さっきよりも疲れないし、楽に感じるということでした。

スイングをしていて疲れるというのは、どこかに緊張があるからで、動作がスムーズな選手ほどバットを振っていてもあまり疲れません。

関連記事:スイングスピード向上のためにはウエイトトレーニングではなくバットを振ること

 

バッティングでは気持ちよく、疲れないように打つ

このときの指導はバッティングセンターで行っていましたが、実際にバッティングをしてもらいました。

すると、先ほどよりもタイミングが若干速くなっており、最初はバットの先っぽでボールをとらえていましたが、徐々に修正し、いいタイミングで打てるようになっていきました。

これはバットスイングが速くなったことで、タイミングが変わってしまうためこのようなことが起こってしまったと考えられます。

バッティングのときには、バットをどのように振るとか、細かいことは一切言わず、ただタイミングを合わせて打つことを考えて打ってもらいましたが、ただひとつ伝えたことは、

疲れないように打つ

ということです。疲れないように打つと、スイングも速く、ボールもよく飛んでいました。

30球を打ってもまだ打てるという感じで、やはりこちらの意図がうまく伝わり、身体もそのように動けるようになるとバッティングが変わるため、選手自身が「もっと打ちたい!」という思いが出てきて、それが見えることは僕としても嬉しいことです。

毎回それが出せないことが、今の自分の技術力の低さでもあるんですが、この感覚を選手に感じさせることができると打つことがさらに楽しくなり、たくさんの数を打ち、練習することが楽しくなるはずです。

そうすると楽しいし、うまくなるしでいいことばかりです。あとは気を付けることはやりすぎだけです。投げることにしても、打つことにしても、疲れないように動くということは非常に大事になります。

 

まとめ

今回の指導は、スイングについてでしたが、力を抜くということとリラックスするということの差から生まれた問題のように感じました。

サッカーにしても、野球にしても、インパクトの瞬間、リリースの瞬間がその動作のトップスピードが出ていることが理想で、それができているとボールに大きな力を伝えることができます。

ただ、インパクトの瞬間などの手前、もしくは後ろでその瞬間が迎えているように動作をしてしまうと、自分が持っているものをすべて発揮できなくなってしまいます。

少しの差ですが、この少しの差がパフォーマンスに大きな影響を与えてしまいます。こういう小さなを改善し、より自分のベストに近いパフォーマンスに近づけるようにサポートしていきたいと思います。

今回の内容が少しでも参考になれば嬉しく思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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Izuru Style代表/パーソナルトレーナー伊藤 出

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