ヒールウォーキングについて|かっこよく見せるための5つのポイント

ヒールウォーキング

人通りの多い街を歩くと、どこか殺伐とした空気感の中、一瞬で目がグッと惹きつけられるような女性がたまに出会います。

細いピンヒールを履き、全体の美しさやファッションセナスは抜群なのはもちろんだけど、歩いている姿を見ているとそこから漂うオーラというか、雰囲気に魅力を感じる。

これは男女問わず異性としてだけではなく、同性としても魅力的であり、理想に掲げる女性の姿ではないでしょうか。

ファッションセンスはすぐに変えられないかもしれませんが、ヒールを履いてのウォーキングの姿は変えられます。

もし今回の内容を実践することができると、見た目も姿から感じる雰囲気は変わってものになり、それだけで人を惹きつけることができるかもしれません。

今回はかっこよく見えるためのヒールウォーキングについてお伝えしていきたいと思います。

 

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一般的なヒールウォーキングとは?

まるで静止画を見ているよう。これは日本人がヒールを履いて歩いている姿を見た時に出る感想です。

それが黒人さんがヒールを履いて歩いている姿を見ると、シンプルに「かっこいい・・・」という感想も出ますけど、言葉ではないかっこよさを“感じてしまい”見てしまいます。

日本人のヒールウォーキング

一度ヒールを履いた状態で鏡を通してご自身の歩く姿を見てみてください。

外へ出かけると、どこかにガラス張りのお店などがあるはずですから、その前で横目で見ながら歩いてみると、このようになっていないでしょうか?

膝が曲がっている

これは脚を前に出し、膝が曲がってしまっている状態です。

この歩き方をすると、着地の際に太ももの前側の筋肉にエキセントリックな刺激(※)が加わってしまい筋肉が太くなる可能性があります。

エキセントリックとは?

※エキセントリック(eccentric)とは、筋肉が伸ばされながら力を発揮することです。例えば、10kgの重りを手に持ち、肘を曲げる。これが限界の1回できる限界の重さだとして、11kgの重りを持って勢いをつけて肘を曲げる。

そこから軽く肘を伸ばすと、11kgの重さに耐えられず、腕は伸びていきます。ただ、このとき上腕二頭筋などの筋肉は収縮しようとしているけども伸ばされてしまう。

このような筋肉の収縮タイプをエキセントリック、日本語で伸張性筋活動といいます。

このエキセントリックな刺激は、負荷の大きさに関わらず速筋という筋肉に刺激が加わります。速筋は刺激を受けると“太くなる”という特性があるため、膝が曲がった状態で歩いてしまうと、太ももの前側が太くなる可能性があります。

筋肉については、こちらで詳しく解説していますので、参考にしていただければと思います。

筋肥大をシンプルに考えるといかに速筋(白筋)に刺激を加えるかということになる

この膝が曲がって着地をしている状態を繰り返すことで、見た目としてのかっこよさは感じられず、どこか硬く、不細工な印象を受けてしまいます。

これは動きのスムーズさが感じられないことも関係しており、スポーツ選手は特にそうですが、動きのスムーズがあれば美しく見えます。動きの硬さがかっこよく見えないひとつの原因として考えることができます。

ウォーキング教室で踵からの着地を教えられる

ウォーキング教室などでは、踵から着地をするということがよく言われていますが、ヒールを履いた状態で踵から着地をしようとするとどのようになるでしょうか。

これは実践していただくとわかりますが、意識が足元にいくため重心が下がります。そして重心が下がってしまうと、身体を動かすことがしんどくなりますし、太ももを前に出すことになりますので、太ももの前側などが緊張し、張ってきてしまいます。

結果脚は太くなり、あまり女性にとっては好ましくない状態に近づいてしまう可能性があります。

ウォーキング教室で言われる、

  • 踵から着地をして
  • 足の外側に体重を乗せていって
  • 母趾球辺りで地面を押して歩く

踵から着地

足の外側から着地

地面をける

という動作をしてしまうと、やはり動きに意識が向いてしまうので、全体の動きはスムーズさが消え、どうしても硬くなってしまいます。

では、どのように歩くことがいいのでしょうか?ヒールを履いた時にどのようにウォーキングをすればかっこよく見せることができるのでしょうか?

 

ヒールウォーキング|かっこよく見せるための5つのポイント

かっこよく見えるための5つのポイント。そもそも何をもってかっこいいのかということもありますが、今回はそこはあえて抽象的なままにさせてもらいたいと思います。

改善のポイントとしては、膝が曲がったまま歩かないように、そして全体の動きがスムーズになるようにヒールウォーキングについてお伝えしていきたいと思います。

その5つのポイントというのは、

  1. 重心の位置
  2. 重心の運び方
  3. 腕の振り方
  4. 脚の動き
  5. お尻の使い方

この5つのなります。

ポイントその1 重心の位置を引き上げる

重心について理解しやすいように、まず人間の身体を1本の棒だとイメージしてみてください。

一般的に重心は丹田と言われ、へそあたりに設定することが多いようです。実際にへそあたりに重心を置いて歩いてみてください。

すると、脚を前に出し膝は曲がります。これが一般的に街でよく見かける女性の姿です。

膝が曲がっている

天井の低いところで身体を丸めずに歩こうとすると、膝を曲げて歩くしかない。

膝を曲げて歩く

これがつまり重心が下がっている状態と同じですが、こういう状態で歩いてしまっている場合、天井の高さを上げると膝は伸びてきます。

膝が伸びる

ここで何がお伝えしたいのかというと、日頃ご自身が設定している重心の位置が低いから膝が曲がります。ということは、重心の位置を引き上げることで膝は曲がらないようになり、脚が伸びたような状態で歩くことができます。

歩く

膝が伸びることで画像からもわかると思いますが、見た目の不細工さ、かっこよさの違いが感じられると思います。

まず1つ目のポイントは重心の位置を引き上げるということです。

ポイントその2 重心を運ぶ意識を持つ

重心を引き上げたら次はその重心を前に運ぶ意識をもってウォーキングを行っていきます。

歩く、ウォーキング=脚を前にという認識がある方も多いのではないでしょうか。もしそうだとしたら今日から変えるようにしてみてください。

脚を前に出して歩くのと、重心を前に運ぶのとでは脚の疲れ、全体の軽さが全く違います。

後者の方が楽でスムーズに歩くことに気づくはずです。具体的にどのようにすればいいのか。

まず、重心の位置は引き上げる理解はしていただけたと思いますが、どこに設定すればいいのか。これは具体的にここに設定してください、というよりも、ご自身が歩く中で一番身体を楽に運べる、動かせる位置でいいと思います。

ひとつの目安としては、胸あたりに重心を設定します。胸を前に運ぶような意識で重心を運ぶと自然に脚も前に出てくるはずです。

重心を高く

歩く

ここでひとつ注意することは、重心を前に運ぶからといって、このように歩いてしまう方がいます。

胸を前に突き出す

これは、胸を突き出して歩いてしまっているため、身体は緊張してしまいますし、重心の位置が前になりすぎてしまい、着地の際に地面をつつくように着地する可能性があります。

そうなると太ももの前側に刺激を受けて太くなるので、重心を前に運ぶ“ような”イメージで歩くだけで十分です。この辺りはご自身の歩き方を見て細かいアドバイスをする必要がありますが、実際に胸が前に突き出ることはありません。

このポイントは注意していただき、2つ目のポイントは重心を運ぶ意識を持つということです。

ポイント3 腕の振り方について

昨日肩こりを予防?!腕を振り子のように動かすことで肩周りは緩むでもお伝えしましたが、人間の肩の構造上、腕は斜め方向に動くことが自然です。

まっすぐに腕を振ることは不自然なこと。それをまず理解していただきたいと思います。

腕の振り方については、歩くペースにもよりますが、へその前あたりで手のひらが合うような動きになり、後方に振られるときは、身体の外側に開くような動きをします。

腕振り

このように腕は動きますが、実際ヒールを履いてウォーキングする際は腕をどのように振ればいいのかなど、細かいところには意識を向けません。

重心を引き上げ、その重心を前に運び、腕は軽くスイングする。これぐらいの意識です。

ただ、ご自身の頭の中で腕はどのように動くのかということを理解していかないと、まっすぐにスイングしてしまうと肩周りが緊張してしまい、動きが硬くなってしまいます。

3つ目のポイントは、腕を軽く振って歩くということです。

ポイント4 脚を後ろに気持ち置いていくようなイメージ

脚の動きは特にどのように動かすのかという細かいことは意識をしません。なぜなら意識をしなくても人の身体は自然に動きます。

自然にできる動きを意識を向けて動かそうとするから緊張し、動きが硬くなってしまっています。無意識になれば無駄な緊張もなく、スムーズに動けます。

現場で指導をしていても感じることですが、重心を前に移動させたとき身体の下に着地をしますが、このとき後方の脚が早く地面から離れてしまいがち。

膝が伸びる

後方の脚はもう少し置いていた方が歩く際にヒップに刺激が加わりやすいですし、それでヒップアップもされます。

歩く

これについては、ヒールを履いたときの歩き方|太ももは細くしてヒップアップさせるを参考にしていただければと思います。

ここで押さえておきたいことは、もう少し後方に脚を残した方がいいのですが、後方に脚を残す意識が強すぎると歩いているときに一瞬動きが止まる瞬間が生まれます。

緊張によってそのような動きになってしまうのですが、これは逆に意識をしすぎです。

動きが止まる瞬間が出ると、やはり不細工。だから表現とすれば脚を後方に“気持ち置いていく”ようなイメージで歩くことです。

「少し、少し、少し・・・」歩いている際に、グッと筋肉が緊張する瞬間もなく、リラックスすることが前提なので、気持ちよさが感じられない場合、後方に脚を残しすぎの可能性があります。

4つ目のポイントは、脚は後方に気持ち置いていくようなイメージで歩くということです。

ポイント5 お尻を左右に軽く動かす

これは言葉で説明するよりもモデルさんのウォーキングを見ていただく方が早いと思いますので、こちらをご覧ください。

さすがプロですよね。みなさんすごいかっこいですし、グッと見入ってしまう。これが魅力。

ウォーキングの考え方はさまざまですが、歩いている際にお尻を軽く左右に動かして歩いていたのがわかったと思います。これを参考に歩く際は、少し左右にお尻を動かすこと。

よりファッショナブルに歩くことで、そこにかっこよさが出てくるはずです。これが5つ目のお尻を左右に軽く動かすということです。

ここまでお伝えしてきた5つのポイントが実践できると、今までよりも明らかに見た目が変わり、街を歩くだけで、オフィス街を歩くだけで、「おっ!」と一瞬で目を惹く魅力的な姿に変わると思います。

もちろん内面から出るオーラといういうか、雰囲気もあると思いますが、まず見た目の変化で雰囲気も大いに変わってくると思います。

 

どうしても膝が曲がってしまうという方へ

上記でかっこよく歩くための5つのポイントをお伝えしていきましたが、実践してもどうしても膝が曲がってしまうという方もいるかもしれません。

ここで考えることは、「なぜ膝が曲がってしまうのか?」ということです。

上記でお伝えしたことは、重心の位置が下がっているから膝が曲がるということをベースにお伝えしてきましたが、これだけが理由ではありません。

ピンが細すぎて怖い

氷の上をピンヒールで歩くとなればみなさんはどのように歩くでしょうか?おそらく恐々転ばないようにそうっと歩くと思うんですね。

このとき重心を引き上げ、重心を運ぶように・・・と歩けばおそらくすってんコロリンです。

そうっと歩くってことは、おそらくそのときに膝って曲がると思います。地面を探るっていうんですかね。

これって氷じゃなくても、細いピンヒールで歩くときっておそらく転んだり、足を捻ってしまわないように慎重に歩くと思います。普段ピンヒールを履かない方が履いてものすごく疲れたことってあると思うんですね。

あれって気疲れをするところもあります。ピンが細すぎて膝が曲がってしまうのであれば解決策はピンが太いものに変えるか、もしくはヒールを履かないことです。

もうひとつその細いピンでも安心して歩けるようにトレーニングするかです。

こういうピンの太さが原因で膝が曲がることは考えられることです。

ヒールが高い

これも先ほどと似ていますが、現場でクライアントさんのヒールで歩く姿を見ていると、6cmではスムーズに歩くのに7cmになると膝が曲がり、歩き方がぎこちなくなるということがあります。

たった1cmのように思いますが、

  • 5cmでは?
  • 6cmでは?
  • 7cmでは?
  • 8cmでは?

と高さを変えることで歩き方が変わることがありますし、どこかに境目があることも現場ではわかってきています。

だからこそ、ヒールが高い場合この高さを低くすることで膝が伸びて歩くようになる方もいます。これは高いことで恐怖心が出ていることが関係しています。

こういったヒールの高さも膝が曲がる原因のひとつになると考えられます。

まだまだ膝が曲がる原因はあると思いますが、重心を引き上げても膝が曲がってしまう場合、そのほかに膝が曲がる原因があるため、それをみつけ解決することで上記でお伝えしたかっこいい歩き方に近づけると思います。

 

まとめ

ヒールウォーキングは、一見難しそうだし、膝が曲がることは自然なことだと思っている方もいたかもしれません。

ですが、実際にはモデルさんのように膝が伸びているように見え、かっこよく歩くこともできます。それがモデルでない、一般の方でも可能です。

大切なことは今どのような歩き方をしていて、かっこよく歩けていない原因はどこにあるのかということです。

それによって改善策は変わってきますが、ポイントは上記で5つに分けてお伝えしていきましたが、

  • 重心の位置
  • 重心の運び方
  • 腕の振り方
  • 脚の動き
  • お尻の使い方

になると思います。

ひとつずつを確認し、実践できることで今までとは違う歩き方になり、雰囲気を感じさせることができるのではないでしょうか。

今日の内容が少しでも参考になれば嬉しく思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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