11年前に経験した恋愛話|沖縄と神戸の遠距離恋愛、同棲、そして別れ。

11年前に経験した恋愛話|沖縄と神戸の遠距離恋愛、同棲、そして別れ。

「俺、地元に帰るね。じゃあバイバイ。今までありがとう。」

彼女とは高校で出会い、はじめてみたときは可愛いと思っていたけど、まさか自分と付き合うなんて考えてもいなかったし、自分と高校3年間の中で接点があるとも思ってなかった。

だけど、彼女と僕は、高校を卒業する3ヶ月前から付き合いだし、そこから約3年間付き合った。高校を卒業してからすぐ、彼女は沖縄に旅立ち遠距離恋愛になった。

僕が彼女に会いに行った沖縄で、僕も仕事をすることになり、そこから同棲が始まった。結婚も考えていたけど、すれ違いが多くなり別れることになった。この3年間は僕が変わるきっかけになった時間だったと思う。

ただただ、彼女には“ありがとう”という言葉と“ごめんね”という言葉を伝えたいと思う。

これからお伝えする中で、3年間付き合った『彼女のこと=みか(仮名)』と名付けることにする。

ぜひ読者の方も、Matchbookなどで出会いをみつけ、高校時代のような青春を味わってほしいなと思います。

\青春のような出会いを、ここから/

ざっと内容を知りたい方はこちら


僕と彼女が初めて話したのは高3の体育祭

僕と彼女が初めて話したのは高3の体育祭

高校では僕は野球を、後に付き合うことになるみかはダンス部に入部し、共に上下関係の厳しい部活で汗を流し、日々必死に時間を過ごしていた。

みかと僕は1度も同じクラスにはなったことがなかったが、はじめて彼女のことを見たのは、高校1年生の春、入学してすぐの頃だった。

同じ野球部の友達がC1というクラスで、僕はC3だった。みかもC1だったので、お昼ご飯のとき野球部の友達と一緒にご飯を食べるためによくC1のクラスに行っていた。

はじめてみかを見たときの印象

友人
みかちゃんってえくぼと八重歯、めっちゃかわいいよな?

野球部の1人が言って、名前と顔が一致していなかった僕は、

いずる
なぁ?どの子がみかちゃんなん?

と探した。

友人
ほらあそこにいる子!

と友達が小さく指さし、そのときはじめてみかのことを見た。すごく可愛くて、でもどこか人を寄せ付けないようなちょっと硬い雰囲気があった。

だから僕は内心、

いずる
(かわいいな~。でも俺が付き合うのはまずないかな。)

と瞬間的に思った。そのとき僕には付き合ったばかりの彼女もいて、特にみかのことは気にしていなかった。それからほぼ接点のないまま、高校3年生の春まで時間は過ぎた。僕らの高校は春に体育祭があり、そのときはじめてみかと話ができた。

学年対抗リレーでバトンをもらう

僕は学年で1番脚が速かったので、体育祭では走りに走った。その中の1つの種目に『学年対抗リレー』があって、そのメンバーにみかも選ばれていて、僕の前の走者だった。

ある体育の時間に、学年対抗リレーの練習があり、そこではじめてみかと話をした。

みか
え~私めっちゃ脚遅いから先に謝っとくね。ごめんね。。。

いきなり話かけてきたみかは自信なさげだった。

いずる
全然いいよ。抜かれたら抜くから任せて!

と言った。

体育祭当日、一生懸命走ってきたみかからバトンをもらい、200mを走った。断トツの1位で次の走者に渡した。

走り終わり、息が切れた僕にみかは、

みか
めっちゃ速いね!断トツやん!

とみかや同級生が出迎えてくれ、僕はみかとだけハイタッチをした。後に、このみかから僕がバトンをもらった瞬間の写真が、卒業アルバムに載ることになる。

徐々にみかに惹かれていく

この体育祭が行われた時期には、僕は彼女がいなくて、みかには彼氏がいた。だけど、その彼氏がとてもややこしい人で、みかが別れたがっているということを女友達から聞いた。

体育祭辺りから少しみかのことが気になり出していて、ダンス部の女友達に、

いずる
なぁなぁ、みかちゃんっておるやろ?今彼氏ともめてるって聞いたんやけどほんま?

って聞くと、

女友達
そうやねん。やばいみたい。

と聞いた。

そのときはそれで終わって、数日後みかと彼氏が別れたことを聞いた。内心嬉しかったし、どうにかして連絡先を聞いてやろうって企みだした。だけど方法がない・・・。

いずる
ん~・・・よし。

僕はみかに手紙を書くことにした。ただ連絡先をゲットしたかっただけなのに、『彼氏ともめて大変だったって聞いたから心配で手紙書いた』という内容で手紙を書いたけど、ダンス部の女友達には僕の気持ちはバレバレだった。

ダンス部の女友達
多分みかのこと好きやで!

と、僕のことがダンス部で噂される羽目に。だけど、無事みかの連絡先をゲットし、そこからメールをするようになった。

 

少しずつみかとの距離が近づいていく

少しずつみかとの距離が近づいていく

僕とみかは毎日1通か2通程度のメールを毎日続けていた。そのとき僕は内心、

いずる
このペースでのメールやから、みかは俺に興味全くないんちゃうかな?)

と思っていた。

でもその少ないメールでも、直接つながっていることがうれしくて、その1・2通のメールを楽しみに毎日待っていた。どこかでメールを終わらせたくなくて、寝る時間が近づくとわざとメールを返さず、次の夜に返していた。

このとき実は、僕の知らないところで別の同級生の男の子とメールをしていた。僕はこのときそのことを全く知らなかった。

野球部の引退試合が迫ってくる

僕は、2年生の秋から野球部の主将になっていた。伝統ある野球部で、公立ながら上下関係が厳しいことでも有名だった。

そんな野球部の主将になり、いろんな苦しいことを乗り越えつつ過ごしてきた野球部の最後の大会が迫ってきている頃、みかとの連絡の頻度が増えていった。

みか
もうすぐ大会だね!緊張とかする?

いずる
やっぱ緊張するね。でも大丈夫やな!

みか
頑張ってね!応援行けたら行っていい?

いずる
ほんまに?来てきて!

ダンス部でも日程が合えば応援に来る予定だったし、もし合わなかったら個人的に、友達と一緒に応援にきてくれるとメールで言ってくれ、もうガッツポーズをしまくった。

このとき僕は、完全にみかのことが好きになっていた。

ただ、大会2週間前ぐらいまでは頻繁に連絡を取っていたのに、1週間前になるとメールを送っても連絡が急に途絶えてしまった。

予定していた試合日が雨天中止に

結局みかは当初予定していた試合日の前日になっても、連絡をくれなかった。僕は、もう応援にもこないだろうと思っていたし、雨天順延になったことで試合日が平日になった。

この日は、学校で授業があり、ダンス部も来ない日程になっていた。

僕はみかとのことは一旦置いといて、試合に集中することにした。そしたら、試合の前日みかからメールが来た。

みか
明日試合だったよね!行くのは無理になったけど、応援しているね!頑張ってね。じゃあね。

このメールに野球ゲームのキャラクターが添えられ、『応援してるでやんす!』と書かれていた。僕はメールがきたことよりも、すぐにメールが終わったことの方が寂しかった。だけど、切り替えて野球に集中した。

試合は2-3で負けてしまい引退

試合はというと、2-3で初戦敗退。あっけなく終わってしまった。

極度に落ち込んでしまった僕は、試合に負けた悔しさで、球場から自宅に帰るとき、友人の車で自宅まで送ってもらったのに、一言もしゃべることができなかった。

家に帰っても悔しくて悔しくて、ずっと泣いた。このときからしばらく気にはなっていたが、メールの内容から脈はないと思ったからみかのことも忘れ、その後すぐに夏休みに入る。夏休みも、1度もみかと連絡をとることなく過ごした。

もう僕の中では、みかと連絡を取ることはないと思っていたし、この頃、みかは別の同級生と良い感じになっていたそうだ。

 

夏休み明けに聞いた事実

夏休み明けに聞いた事実

夏休みも空け、野球のない学校生活が初めてだったから戸惑いつつも、いつも通り学校で勉強をしていた。そしたら、女友達からこんなことを言ってきた。

女友達
夏休み前に、みかとずっとメールしてたんやろ?ダンス部みんな聞いてたで!でもさ・・・なんでなんやろな?ほんま意味わからんわ。ありえへんと思う。

いずる
えっ?どういうこと?

女友達
知らんの?みかL1のクラスの子と付き合ってんで?

僕は身体に電流が走ったように一瞬、ドキッとした。ショックだった。しかも僕とは全然タイプの違う子で、誰が見ても、みかと合わない男の子と付き合っていた。

ダンス部のみんなは僕とみかが付き合うと思っていた

女友達
みんなあいつと付き合うなんて思ってなかったわ。

いずる
俺、ほんまはずっと好きやってんけど、ショックやな。

女友達
私らもいずるくんと付き合うと思ってたからびっくりやった。なんであいつなん?って。

いずる
まぁ仕方ないな。そっか・・・。

これで僕はみかのことを一切忘れようと思った。

ずっと経ちきれないような気持ちが残ると思ったが意外にあっさりと、みかへの気持ちは冷めていった。そこから2ヶ月が経ち、僕はすっかりみかのことを忘れていた。

文化祭の準備中に

すっかり秋になり、文化祭の季節になった。文化祭の用意をしている友達に、

いずる
やっほ~!!準備進んでる?なんか手伝おうか?

友達
お~!ありがとう!頼むわ!

と友達の輪の中に入ると、そこにはみかがいた。お互いの存在はわかっていたけど、お互いが知らないふりで少し時間が流れた。その日の準備が終わり、帰宅した僕は家でテレビを見ていた。

すると、携帯が鳴り見てみるとみかからのメールだった。

みかとの久々のメール

みか
久しぶり!あのさ、急にごめんやけど、私たちのクラスの食券買ってくれへん?』

いずる
なんじゃ急に?営業かい!(笑)いいで、しゃーなしな!』

とメールをくれたことは正直うれしかったけど、どこか複雑だった。何気なくこんなことを聞いた。

いずる
最近彼氏と、どう?

みか
もう別れたよ。

いずる
えっ?ごめん。この話やめとく。ごめん。

みか
ううん。全然いいよ。そのかわり、明日食券ちゃんと買ってね!放課後、みんな帰った後に教室で待ってるから来て!

いずる
うん。わかった。ごめんね。じゃあまた明日。

僕はどう接していいかわからず、その日のメールはここで終わった。ただ、正直嬉しかった。もう、忘れていたと思っていた気持ちが、実はまだ好きだとはじめて気づいた。

 

みかと教室ではじめてゆっくり話をした日

みかと教室ではじめてゆっくり話をした日

翌日の放課後、僕は友達とジュースを飲みながらみんなが帰るのをグランドで待っていた。そろそろ良い時間になったので、友達と別れ、みかの教室に行った。

これが初めてみかときちんとした形で話したときだった。

いずる
やっほー!買いに来たで!

みか
あ~!ありがとう!ねぇねぇ、ジュースおごって?(笑)

いずる
はぁ?会っていきなりなんやねんそれ!無理やし!

みか
うわ~ケチやな。

いずる
いやいや、いきなりそれはないでしょ?逆におごってや?

みか
女の子におごらせるってどうなん?ねぇ?

そんな高校生らしいたわいもない会話をして、2人でジュースを買いに、学校内にある自動販売機のある場所に歩いていった。

はじめて聞いた夏の大会前のこと

結局ジュースは僕が買うことになって、みかと僕はジュースを持って教室に帰り、教壇の横にある小さな机に僕が座り、教室の入り口に一番近い席にみかが座った。

いずる
なんか久しぶりやな。夏以来やん。

みか
そうや!野球お疲れ様。応援行けなくてごめんね。

いずる
全然!こっちこそ画像とかありがとうね。

みか
そういえば送ってたね。あの画像いずるくんに似てたから送ってんで!(笑)あのとき、メールしてよかったん?

いずる
全然大丈夫やったで!なんやったらもっとしたかったもん!(笑)

みか
まじで?本間に迷惑やと思って、メールやめててんで?

いずる
もっとメールしてくれたらよかったのに!めっちゃひまやったで!(笑)

夏の大会前にみかからメールがこなくなったのは、本当に気を使っていただけで、他に意図はなかったそうだ。

実際、別れてしまった彼氏とは、当時良い感じにはなっていたが、そのとき僕とその彼とで迷っていたということを後に聞くことになる。

教室でゆっくり話をする

いずる
あのさ・・・いややったら言わんでいいんやけど、何で彼氏と別れたん?

みか
ん~最初から合わなかったんかも。

いずる
そういう感じやったんや。もう未練とかない?

みか
全くない。もういいわ。

そこからまたたわいもない話をして、結局2時間も教室で話をしていた。夕方になり、そろそろ日も暮れてきたから帰ることにした。

帰る方向が同じだったから一緒に電車に乗り、途中の駅まで話ながら帰った。正直このときすごく幸せだった。この会話の流れそのまま、この日から僕らは毎日何十通とメールをしはじめ、以前とは違って、一気に距離が縮まって仲良くなった。

 

はじめて遊びに行った日のこと

はじめて遊びに行った日のこと

文化祭の準備を境に一気に距離を縮めた僕らは、初めて休みの日に遊ぶ約束をした。

いずる
なぁ、今度一緒にどっか行こう?』

みか
いいよ!行こう!』

そうやってメールで約束をし、はじめてデートすることになった。

デート当日

デート当日、僕らは待ち合わせをしてどこに行くか決めず、ただ公園をぶらぶらしたり、ショッピングセンターをうろうろしていた。

特に会話も弾まず、お互いだいぶ緊張していた。僕はこの雰囲気を変えたかったから、僕の家の最寄り駅に自転車を置いてあったから、それをとりにいった。

歩くのに疲れたので、自転車に乗ってぶらぶらしていると楽だったし、自転車の後ろで立っていたみかは、僕の肩に手を乗せていた。みかと触れ合えている時間がすごく幸せだった。

自転車で僕の地元をぶらぶらし、行くところが思いつかなかったので、地元で一番夜景の綺麗な場所に、みかを誘った。

いずる
夜景でも見に行こう!

みか
いいね!行こう!

不思議なことに自転車を2人乗りしてからは自然と会話も弾み、どこか普通のカップルのようになっていた。このときすでに僕は、いつ告白をしようか考え出していた。

夜景の綺麗な公園に着く

急な上り坂を上がり、夜景の綺麗な公園についた僕らは、自転車を置き、1つだけあるベンチに座った。そこからは地元の街を一望できる絶景スポットだ。

みか
うわ~なにこれ?めっちゃキレイ!

いずる
でしょ~?いいよね、ここ。

そこから30分ぐらい沈黙が続いたが、このときの沈黙の時間は気まずさはない。居心地がすごくよく、信頼し合い、長年共に過ごしてきたパートナーと、互いの時間を共有しているかのような時間だった。

公園に着き、ベンチに座ったときには30cmぐらいの距離が空いていたはずの互いの距離は、脚を組んでみたり、いろんなところを見る振りをして徐々に近づき、肩が触れ合うぐらいまで近づいていた。

違和感もなく、ただただ僕は幸せだった。勢いで手を握ってしまおうかとか、キスしてしまおうかとやましいことを考えていると、ドキドキしてきた。

そうやってドキドキしてると、みかが、

みか
そろそろ帰ろっか。

と、言った。僕はショックというか、帰りたくなかったが、

いずる
あ、ああん、うん!

と焦りながら返事をした。公園を出て帰ることにした。なんとあっけないデートの終わりかと思った。

自転車でいたずらをする

自転車に乗り、急な坂道を上ってきたので、もう帰るしちょっといたずらをしてやろうと目論んだ。

自転車の後ろに座るように伝え、みかを乗せた僕は、勢いで彼女の手を持ち、僕の身体に密着させるように服を握らせ、一気に坂道を下っていった。

いずる
行くで~~!!!!!

みか
怖い怖い!!!!マジとめて!!!

いずる
ふぅ~!!楽しいね!

みか
・・・。

冗談のつもりでやったが彼女は本気で怖がった。本気で怖がったから自転車の後ろから僕の身体にしがみつき、顔も僕の背中にくっつけていた。

その温かさは今でも覚えている。ただただ嬉しかった。坂道を下った後は、みかが顔を上げて、こういった。

みか
ちょっと・・・。死ぬかと思った。叫びすぎてお腹空いた。晩御飯ごちそうして!!!!

いずる
ごめんごめん!帰りの時間大丈夫なん?

みか
・・・大丈夫。だからおごって。
いずる
怒るなよ~!(笑)いいよ、行こう!!

帰ると思っていたけど、ここから近くのお好み屋さんに行くことになった。ちょっとでも長くいれることが嬉しかった。

お好み屋さんで

お好み屋さんに着くと、自分で焼くタイプのお店だったから店員さんに説明を聞いて、みかと一緒に焼いて食べた。

みか
まじで怖かった。本間にああいうの嫌い。もうやめてよ?

いずる
しがみつきすぎやろ?でもめっちゃ笑ったし、楽しかった!

みか
楽しないし。。。

こうやってふてくされるみかが可愛くて、僕はしてやったりと思った。お好み焼きを食べていると、手にべったりソースがついてしまった。

いずる
うわっ。ごめん、ちょっと手を洗いに行ってくるね。

僕はトイレに行き、手を洗ってすぐに出てきた。すると、店員さんとみかが何か楽しそうに話をしていた。だけど、その内容が分からず、僕が席に着くと店員さんは僕に微笑んで厨房に帰っていった。

そして、ご飯を食べ終えた僕らは、もう時間も遅いので帰ることにした。

みか
今日はありがとう!自分で帰れるし、都合のいいところまででいいからね!

いずる
楽しかったな!家の近所まで送るよ!

そうやってまた自転車に2人乗りして、みかを家まで送っていった。

帰り道の途中

家が近づいてきて、自転車で後5分ぐらいのところまで来た。

みか
悪いし、もうここでいいよ!ありがとう!

いずる
じゃあここから歩いていこう!心配やから最後まで送るよ。

みか
ありがとう。

僕はただただ長く一緒にいたくて、帰りたくなかった。だからここから歩いてみかの家まで送ると伝え、ちょっとでも長くいようとした。

もうこのとき自分の中で、みかとずっと一緒にいたいと強く思い、自分の気持ちを伝える準備はできていた。

いずる
みか?
みか
何?

いずる
あのさぁ、俺、ずっとみかのことが好きやってん。

みか
・・・。

いずる
もう言うけど、付き合ってほしいねん。今日ホントに楽しかったし、これからも一緒にいたいねん。急にごめんね。

みか
・・・。
いずる
なんか急に・・・ごめん。
みか
ううん。ありがとう。私も好き・・・だから、よろしくお願いします。

いずる
マジで言うとん?やったー!!!!!!!!

みか
うるさいうるさい!!何時やと思っとん?(笑)

僕とみかは、この日を境に付き合うことになった。本当に本当に嬉しかった。さらにみかはお好み屋さんでのことを話してくれた。

お好み屋さんで店員さんと話したこと

僕がトイレに行ったときに、みかは店員さんにこんなことを言われていたそうです。

店員さん
優しそうな彼氏さんですね!もう付き合って長いんですか?

みか
あっ!あれ彼氏じゃないです。まだ付き合ってないんです。(笑)

店員さん
あっ、そうだったんですね・・・(笑)お幸せに。

そういって厨房に帰っていったそうで、僕はその会話が聞こえないまま席に戻っていた。みかは、この何気ない会話の中で、『この人とずっと一緒にいたいな。』と思ってくれたらしい。

この日を境に付き合うことになった僕らは、毎日を幸せに過ごし、残りの高校生活を楽しみ、そのまま高校を卒業した。

 

高校卒業して彼女は沖縄へ。遠距離恋愛を開始

高校卒業して彼女は沖縄へ。遠距離恋愛を開始

高校を卒業卒業した僕らは、急に離れ離れになる。

僕は板前を目指し、割烹料理屋に就職し、彼女はダンスのインストラクターを目指して、地元のフィットネスクラブなどで働いていたが、急に沖縄に行くことになった。

彼女は沖縄出身で、お父さんが沖縄にいること、沖縄ではダンスが盛んでそのつながりがあるということで、沖縄に戻るという選択をした。これは事前に僕には相談されず、急に言われたことだったからショックだったし、驚いたし、ケンカもした。

だけど、彼女の意思は硬く、沖縄へ旅立ってしまった。僕らは高校を卒業し、社会人になると、いきなり遠距離恋愛になった。

遠距離恋愛を経験する

身近にみやがいない寂しさがずっとあったし、就職をして慣れない料理の世界でどんどん追い込まれていく。

だけど、ほぼ毎日のようにするみかとの電話が何より、僕を支えてくれていた。沖縄での暮らしのこと、僕らのこれからのこと、早く結婚して2人ぐらししたいねということ。

いろんなことを話して、僕らの遠距離恋愛はうまく行っていた。だけど、僕の身体は限界に近づいていた。

就職して3ヶ月後僕が入院する

板前になって3ヶ月後、僕はあまりの長時間労働にダウンをしてしまう。あまりに長時間働き、ストレスも非常に多かったから胃腸炎になってしまった。

高校を卒業してから突っ走ってきたから、入院して5日間ベットで過ごしてしまうと、一度休めた手をもう一度料理のために全力で走ろうとは思えなくなってしまった。僕は、結局このまま板前を辞めてしまう。

板前を辞めた僕は、そこから放浪し、いろんなバイトをやっては辞め、約半年間ぐらいニートをしていた。そんなとき、僕はあまりにも彼女に会いたかったので、沖縄に旅行に行くことにした。

ちょうどその頃、沖縄でプロ野球のキャンプがやっており、沖縄に行ったらプロ野球のキャンプを一度見に行こうと思った。

みかと久しぶりの再会

いずる
みか~!!
みか
久しぶり!会いたかった!!

沖縄の空港に到着した僕は、みかとの久々の再会を喜んだ。レンタカーを用意していたので、空港からバスでレンタカーの借りられるところまで行き、レンタカーでそのままプロ野球のキャンプ地に向かった。

いずる
沖縄温かいね~!みか元気してた?
みか
元気してたよ!いずるも元気だった?

助手席に乗ったみかは、車を運転する僕の顔をずっと見て、ニコニコしていた。

キャンプ地について僕らは、車からおり、外野席に座った。

いずる
やっぱりプロ野球選手は身体でかいね。
みか
すごいね。

そうやってプロ野球選手の練習している姿を見ていると、ふとトレーナーの姿が目に入ってきた。僕には、そのトレーナーの姿が選手よりも光って見えた。

僕は内心・・・

いずる
(トレーナーになってもう一度野球と関わる仕事がしたい。)

そう本気で思うようになり、気持ちが高ぶっていた。その日は、みかが夕方から仕事があったので、プロ野球のキャンプ地を後にし、ご飯を食べてみかは仕事へ向かった。

みかが紹介してくれたジムへ

1人になった僕は、時間があったし、プロ野球のキャンプ地でトレーナーになりたいと気持ちが高ぶっており、そのままみかが紹介してくれたジムに行くことにした。

そのときは知識が全くなかったので、沖縄のジムで働けばプロ野球のトレーナーになれるのでは?と本気で考えていた。だから沖縄のジムに行った。

ジムに入り、トレーニングをしていると一人の男性スタッフが声をかけてきた。それがそのジムの所長だった。

所長
はじめまして。ここの所長をやってみます。どこから来たんですか?

ちょっと関西弁っぽいしゃべり方をする方でした。

いずる
関西からきました。

所長は以前、関西で働いたことがあり、関西の人が好きだという。10分ぐらいで所長と意気投合し、僕は勢いでこんなことを聞いてしまった。

所長にお願いしてジムで働かせてもらうことに

いずる
ジムで働けませんか?

そうすると、近々社員面接があるからそれを受けてみればいいんじゃないか?と言われ、僕はもう自分の気持ちを抑えることができなくなっていた。

ジムをあとにした僕は、仕事を終えた彼女にこのことをすぐに伝え、予定した便を前倒しにし、次の日に一度地元に帰省した。そして、荷物をまとめて帰省した次の日に再度沖縄に飛び立った。

そう、僕は沖縄に移住することを決め、所長に教えてもらった社員面接を受けることにした。移住を決め、沖縄に再度降り立ったその足で不動産に向かい、家を借りた。

50万円ほどの貯金があったので、その半分ぐらいを敷金礼金にあてて、家を無事借りることができた。しかも、僕が紹介してもらったアパートの大家さんは、何度も移住者を受けいれていたこともあり、契約日よりも前から住んでもいいと言ってくれた。

しかも無償だった。後にまたお世話になってしまうが、本当に温かい大家さんに出会うことができ、無事沖縄に移住することができた。

あまりにトントン拍子で物事が進み、結局駆け込みで受けた社員面接も受かり、僕は沖縄に移住し、沖縄で働き、そして彼女と同棲することになった。

 

彼女との同棲。そして嫉妬と自分への苛立ち

彼女との同棲。そして嫉妬と自分への苛立ち

僕は理想としていた彼女との同棲を開始し、毎日が本当に幸せだった。

だけど同棲をすると、今まで見えなかった彼女の部分が見えてきてしまって、ケンカをすることが増えていった。この原因の大半が僕の彼女に対する嫉妬からだった。

ダンスの仕事や練習で帰りが深夜や明け方が続いた

僕はダンスの世界を全く知らない。ただ、当初イメージしていたのは、チャラい人も多くて、最終的にはナンパからのホテル行きがパターンだろと本気で思っていた。

もちろん今ではダンスは素晴らしいものであり、素晴らしい人間性を持った人がやっていることだと理解している。だけど、当時はそういった考える余裕もなく、みかが浮気をしているとずっと思っていた。

だから、みかの帰りが遅いことにナーバスになっていった。

いずる
なぁ本間に帰りが遅いのってダンスなん?

みか
何それ?なんか疑ってるん?こっちだって真剣にダンスやって疲れてるし、そんなしょうもないこと考えている時間なんてないわ。

いずる
しょうもないとかなんやねん?こっちの気持ちも分からぐらい没頭してるんやな。じゃあ俺はいらんやろ?

みか
何その言い方?いっつもそうやって疑ってばっかりやん。ちょっとは信用してよ。

こうやって言い合いをしたり、徐々にお互いの距離が離れていくのがわかった。もう一緒にいない方がいいのかもしれない。少しずつそうやって本気で思い出したとき、僕に追い打ちをかけるように職場への不満が募っていった。

僕らの関係は、思った以上にもろかったのだ。

働き方の価値観が共有できず悩む

沖縄には素晴らしい方もいるが、僕がいた職場は基本的に緩かった。僕は、本気でトレーナーとして成長していきたかったから、半年間は無我夢中で働いたが、半年たったぐらいのときからその職場に不満が募っていった。

もっと成長するためには、やっぱり沖縄ではダメなんじゃないか。そんな気持ちが膨らんでいくときに、みかともうまくいってなかった。

僕は、みかのことは変わらず好きだったが、みかに対する疑いの気持ちがあることで、紙の真中が小さく破れたような状態だった。そこにトレーナーとして成長したいという強すぎる想いが、小さく破れた髪を大きく裂こうとしていた。

時間が経つにつれて僕の気持ちは、固まっていった。真剣にトレーナーとして成長するために「やっぱり地元で真剣にトレーナーを目指して、レベルアップしよう。」

僕はそう心に決め、みかに相談せず、職場に辞職願を提出してしまった。そして、大家さんにも話をし、借りていたアパートも勝手に解約する手続きを進めていった。

みかは近くに実家があったし、常々お父さんが帰ってきてほしいと言っていたのを知っていたから、アパートを解約すれば自動的に実家に帰るだろうと思い、解約しようと準備を進めた。

 

地元へ帰る準備

地元へ帰る準備

突発的に行動してしまったが、僕がこうやって行動してしまったことをみかは共通の知り合いから聞いたらしい。

みか
なんでいっつもそうやって勝手なことするん?

いずる
・・・。

みか
大事なときもそうやっていっつも黙るやん?なぁ・・・もう勝手にして!

僕に背を向けるように布団に入り、頭に布団をかぶり寝てしまった。僕は何も言い返すことができず、時間だけが過ぎた。

そこから1週間会うことができなかった

なぜだろう。こうやってケンカをしてしまった後、互いの仕事が忙しく1週間会うことができなかった。

中途半端な状態で時間だけがすぎ、部屋にあった僕のものをどんどん片づけていった。そんなとき、部屋にいると、1週間ぶりに僕が家にいた時にみかが帰ってきた。

目を合わすこともせず、みかはお風呂に入ってさっさと寝てしまおうとした。だけど、僕はみやに言った。

いずる
ちゃんと話しよう。
みか
・・・。
いずる
勝手でごめん。俺、トレーナーとして成長したくて、でも今の環境じゃ多分厳しい。だから地元に帰って本気で頑張ってみたい。
みか
・・・。

みかはずっとうつむいて黙っていた。

僕の本音

なぜ言えなかったんだろう。なぜ素直に伝えなかったんだろう。

実はこのとき僕の中で、時間が経つにつれてみかとずっと一緒にいたいという気持ちが大きくなっていって、改めてみかの大切さに気づいていた。

だからみかにもっと必要とされたかったし、それを言葉にして、態度にして見せてほしかった。だから自分の本音を言わず、みかが何か言ってくれるのをずっと待った。

だけどみかは僕の意思が固まっていると思ったのか。何も言ってくれなかった。

僕は必要のないプライドをこのとき持ってしまった。これがいけなかった。

いずる
(みかが何も言わないならもう地元へ帰ろう。)

このとき、正直に自分の気持ちを伝えていると僕とみかは違った人生を歩んでいたかもしれない。だけど、僕がそのとき気持ちを素直に言わなかったから、僕らは本当に一生離ればなれになってしまった。

全ての手続きを進めた

僕は引くに引けなくなり、大家さんにこの一連の話を正直に話し、短い間だったがお世話になった感謝の気持ちを伝え、解約の手続きを済ませた。

そして、解約の手続きを済ませたことを身かに知らせるために、1通のメールを送った。

いずる
『今日アパートの解約の手続きを済ませたから荷造りお願いします。』

当然返信はなかった。勝手すぎる当時の僕は、今の僕がその場にいたら思いっきりぶん殴っていると思う。だけど、当時の僕は、何の余裕もなかった。もう後には引けなかったからだ。

僕が地元に戻る前日、彼女は全く荷造りを全くしていなかった。でも僕は何も声をかけなかった。ただ、このことを大家さんに説明し、ご迷惑だけ掛からないように相談をした。

いずる
大家さん、こんな僕らのプライベートな事情でご迷惑をかけてしまって申し訳ありません。本当にすみません。

僕は涙が止まらなかった。

大家さん
どうしたのさ?言ってごらん。
いずる
彼女の荷造りが全くできてなくて、もしかすると期限までに間に合わないかもしれません。
大家さん
気にすることないさ。大丈夫。じゃあ1週間彼女のため無償でいいから延長するから、安心しなさい。だけど、後悔だけは絶対だめしちゃだめだよ。
いずる
・・・。本当にありがとうございます。

こんな温かい人が本当にいるんだと思ったし、僕はすべてのことが申し訳なかった。

そして、僕は地元に帰る当日を迎えてしまった。

「俺、地元に帰るね。じゃあバイバイ。今までありがとう。」

当日の朝、朝10時の便をとっていたので、家を出るのは8時ぐらいを予定していた。朝6時に目が覚めると頭まで布団を被ったみかが横で寝ていた。

今考えると僕はバカだった。なんであんな意地を張っていたのだろう。僕はすべての準備を整え、大家さんに最後のあいさつにむかった。

いずる
おはようございます。大家さん・・・本当にありがとうございました。
大家さん
こちらこそありがとうね。君みたいな子に出会えただけで私は幸せだったよ。ちゃんと関係の整理はできた?
いずる
・・・。
大家さん
本当にそれでいいのね?
いずる
はい。
大家さん
わかった。自分の夢に向かって全力で頑張るのよ。あなたならできる!
いずる
・・・ありがとうございます。すみませんでした。
大家さん
頑張ってね。あとは私に任せておいて。

大家さんへの挨拶を済ませ、僕は部屋に戻り荷物を玄関の前に並べた。

朝7時55分。みかに一言だけ声をかけた。

いずる
そろそろ行くな。

みか
・・・。

みかは何も言わず、被っていた布団をのけて僕の方を見たが、明らかに1時間以上も起きていたようなはっきりとした顔で僕をみつめた。

いずる
今までありがとう。

そういってみかの頬に軽く触れ、10秒間ぐらいみかを見続けた。こんなことを言うとバカだと言われるだろうし、最低な人間だと思う。

僕はこの10秒間の間に、心の中でずっと、

いずる
(行かないでって言ってくれ・・・。)

そう願っていた。だけど、その言葉はみかの口からは出なかった。頬から手を放し、僕は荷物を持って玄関の扉を開けた。そしてみかに言った。

いずる
俺、地元に帰るね。じゃあバイバイ。今までありがとう。

正直止めてほしかった

このときからみかとは2度と会うことはなかったし、連絡もとったことがない。

今だからこそ当時の想いを素直に言えることができる。頬を触ったあのとき、僕はみかが止めてくれると思っていた。止めてほしかった。

だけど、止めてくれなかったし、僕も後には引けなくなっていた。だから、家を出てから空港に行くまでのタクシーの車内でずっと泣いた。

悪いのは全てぼくだ。それはわかっている。だけど、彼女に必要とされたいと思ってたから、止めてほしかった。だけど、もうみかの中では僕の存在はそれだけの存在だったのかもしれない。

だけど、後に共通の知り合いから聞いた話だみかも僕のことがまだ好きだったみたいだ。家を出たとき、僕はまだみかのことが好きだった。だけど、別々の道を選んだのは僕だ。悪いのは僕なんだ。

彼女は今も沖縄でダンスの先生をしている

今も彼女は沖縄でダンスを子供を中心に教えている。当時のことをどう思っているのだろうか?僕は振り返ると複雑な想いになるが、僕が行った選択は間違いではなかったと言える時間を過ごしてきたつもりだ。

だけど、それは彼女への償いの気持ちや、あれだけ自己中心的な行動をしているから中途半端なことはできないと心の底から思った。償いの気持ちが強くてとにかく必死で結果を求めた。

だから全力で駆け抜けたし、今も、これからもその姿勢は変わらない。あのときの選択はおそらく間違いだったと思う。だけど、家族ができた今、あのときの選択は間違いではなかった思えるようになった。

ひとつ大きく変わったことは、僕がこれからも全力で駆け抜けようと思う理由は、みかのためではなく、今いる僕の大好きで、最も大切な家族のためだ。

当時を振り返るといろんなことを思い出す。僕は最低だ。だけど、今でも思うことは、こんな僕と3年間も付き合ってくれてありがとう。ということだ。本当に心の底から感謝している。

これから、今身近にいる3人の子供と奥さんを心の底から愛して、ずっとずっと一緒にいて幸せになろうと思う。

 

まとめ

この記事は僕の実体験をもとに書いた記事です。

ところどころわかりづらい表現もあったかもしれませんが、僕は彼女に対して最低のことをしてしまったと思う。本当に悔やんだ。

こういう過去があって、頑張れて、また新しい出会いがあって、家族ができた。いろんなことがあった人生だし、これからも家族といろんな思い出が増えると思う。

恋愛はいろんなことを教えてくれるし、いろんな思い出をつくってくれる。僕の実体験の恋愛話でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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