分子栄養学とは?高タンパク高ビタミンと活性酸素の除去が重要になる

  • 2000/7/27
分子栄養学とは

分子栄養学とはどのような学問なのでしょうか?

この学問は物理学者である三石巌氏が提唱した考え方で、高たんぱく、高ビタミン、活性酸素の除去が重要であるという考えになります。

一般的に知られる栄養学とは異なる考えであり、カロリーや栄養の品目で栄養をとらえるのではなく、細胞レベルで見る栄養学について今回はお伝えしていきたいと思います。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

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分子栄養学とは?

分子栄養学とは、物理学者である三石巌氏が提唱した考えたです。

三石 巌(みついし いわお、男性、1901年 – 1997年)

日本の物理学者。東京都出身。

略歴

1927年東京大学理学部物理学科、同工学部大学院卒。日大、慶大、武蔵大、津田塾大、清泉女子大の教授を歴任。理科全般にわたる教科書や子供の科学読み物から専門書にいたる著作は300冊余。今なお読みつがれている。分子栄養学を提唱、健康自主管理運動の拠点として株式会社メグビーと三石理論研究所を設立。講演・執筆活動による啓発につとめ、生涯現役を全うした。

著書

  • 医学常識はウソだらけ 分子生物学が明かす「生命の法則」
  • 脳細胞は甦る ボケ、老化を防ぐ「脳の健康法」
  • 健康自主管理システム1 健康自主管理のための栄養学
  • 健康自主管理システム2 健康自主管理と食品の常識
  • 健康自主管理システム3 老化と寿命
  • 健康自主管理システム4 ガンは予防できる
  • 健康自主管理システム5 成人病は予防できる
  • 5分で好きになる理科 3年生
  • 5分で好きになる理科 4年生
  • 21世紀への遺書
  • ロウソクの科学(翻訳)

 Wikipediaより引用:三石巌

分子栄養学について

分子栄養学については、メグビーという三石氏が設立した会社であり、現在でも分子栄養学をもとに製品の製作や健康相談などを承っています。

そのメグビーのHPの中で分子栄養学について、このように書かれてあります。

■分子栄養学(三石理論)

分子栄養学とは物理学者である三石巌が提唱した考え方であり、特に高タンパク、高ビタミンと活性酸素の除去が重要であると考えています。 ここで言う「分子」とは、口に入る食品を分子レベルで考えるのではなく、受け入れ側のからだを分子レベルで考えるということです。 分子栄養学では特に遺伝子の分子に着目し、遺伝子をフルに活動させるためには何の栄養物質がどれだけ必要かということを考えます。

誰もが一度は遺伝子やDNAといった言葉を耳にしたことがあると思いますが、簡単に言うとあらゆる生命の「設計図」の事です。 もう少し厳密に言えばこの「設計図」とはタンパク質の構造を暗号化したものだということになります。 動物の骨や筋肉、皮膚、内臓などすべての組織はタンパク質で構成されており、この「設計図」に従って作られています。 老化や病気などはこの「設計図」通りに作られなくなることが原因の一つであると三石巌は考えました。

では、「設計図」通りに作るためにはどうすればよいのでしょうか? それには良質なタンパク質とその合成に必要なビタミンを充分にとることです。 特にビタミンの必要量は人によって違うので充分な量をとることも重要です。(カスケード理論を参照。)

このような食生活を行うことにより病気などのリスクは下がりますが、もう一つ重要な要素として「活性酸素」を除去することも大切であると考えています。 生命の維持に酸素は不可欠ですが、その一部は「活性酸素」になり、遺伝子や細胞を傷つけ、さまざまな病気の原因となります。 これを除去することによってさらにリスクを下げることができると考えました。

高タンパク、高ビタミン、活性酸素の除去、これが三石巌の提唱した分子栄養学(三石理論)の3つの基本です。

昨今では分子栄養学という学問の解釈が発展し、本来三石巌の提唱した考えと違う部分もでてきましたので三石理論と改名しました。

メグビーHPより引用:分子栄養学(三石理論)

また分子栄養学について魚住先生がニュースレターで書かれたものがありますので、ご紹介したいと思います。

 

分子栄養学との出会い-ニュースレターNO.003より

先日大学の研究室に電話がかかりました。相手は、短大の非常勤講師をされている方で、栄養学が専門 で、スポーツ選手のことについていろいろ話が聞きたいということでした。

専門は、分子栄養学とお聞き しましたが、非常に興味深いお話が聞けました。カロリー計算や何品目食べましょうという栄養学ではな く、細胞レベルで栄養を捉えようとするもので、栄養学の世界でも異質の分野になるそうで、違った目で 見られるのが現状だそうです。

しかし、トレーニングもそうですが、机上のプランや分析だけではどうにもならず、人間の本質に迫る ところが必要なはずです。そこで分子栄養学について少し紹介したいと思います。

分子栄養学は約十数年前にアメリカから杏林予防医学研究所所長の山田豊文氏によって紹介された最新 予防医学理論です。

基礎代謝、運動量、摂取カロリー、栄養素などを机上で計算する従来の栄養学とは違 って、栄養素の吸収、代謝を補助する必須ミネラルの量やバランスに着目しています。

例えば糖尿病予防で減量する場合、単純に摂取カロリーを制限するのではなく、脂肪燃焼の火付け役と なるビタミンB群とマンガン、マグネシウムや、糖尿病予防の作用があるクロムなどのミネラルを集中的 に摂取する。

食歴の影響が強いというアトピーも、このミネネラル・バランスを整えれば改善するそうで す。 アスリートの体調管理に最適な毛髪分析 正しい栄養補給がスポーツの成績アップのために重要視されています。

それは疲れを軽減し、できる限 り疲労を感じなくなることによって、より効率的でハードなトレーニングに取り組めることになるからで す。さらに故障も少なくなり、仮に故障しても早く回復するという効果もあります。

6大栄養素

① 炭水化物 ②タンパク質 ③脂質 ④ビタミン ⑤ミネラル ⑥水 ①から③は主に身体の材料やエネルギーとなり、⑥はその運搬や排泄を行います。その際に必要なのが ビタミンやミネラルです。

ミネラルは身体に必要な金属元素のことで、身体が正しく機能するのに欠かせ ないものです。もちろん体内で合成できるものではないので、食物から摂取する必要があります。

運動に大切な代表的なミネラルとその働きを紹介すると; カルシウムとマグネシウム・・筋肉を動作させるために重要で、血管の収縮にも大きく関与しているこ とから酸素を全身に供給することにも関係しています。

ナトリウとカリウム・・身体の pH を詞節します。pH が一定に保たれることは体内で行われる様々な化 学反応が起こるために重要な要素となります。 亜鉛・・細胞の新陳代謝に重要で、激しい運動は見た目よりも身体にダメージを与えます。

このとき肝 臓などが筋肉の修復を行いますが、そのときに亜鉛やマグネシウムが欠かせません。 鉄・・酸素供給能力に関係、不足すると貧血になります。

以上のミネラルは基本的にバランスの良い食生活から取り入れるべきですが、現代の食事からはうまく 摂取することは難しいようです。それは野菜や穀物をはじめとする食品の栄養価が低下し、それを加工す ることで更に減らしているからです。

またミネラルは単純に補えばよいというわけでもないようです。

一 部の代表的な働きは上に書きましたが、実際にはミネラルやビタミンはチームとなって働いていたり、働 く場合にそれぞれの割合が重要であったり、さらには吸収度には個人差もあることなどから、身長・体重・ 年齢・性別が同じであっても、その必要量は変わってくるようです。

毛髪分析

毛髪分析で分かる主なこと; ① 必須(必要な)ミネラルの過不足度およびバランス ② 有害ミネラルの体内汚染度 ③ ミネラル全般の吸収度 ④ ストレス対応度 ①によって基本的な食事の組み立てやサプリメント(栄養補助食品)の必要性が分かります。

②の有害ミ ネラルとは水銀、ヒ素、鉛、カドミウムといったもので、これらは身体が働く上では不必要であるばかり か、筋肉の活動や神経などに顕著な悪影響を及ぼすミネラルです。

有害ミネラルによる体内汚染度が激し いと、解毒と排泄を第一に行わなければ、栄養はうまく活用されず機能しなくなります。③の問題は胃が 弱い場合や腸の調子がよくないと、ミネラルの吸収度は悪くなります。

運動選手は一般人よりミネラルの 要求量が高く、吸収の悪い人は比較的少ないようですが、分析結果でこの傾向が出ると、大事なときに要 求される瞬発力や持久力に乏しくなる傾向があるそうです。

④のストレスとは一般的に精神的な負担を想 像されますが、身体に入ってくるあらゆる毒物がここに含まれます。②の有害ミネラルをはじめ、食品添 加物、農薬、電磁波、ダイオキシン、PCB、過度の情報などによるストレスは、現代社会において非常 に悪影暮を及ぼしているようです。

毛髪分析の結果から適切な栄養指導を受け、食事の改善を行えば、自らが持つ能力を最大限に発揮する ことができるようになります。

この結果、よりハードなトレーニングを行えるようになることでパフォー マンスが高められるほか、故障にも強く、寿命の長い選手生活を送れるようになります。

また減量が必要 な場合にも適切なメニューを組み立てることができ、能力を損なわず、そして苦しむこともなく体重を減 らすことができます。

毛細分析を取り入れる必要がある人

毛髪分析を取り入れる必要があるのは、次のような人たちになります。

  1. 本番になると力が出せない。
  2. 練習のきつさに耐えられない、疲れが抜けない。
  3. すぐに故障する、風邪などを引きやすい。
  4. 最近成績が伸び悩んでいる。
  5. 貧血がひどい。
  6. 選手として年齢的には下り坂だが技術でカバーしたい。
  7. 目が急速に悪くなっている。
  8. 練習が続いたり、本番前になるといらいらや不安が募る。 原因不明の不調選手のほとんどが上記のことに関係しているように思えます。

以上、新しい分子栄養学について紹介しましたが、常に新しい情報に目を向けながら過去を振り返って みることで、実質的な前進が得られるのではないでしょうか。

 

現代の栄養学から考えなければいけないこと

我々は小学生のときから家庭科の時間や給食の時間を通じて栄養に触れ、教わってきています。

現在私生活の中で、栄養のことを気にしていないといいつつも、「カロリーを摂りすぎて太ってしまう・・・」と何かにつけてカロリーを計算することをします。

なぜカロリー計算ですべてがわかるような感覚になってしまっているのでしょうか。

もしその感覚に溺れてしまったダイエッダーは、最終的に行き着く場所は0kcal食だと思います。ただ、これにも罠があり、あまり0kcalの食べ物を摂りすぎると太りやすくなることがわかっています。

これは代謝機能が低下するためであり、こういう背景を知るとカロリーがすべてではないことが理解できると思います。

現代の栄養学について、分子栄養学に触れることで考えるきっかけになったのではないでしょうか。

ぜひご興味ある方は、いろいろ調べていただきたいと思います。

 

最後に

今回は分子栄養学についてお伝えしていきました。

栄養学にとらわれてしまっている今、こういった新しい栄養の見方に触れることで視野が広がり、アドバイスする側としては幅が広がる気がします。

僕自身も分子栄養学についてもっと理解を深め、栄養の理解を深めていきたいと思います。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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