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専門的筋力トレーニングについて|ニュースレターNO.046

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専門的トレーニング
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最近トレーニング関連の雑誌に、筋力トレーニングのエクササイズの紹介が多くなりました。筋力トレーニングに限らず、新しい名前のついたトレーニングも増えているようです。

ここ数年間の間にいろんなトレーニング法が紹介されました。初動負荷、エクセントリックトレーニング、スポーツPNF、クィックリフト、プライオメトリックス、スタビリゼーション、クロストレーニング、コンプレックストレーニング、スロートレーニング、コーディネーションなど様々です。そしてその全てが新しいトレーニング方法であるといった触れ込みのように思います。

しかし、ほとんど全てのトレーニング方法は名称の違いはあれ、古くから行われていたものであり、あるものは古代オリンピアの時代から行われていたものもあります。トレーニングの名称は関係なく、基本的な考え方は筋肉にどのような刺激を与えるか、そしてどのような反応を期待するのかと言うことだと思います。

これだけやればパーフェクトといえるトレーニングなんて存在しないのです。

トレーニング方法の流れを見てみると、サイクル化、またサークル化して循環している気がします。新しいものが古くなり、過去のものがまた新しいものとして出現する。正に弁証法的にトレーニング方法も進化しているのかもしれません。

今回は、筋力トレーニングの中で、専門的トレーニングについて考えてみたいと思います。雑誌で紹介されるもののほとんどが、何々のスポーツのための専門的筋力トレーニングというものになっているようです。

よく見ていくと、どれもこれもエクササイズを細かく分解しているだけのように思います。その分解は、ボディビルで使われるような単関節運動のエクササイズではなく、専門種目の動作を分解した、部分的動作のエクササイズになっているようです。例えば、投げる動作は『腰をこう捻るから』とか、打つときは『股関節がこのように使われるから』といった考え方です。

そうしたトレーニングが間違っていることはありません。しかし、それを専門的トレーニングと考えるのは適切ではないように思います。専門的トレーニングは、パーシャルな部分的な動作のエクササイズではなく、一般的基礎トレーニングを土台にした専門的な動作のパフォーマンスを高めるために結びつくエクササイズである必要があります。

したがって上記のような考え方のエクササイズは、基礎トレーニングの一環であり、専門的トレーニングとの中間に位置し、勝手に名づけるなら一般的専門トレーニングになるのではないでしょうか。

専門的筋力トレーニングは、むしろ専門的体力トレーニングと考えるべきであり、専門的な体力要素が含まれたエクササイズを用いるべきと考えます。したがって、エクササイズに用いる動作は、部分的なものではなく、全身的な動作を要求すべきであると思います。

パーシャルで部分的に強化してきたものは、それを最後に組み立てなければいけないという最大の難関が訪れます。この組み立てに失敗すると、からだは大きくなったけれど・・・・、力はついたけれど・・・、結局パフォーマンスにつながらないということになってしまいます。

一般的基礎トレーニングから専門的基礎トレーニング、そして最後は専門的トレーニングへと移行するのが本来のプロセスのように思います。

この流れを1年、また半年の中でどのようにプランニングするのか、それがもっとも難しいことです。筋力トレーニングの種目を考えることは簡単です。また一般的専門トレーニングを考えることも簡単なことはお分かりいただけると思います。問題は、本当の専門的トレーニングです。

このように考えていくと、行き着く先は見えてきます。一時はスポーツトレーニングの中で主流になりかけたマシントレーニングの現状を見てもわかるように、現在ではフリーウエイトを使ったエクササイズが多くなり、メディシンボール、ジャンプトレーニングなども使われるようになり、正に時代を逆行しているのです。

ということは、徐々に道具を使わないようになるのかもしれませんね。そこから考えれば、そのうちサーキットトレーニングが主流になるかもしれません。事実サーキットトレーニングのエクササイズの組み合わせこそが専門的(筋力)トレーニングに最適のように思います。

最近注目されだした『コーディネーショントレーニング』もサーキットトレーニングの中で活用できるものです。ドイツや旧東独で行われてきたサーキットトレーニングを見てみると、アメリカスタイルのウエイトサーキットではなく、正にコーディネーショントレーニングのサーキットになっています。

特に、学校体育の中でも、そして子どものスポーツトレーニングとしても長年活用されつづけています。正しくコーディネーション能力を身に付けるために行われていたと考えられます。そして、旧ソ連、東独でもトップアスリートたちにサーキットトレーニングが重要視されていました。その成果は言うまでもないことです。

今一度専門的トレーニングの意味を考えてみてください。パフォーマンスを高めるために、何が必要なのか、どのような段階で、どのようなプロセスを経ることがベストであるのか、そこから専門的トレーニングの具体的な方法が見つかるはずです。

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