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UHPC|ニュースレターNO.066

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UHPC
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前回、UHPC(uozumi high performance club)の立ち上げについて書いたところ、すぐにいろんな方々から応援のメッセージをいただきました。私にとってはこれまでの延長のようなことなのですが、正式に形を作ることで私自身もすっきりした気がします。

UHPCのメンバーは、高校生、大学生、社会人とそれぞれ立場が異なりますが、目指すところはひとつです。自分の能力の限界を自分で決めてしまうのではなく、自分の持っている潜在能力をどれだけ出し切れているか、また開発し尽くしているかということが大切なことだと思います。

おそらく、日本のほとんどの選手が自分の潜在能力を出し尽くしていなかったり、開発し尽くしていないと思います。ただ練習をしているだけ、ただ走っているだけ、ただ筋力トレーニングをしているだけのことのように思います。

今回のUHPCの立ち上げのメンバーについてもそうです。これまで自分にとって、自分の目標を達成するために、何をすればよいのか、それが基本的にわかっていなかったように思います。

わかっていないというよりもそれを指導してくれる人がいなかったといえると思います。ほとんどの指導者は、技術的な指導に走りがちですし、事実陸上選手であれば、走るプログラムや跳んだり投げたりするプログラムが中心になっているはずです。

このような状況は、中学や高校生の指導でも見られます。したがって能力があれば、何をしても、どんな走り方であってもどんな投げ方、跳び方であってもかなりの記録を出すことが出來ます。ただし、これは中学や高校生の段階でしかありません。そのことは、現状が物語っています。

無茶なやりすぎで強くなることは間違いありません。そんな選手が大学生や社会人になったとき、どこに・何に伸ばす要素を求めればよいのでしょうか。確かに技術は必要です。

しかしそれを生かす基礎体力が不足していればいくら技術練習をしたところで、記録は向上するどころか毎年じわじわと記録は低下するはずです。これは多くの現状を見れば明確ですし、正当な結果なのです。

私は、今回のUHPCのメンバーである井内選手については、数年間にわたり間接的に通信的な指導をしてきましたが、彼だけがこれまで十分ではありませんが指導を続けているといえる状況でした。

彼は、中学の教員であり、これまで1年を通して安定して練習することができず、結果も荒波のような状況が続いてきました。したし、昨年北海道で指導したとき、ここから本当に集中してトレーニングができればオリンピックも夢ではないと感じることができました。そのこともUHPCの立ち上げに作用したことは間違いないと思います。

これまで何度か北海道に行って思ったことですが、本当に素質を持った選手が多いと思います。しかし、冬が長く走れないという勝手な思い込みで陸上競技に集中できないところもあるようですが、けっしてそんなことはありません。

むしろ実業団で練習の環境を整えられた選手もほとんど伸びていないことからわかるように、練習の目的と方法がわかっていないように思います。

「走れなければ速く走れない」という考え方は取り払うことです。トレーニング理論、方法論がわかっていれば何のために何をどのような方法でやればよいのかわかるはずです。

まったく走れないというなら別ですが、井内選手の場合は、中学の廊下や体育館は30mもない環境でしたが、そこで400mHのための走力も高めることができたのです。トレーニング理論をベースにした応用がどれだけできるか、工夫しかありません。

それは十分可能なことです。そんな常識を破るためにも、UHPCには、北海道の選手に入ってもらっています。

また、朝比奈選手は、役所に勤めているので、当然練習時間はありません。土日の出勤も多いようです。たいていの選手はこのような状況で練習できないから・・・ということになります。

これもそうではなく、練習時間を見つけるということです。朝の30分、昼の10分、夜の1時間ぐらい、また自宅に戻ってからの時間を合わせれば、90分ぐらいの時間は簡単にできるはずです。

そこで何をするかということになるのです。グランドに、トレーニング場に行けなくても、自宅で、またマンションの階段で、職場の階段で目的に合わせたトレーニングができます。それが細く長く続けられるかということです。

朝比奈選手には、そうした環境を打破して高いレベルに到達できることを証明してほしいと思います。

後一人、今年高校生になる宮田さんは、これから先5年、10年を見据えて指導していきます。今の素質をどれだけ伸ばせるか、またどれほどの能力を秘めているのか、現状ではわかりません。

彼女には、長期的な指導の必要性と、将来立派なアスリートになることは当然ですが、立派な指導者にもなってほしいと期待しています。

後、大阪の二人の女子選手、加藤選手と和田選手は、和田選手のお母さんが私の中学の同窓生であるという関係から知り合い、何度か話し合いを持ち、練習を見てUHPCのメンバーに決定しました。

彼女たちは高校では一流のレベルにおりましたが、大学に入ってからはいまだ高校のレベルに追いつかない状況でした。素質があるにもかかわらず、何を課題として、何を目的にトレーニングや練習をすればよいかわからない状況でした。

指導してこれまで3ヶ月ほど経過しましたが、本人たちが自覚できるほど変化が見られます。毎回何を教えるかというと、楽に走ること、きちっと体重を片脚で受けること、楽に自然に進むことを体得すること、これだけです。

無駄な動きを省いてどうすれば勝手に進むのかということを感じ取る練習をしています。頭の位置、肩の位置、腕をどのように振れば自然なのか、姿勢は、背筋はどのような状態にすれば楽に走れるのか、練習はそれを見つけて体得するための繰り返しです。

特に、基礎体力が低いので、これからその課題を1つ1つ解決していく必要があり、やらなければならないことが山ほどあります。ここにトレーニングの目的が出てくるのです。

楽に自然にスピードが上がる動きを身に付けなくては、技術どころではありません。彼女たちも自分の課題が山ほどあることにはじめて気が付いたのですから、先の自分に大いなる希望が持てるわけです。彼女たちは、私に「まだ基礎レベルまで言っていない」といわれていますし、それを自覚して先を見すめて努力しています。

こんなメンバーですので、選手個々にたくさんの課題を持ちながら自分のために、自分の夢を実現するために努力していってくれると思います。その努力が尽きたときは、それ以上無理をする必要もありません。

自分に対して嘘をつかないこと、やれなかった・やっていないことを隠さず、できていないと自覚していけば結果に後悔もないはずです。そして、トップアスリートになるんだという自覚と、態度についてもうるさく言います。日頃の言動に注意して自分自身で意識しなさいといっています。

練習やトレーニングの場だけ、優秀ではいけません。本当にトップアスリートとしての人格が備わらないと、夢もそこまでだと思っています。

私は選手たちの夢の実現をサポートするだけであり、引っ張っていくことはありません。すべては選手本人の責任であるということです。誰しも強くなりたい、勝ちたいと思うものですし、思うことは誰でもできるのです。素質があり、夢があり、それを強く実現したいと望む、思いつづける強い精神力・意思力があるかないかだけです。

長く思いつづけることはむつかしいことですが、それは選手の活動を皆様に報告しながらそのモチベーションが保てるようにしたいと思いますし、また選手に対してご支援いただければこれほどうれしいことはありません。

この金曜日から、札幌に行きます。3名の選手の秋からの練習の成果を見ることとポイントを指導するためですが、同時に練習に参加したいという選手や指導者の要望が多数きているようです。それで特別に、UHPC以外の選手を指導する時間を設けました。8月には北海道でクリニックをする予定ですが、今回はそんな予行にもなりそうです。

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