2004年を迎えて|ニュースレターNO.086

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毎年のことながら、1年365日はあっという間に過ぎ去ってしまいます。やはり計画を立てて1日1日を過ごすことの必要性を感じます。年の初めに何を書こうかと考えていましたが、やはり駅伝のコトになってしまいました。

年明けから全日本実業団駅伝と大学の箱根駅伝がありました。社会人のレースと大学生のレースになるわけですが、毎年テレビでは盛り上がりつつあるようですが、私は逆に長距離界のこの先の暗さを強く感じています。その原因は、走り方のひどさとスピード感のなさです。社会人の実業団で走っていた外国選手の走りを思い出してもらえばわかります。

その美しさ、流れるような走りです。見ているだけでスピード感を感じてしまいます。

ところが箱根駅伝を見ているとなんとさびしいことか。「流れるような美しい走り」をしている選手が、ほとんど見られません。走りの美しさは脚の動きと腕での動きの調和にあるのですが、ガムシャラに走っている、ただひたすらゴールにたどり着こうとしているようにしか見えません。

当然スピード感は感じられません。このような現状を見て箱根駅伝がますます長距離界を駄目にしていると感じています。その前の高校生の段階にある全国高校駅伝が原因かもしれません。

高校駅伝も箱根駅伝も指導者の考え方は同じであるように思います。それは距離を踏む、走りこめば速くなる、それしか考えていないように思えるからです。確かに練習量が増えればその効果としてタイムも短縮されていくと思います。問題はその練習量の増やし方です。

高校から、いや中学から社会人まで、年齢では30歳ぐらいまでいかに段階的に練習量をふやしていくかということです。そのベースにあるのがスピードの強化です。このことは男子に限らず女子の選手にも言えることです。

日本の指導者の場合には、高校や大学のときに走れるだけ走らせてしまうところに問題があります。また社会人に入ればすぐにマラソン形の練習に移行し、スピードに関することが横にやられる傾向も感じます。これではそれなりに走れても勝負には勝てません。

いつも話すことですが、マラソンもトラックレースもラストスパーとで決まる時代になったのです。女子もまさしくそうです。

トラックではラストの400m、マラソンではラストの5kmの勝負になってきます。男子ではラストの400mを53~54秒で走らないと勝負にはなりません。日本には400mを全力で走ってそれぐらいのタイムで走れるスピードを持った選手は皆無といえるでしょう。

マラソンでは、ラストの5kmが13分台に入るようになるでしょう。35kmまでいっしょに走って、その後「ヨーイドン」になってきます。いや、マラソンも最後のトラック勝負になってくるかもしれません。それもラストの400mが55~56秒ぐらいのスピードで争われるのでしょう。

現在の5000m(12分39秒)や10000m(26分22秒)の世界記録からすれば、5kmを14分ペースでいくことは楽なペースになるはずです。こんな世界で勝負を争うには何をすればよいかわかるはずです。スピードを高めるにはスピード練習をしなければいけないのですが、日本の長距離選手にはまず走り方そのものを教える必要があります。

その走り方・フォームを教えられる指導者がほとんどいないということになるのかもしれません。走り方・フォームを変えるだけで現状のパフォーマンスをかなり上げれるはずです。スピードの出る・出しやすいフォームということです。

社会人の指導者も含め、特に中学や高校の指導者には走り方・フォームの指導をきっちりやってほしいと思います。そのためにはスプリントフォームが基本になります。日本の長距離界のためにも、美しい流れるような走りをする選手がもっと多く見られることを期待したいものです。

美しい流れるようなフォームで走れることは、スピードの向上とともに、脚・足の故障を防ぐことにもなります。箱根駅伝や実業団駅伝をみていて、これでは故障するという走りをしていた選手が多く見られました。悲しいことです。

走りの悪い選手は当然ランニング効率も悪くなり、余分なエネルギーを使うことになるだけでなく、故障につながることになり、練習量をふやせば増やすほど故障する確立が高くなります。

いい走りをしていても、計画性のない練習の積み重ねで故障してしまいます。どれだけの距離を走らなければいけないのか、現状ではどれくらい走らせることができるのか、どのようなサイクルを持って疲労回復との兼ね合いを考えているのか、指導者の考え方を知りたいものです。

すばらしい素質を持った選手が、走りすぎによる故障や、ランニングフォームの悪さで故障することによって消えていった選手はどれほど多いことでしょう。1年で箱根駅伝で活躍し、将来を嘱望された選手の4年後はどうであったか、4年間活躍した選手の社会人に入ってからの成績はどうであったか。ここ数年間を振り返っただけでその惨めさは明らかです。

まさに潰れていった、潰されていったのです。

以上のことからも、オリンピックや世界チャンピオンをつくるには、どのような考え方の元に選手を指導すればよいのか、わかっていただけたと思います。アテネオリンピックの年のはじめにさびしい思いを感じたのは私だけでしょうか。

今年は、オリンピックの年でもあることから各競技で予選会が行われ、いろんなことが起こりそうです。特に陸上の末続選手や水泳の北島選手など、昨年世界選手権で活躍した選手の行動が気になります。昨年よりもレベルアップできるのか、昨年と同じように力を出しきれるのか、それがオリンピックだと思います。

記念すべき年であるということは、それだけいろんな話題が取り上げられる年でもあり、その本質を正しく見つめていきたいと思います。ピンポイントにこだわることなく、広い視野にたっていろいろ勉強していきたいものです。

最後に、私の今年のテーマは、「夢」と「旅立ち」です。夢を実現するために、夢を追いかけるために、旅立ちできる年にしたいと考えております。今年も多くの出会いがあることを願っております。

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