プロフィール おすすめの記事 ニュースレター

お客様の声 お問い合わせ 無料体験

女子バスケットボールの五輪出場|ニュースレターNO.087

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

1月18日の日曜日、アテネ五輪アジア出場枠をかけたバスケットボールの第20回女子アジア選手権の準決勝が行われました。世界選手権4位の韓国と対戦し、再延長の結果81:72で勝ち、96年のアトランタ大会以来3回目の五輪出場を決めました。

よく勝てたなというよりも韓国が全く力を出せなかったことと、ミスをよくしてくれたことが勝因です。日本もかなりミスをしたのですが、それでも勝てたことは本当にラッキーでした。オリンピックの出場をかけた大事なゲームであるのに、テレビ放映はBSだけ、それも23時ごろの録画による放映でした。

五輪出場をかけた韓国との準決勝だけ、19時からの生放送でしたが、BSだけの放映でした。五輪出場をかけたゲームぐらいNHKも全国ネットで放映するべきだと思います。勝つと、翌日の新聞は朝日も毎日も1面でした。おかしなものです。

今回珍しく日本の試合を何ゲームかゆっくり見たのですが、それは以前廃部になった三洋電機の選手が出ていたからです。私がコンディショニング関係を指導していたときに高校から入ってきた選手で、184cmありました。

全く体力がなかったのですが、廃部までの2年間素晴らしい成長を遂げました。何年か後にはダンクもやれそうだと監督と話していたことを思い出しました。廃部から4年目を迎えたわけですが、その後の彼女の成長具合を見たかったからです。コートでの走りも教えていたのですが、あまり効率のよい走りになっていなかったようです。

彼女のも強い面・よい面と弱点は相変わらずのようでした。当時の監督とは、ちょうど今回の五輪出場を夢見てやっていたのですが、会えなく廃部という形で消え去ってしまいました。残念という思いで一杯です。しかし、そのときの選手が今回活躍してくれて本当にうれしく思いました。

韓国戦はまさにラッキーな勝利でしたが、翌日の中国戦はやはり完敗でした。平均身長が184~185cmあるので、その壁を打ち破ることは大変なわけです。それをどう打ち破るかゲームを見ながら考えていたのですが、それにはやはりスピードしかないということのようです。

高い壁を突き破る、隙間を突き抜ける動きとスピードある攻撃が最大の武器であるように感じました。一番得点できるケースは、再度へのパス回しからのシュートではなく、いわゆるゴールに対して直線的に切り込んでいくシュートのように感じました。

走るスピード、瞬間的に移動するスピードが必要のように思います。スピードのある選手もいましたが、走り方そのものに無駄が多く、もっとシャープな走りができるはずなのに、そのあたりの指導ができるようになれば選手の能力ももっと引き出せるように思いました。

中国の190cm台の選手もよく走ります。身体が大きければ走れないということではなく、速く楽に走れるように指導してあげるということです。バスケット走りといわれるような、チョコチョコ走りではスピードは出ません。スムーズな重心移動ができればよいのですが。

それと日本のミスは、パスをカットされることとシュートミス(確率)です。これは日本のサッカーと同じだなと思いました。要するにパスのスピードが遅いということです。日頃から速いボールまわしとキャッチすることに慣れておく必要があります。

どうしてもパスしたボールが遅く見えて仕方がありません。それで「アッ」と思ったときにカットされてしまうのです。せっかくのチャンスをそれで何度台無しにしてしまったことか、10回以上シュートチャンスをなくしてしまったような気がします。台湾、韓国、中国戦でも同じようにパスカットされることが目立ちました。

それから最大のミスというか得点力の差になって現れたのが、シュート力の差といえるでしょう。決勝の中国戦を見たときに、それがはっきりしていました。点差はあまりつかず善戦という形になったのですが、3ポイントシュートとフリースローの正確さの違いは明確であったように思います。

中国選手の柔らかなボール扱いが目に付きました。この差はどこにあるのでしょうか。センスなのでしょうか、それとも練習量の差なのでしょうか、はたまた教え方の違いなのでしょうか。非常に興味のあるところです。

中国と韓国は世界のトップレベルのチームですから、日本も問題点を改善できれば十分世界のトップチームに入れることが分かりました。
その課題は、走るスピード、パスのスピード、シュートの正確さです。いずれも改善可能な課題だと思います。もう一度現状の指導やトレーニングなどを見直してもらいたいものです

予選リーグの戦いはひどいもので、私は途中で見るのをやめていたというのが正直なところです。それほどひどいものだったと思います。それは、「華麗さ」や「美しさ」がプレイに見られなかったからです。特に格下チームとやったときに、いわゆるやりたい放題のプレイが見られませんでした。

本来なら、そのような状況では、NBAで見られるような華麗なパスやシュートが見られるものなのですが、ほとんど見られませんでした。このときにはさびしい気持ちになりました。

バレーボールもレベルダウンし、バスケットボールもレベルダウンしている状況で、今回の活躍というか結果は素晴らしいことであると思いますので、ぜひアテネでは課題を改善したゲームを見せてほしいと期待しています。このような状況になったのですから、マスコミもテレビももっとバスケットボールを取り上げてほしいものです。

昨日学生から聞いた話ですが、テレビで「ファイアーボーイ?」という番組があり、それで消防士になりたい人が急増したといっておりました。また、以前キムタクがパイロットをやっていた番組の影響で、飛行機の整備士の希望者が急増したと聞きました。マスコミやテレビの影響は大きいと改めて知らされました。

そういう意味からして、各競技団体はせめてオリンピックの年だけでもそのあたりの努力をするべきできないでしょうか。

結果的に、オリンピックに出場できなくても、そこまでに到る努力過程は見せることができますし、それに敗北に屈せずまた新たに夢を追いかける姿を見せることができると思うのですが。そうすれば、私も、オレもそのスポーツをやりたいという子どもが増えるはずで、そのことが日本のスポーツ界の底上げにもつながると思うのですが。

まだ、これからいくつもの競技で予選会があるわけですから、各競技団体だけでなく、日本体育協会や国としての支援方法を真剣に考えてもらえればと思います。

この記事が気に入ったら
いいね ! してね!

Twitter で
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*