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体温免疫力について|ニュースレターNO.106

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先週末、UHPCのT&Fクリニックが札幌であり、前回のニュースレターで紹介しましたイオン棒の本格的な治療を体験してきました。おかげで、この12年間最大の悩みであった不整脈も見事に取り除かれました。

それが大学を辞める一つの要因でもあったわけですが、治療を受ける前から解消されると思っていました。そして、最初にイオン棒のベッドに寝ている最中に自然な呼吸ができるようになったことを自覚しました。その後、背部、胸、心臓などから体内の静電気を放出していただき、心臓が中にへこんだ感じがしました。

夜中に感じていた不整脈もその夜から感じなくなりました。まだ一部の治療が残っているとのことでしたが、時間もなかったので、またの機会ということになりました。植物人間、ガン、透析、ペースメーカを付けた人、糖尿病疾患の方も回復しているという話は聞いておりましたが、実際に体験してみてその事実に疑いのないことも実感しました。

素晴らしいの一言です。しかし、このようなすばらしい治療が現に行われ実績があるにもかかわらず、その事実が理解できない、また理解したくないDrが多いわが国の医療界が情けない限りです。アメリカにこの技術をもっていけば、すぐに特許を取られてしまうので、何とか日本の医学界で認識されるよう努力をされているとお聞きしました。早くその時期がくることを期待しております。

リンパに滞留している静電気を体外に放出し、リンパを活性化させることによって自然治癒力が促進されます。治療法も全くの無害であり、不思議と言う他ありません。しかし医学的、実践的に難病が治癒したという症例が多いことからこの1~2年で医学界にも大きく取り上げられることになりそうです。

今は医学的裏付けを取りながら、治癒の症例を増やされているとのことでした。この前に紹介した免疫療法と全く同じ考え方のようです。「リンパの活性化」が大事であるということです。しかし、必要以上にリンパの数が増えてリンパが活性化しすぎてもアレルギー反応が現れるようで、白血球の顆粒球とリンパ球のバランスが大事であるといことのようです。

今はすっかり免疫にハマりきったようです。立て続けに3冊の本を読みました。これから4冊目に入ります。いずれも安保徹氏のものですが、今回は、2冊目に読んだ本(安保徹:体温免疫力 ナツメ社2004)から役立ちそうなところをピックアップして紹介したいと思います。

『深部温度をつねに37.2度Cに保つために、私たちはつねに体温調整をしています。きかねつ暑い日には汗をかいて気化熱を放出し、体温が必要以上に上がらないようにします。寒い日には肌や血管が収縮して、できるだけ熱が外に出るのを防いでいます。この体温コントロールをになっているのが、自律神経です。

自律神経とは、無意識のうちに体内のすべての調整を行っている神経で、交感神経と副交感神経があります。私たちが働いたり、運動したり、あるいは悩んだり、怒ったりすると、心臓の動きや呼吸が速くなったり、顔が紅潮したりします。

血圧を上げ、血流を増やして、活動のための酸素を全身に大量に送ろうとするのが、交感神経の役目です。副交感神経は、それとは逆に、心臓をゆっくりと動かし、体全体をリラックスさせる働きをしています。

交感神経と副交感神経は、それぞれ独立して働いているわけではありません。交感神経で体が興奮したら、副交感神経が働いて、興奮を鎮めてリラックスするといったように、お互いがシーソーのように交互にバランスよく働くことで、体内環境の安定が保たれています。おおざっぱには、私たちが活動している昼間はおもに交感神経が働き、夜寝ているときは副交感神経がおもに働いていると考えてよいでしよう。

自律神経は、心臓の動きや血管の拡張・弛緩などを調整して血圧や血流を支配しています。しかしもっと簡単にいうと、それぞれの細胞が働くか働かないかを決めているのが、自律神経なのです。自律神経は体中のほぼ全部の細胞を支配しており、そのときの行動にふさわしい細胞が働き、そうでない細胞が休むということを決めています。

たとえば、興奮したときは、心臓や血管の、この細胞に働いてもらって体を活動状態にするよう、交感神経が指令を出します。ものを食べるときは、大切な消化吸収に関係する細胞は働いて、そのほかは休むよう、副交感神経が指令します。

さて、体温を維持するためのエネルギーは、全身をめぐっている血液がもたらしています。食事をすると、それが消化・分解されて肝臓に運ばれ、エネルギーに変換されます。また、運動をすると筋肉でも熱がつくられます。これらの熱エネルギーは、血液によって全身の細胞に分配されるのです。
したがって、なんらかの原因で血流がとだえてしまうと、血液が十分に供給されず、体温が下がってしまいます。

血流がとだえてしまう原因のひとつが、交感神経の緊張です。たとえば仕事が忙しく睡眠不足で一所懸命に仕事をしていると、交感神経の緊張状態がつづいてしまいます。ふつうなら、交感神経が働いても、その後は副交感神経が作用して、体は均衡状態にもどります。しかし無理ばかりしていると、副交感神経が働く余裕がなくなり、体が緊張しっぱなしになってしまいます。

交感神経は、血管が収縮するよう作用するので、このような人の血管は細くなっています。細い血管に流れる血液量は少なくなりますから、全身の血液循環量が減って、体温も下がってしまうのです。

では、いつも副交感神経が優位に働いていればいいかというと、そうともいえません。副交感神経は血管を拡張させるので、血管に大量に血液が入りこむことになります。その大量の血液を動かすには手間がかかるので、この場合もかえって血液の流れが悪くなります。

自律神経の面からみると、交感神経と副交感神経、どちらの神経が極度に優位になっても、体のバランスが破綻して、低体温になり、さまざまな病気を招きます。複雑なような気もするでしょうが、反対に考えると、かえって簡単な面もあります。自分が交感神経と副交感神経、どちらに偏っているかがわかれば、その偏りを正すことで、病気を治すことができるのです。』

『血流量などの体内調整は、自律神経だけで行われているわけではありません。自律神経系と内分泌系(ホルモンの分泌)、それに免疫系という3つの調整システムがお互いに作用しあい、三位一体となって行われています。

ですから体温は、自律神経だけでなく、免疫系とも密接にかかわっています。免役系の細胞である白血球のうち、だいたい60%を占めているのが、顆粒球です。リンパ球が35%で、残り5%がマクロファージなどになります。

共同研究者の福田稔先生が、一万人を対象に調べたところによると、リンパ球の比率は35~41%だったそうです。統計学的にみると86%の人が、この範囲内に入っていることになります。ちなみに現代医療では、リンパ球の割合の正常値を18~50%としています。これではほぼ全員がこの範囲に入ってしまうので、まず意味はないと私は考えています。

リンパ球の割合は、自律神経の動きなどで、多少変わってきます。たとえば、私の通常のリンパ球割合は35%くらいですが、私の教室が火元で火事が発生したことがあります。そのときはリンパ球が25%にまで下がりました。責任者として、ショックを受けたためでしょう。このときは、すごい肩こりやこむら返りなどに悩まされたものです。

私の例でもわかるように、交感神経が優位になっていると、リンパ球の割合は少なくなってしまいます。そして、交感神経優位の状況がつづき、さらに低体温になると、リンパ球の割合は30%以下に減ってしまいます。

交感神経が刺激されるとリンパ球が減るのは、リンパ球は副交感神経の支配を受け、顆粒球は交感神経の支配を受けているからです。

これは健康な体にとって、ひじょうに都合よくつくられたシステムです。交感神経が緊張しているとき、つまり私たちが活発に動き回っているようなときは、細菌などの微生物が体に入りやすいので顆粒球を増やして、その侵入に備えています。食べ物を食べているような副交感神経が優位のときには、消化の過程で現れる体に不都合な物質を処理するために、リンパ球を増加させているというわけです。

さて、低体温状態から脱してだんだん体温が上昇すると、今度は副交感神経が優位になっていくため、リンパ球の割合が高くなっていきます。

ところがリンパ球があまりに増えすぎると、今度は逆に体温は低下してしまいます。そしてリンパ球の割合が50%以上になると、ふたたび低体温領域に入ってしまいます。ここは、副交感神経が優位になりすぎている世界なのです。

つまり白血球は、リンパ球が少ない状態にぶれても、リンパ球が多い状態にぶれても、体温は低くなります。体温が低い状態というのは、酵素の働きが悪くなっているわけですから、当然ながらさまざまな病気にかかりやすくなります。』

『・・・リンパ球が多すぎる場合と、顆粒球が多すぎる場合では、かかりやすい病気のタイプがそれぞれ違います。

37度Cを境に交感神経優位のほうへ体温が低下するにつれて、「ようし、やるぞ」という気持ちになっています。これが36度Cより低くなると、「やらねば」という交感神経優位の状態となります。交感神経優位で、顆粒球が多すぎる状態のときは、胃かいようのように、組織が破壊されるような病気が多くなります。

顆粒球が死んで細胞質が壊れると、細胞中の活性酸素が放出されます。活性酸素は、周囲のものを強力に酸化させてしまう作用をもつので、顆粒球が多くて活性酸素も大量に放出されると、まわりの組織がどんどん酸化されて、壊れていきます。それが胃であれば、胃の粘膜が活性酸素で攻撃され、粘膜細胞がやられてしまいます。その結果、胃炎が起きたり、ひどい場合は粘膜に穴が開いて、胃かいようになるわけです。

胃炎や胃かいようはこれまで、胃酸過多やヘリコバクター・ピロリ菌で起こるといわれてきました。これらの影響もたしかにありますが、病気発症の主役をになっているのは、むしろ顆粒球が放出する活性酸素ということができます。一方、副交感神経優位でリンパ球が多すぎる場合、今度はアトピー性皮膚炎やぜんそく、花粉症といった、アレルギー性の疾患が起きやすくなります。

アレルギー性の病気は、ダニやホコリ、花粉などに対して、抗原抗体反応を起こす病気です。皮膚や粘膜に付着したり体内に入ってきたものを抗原として、それに対して抗体をつくって、二度目に入ってきたときに、それを攻撃して排除しようとします。

この抗原抗体反応をになっているのがリンパ球です。リンパ球がたくさんあれば、細菌やウイルスなどの敵を排除する力が強いのですが、あまりに多すぎると、ふつうは敵とみなさないものにまで、過剰に反応してしまいます。その抗原抗体反応によって、皮膚炎を起こしたり、くしゃみや鼻水がでたり、ぜんそくの発作を起こすのが、アレルギー性の病粛なのです。』

安保氏の免疫に関する本を読んでいくと本当によくわかります。ほとんど同じことが書いてあるわけですが、免疫、特に自律神経の交感神経と副交感神経の関係、白血球の顆粒球とリンパ球の関係がよく理解できました。

その中から、選手のコンディションの管理をどのようにすればよいかという示唆もいただけました。すなわち日頃というか、日々どのようなデータを取れば選手の体調・体調管理ができるのかということの示唆です。

心拍数もそうですが、気圧、体温(深部体温)、血液検査による白血球の数(顆粒球とリンパ球の数)といったものが主になると思いますが、項目によっては朝、昼、夜など1日3~4回、定時に記録していくことも必要であると言うこと。

それらのデータを1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年の流れでどのようなリズムになっているのか、そのリズムや流れが途切れたところで故障するといったデータになるのではないかと思われます。また、女子選手の悩みである冷え症の問題についても、なぜ冷えの問題が起こるのか、そしてどのように対応していけばよいか示唆をいただいたように思います。

前回紹介した本は、免疫革命でした。その他に参考になるものとして次の書籍を挙げておきたいと思います。

1. 未来免疫学(インターメディカル)
2. 免疫を高めて病気を治す「爪もみ」療法(マキノ出版)

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