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トリノオリンピックを観て|ニュースレターNO.138

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先月の中ごろから体調を崩しました。本当に突然で、よくなったり悪くなったりが続いておりましたが、ようやく峠を越した感じになってきました。今日自宅に戻ったら急に寒気がして、風邪を引いたかなと思ったのですが、どうやら好転反応の熱がやっと出た感じです。これまではなかなか熱も出るような出ないような感じだったのですが、温かくしてひたすら汗をかきましたら、難儀なセキもおさまりました。これで明日からすっきりしてくれればよいのですが、祈るばかりです。

こんな体調の中、トリノオリンピックもはや終板を迎えようとしています。新聞の一面を見てもオリンピックが開催されているように思えない状況です。これまでにメダルがゼロ、4位が2つだけという結果によるものかもしれません。

新聞にもいろいろ書かれるようになりました。日本選手の不振ということですが、当初のメダル予想がどこからどのような根拠で出たものかわかりませんが、甘すぎるというか希望的観測でしかなかったように思います。世界のトップに立つにはそんなに甘いものではありません。私自身は女子のフィギアスケートで1つ取るぐらいではないかと予想しておりました。

冬季オリンピックについては、トリノの前のソルトレイクを観て、このニュースレターで感想も書きましたが、今回の感想も前回と同じものになりました。

特にスピードスケートとジャンプは、からだそのものの使い方が外国選手と異なるといったのですが、その課題がいまだに克服されていませんでした。スピードスケートのレースはまだありますのでよく観てください。日本選手と外国選手の脚の使い方がまったく異なります。日本選手は大腿四頭筋を使ってプッシュしているのですが、外国選手はハムストリングスと殿筋を使ってプッシュしています。この差が後半の大きな差になって現れています。

いまだに飛び出しのタイムが早ければ喜んでいるようですが、後半スピードが上がることはないのですから、いかにイーブンペースに近づけるかがポイントになると思います。スタートから大腿四頭筋を使ったプッシュを繰り返すことから、後半にエネルギー切れを起こしているのがよくわかります。

なぜ気づかないのか不思議で仕方ありません。前に、大腿四頭筋依存症といいましたが、本当にそのとおりです。大腿四頭筋を使ってプッシュするので押し出すタイミングが早くなり、そのぶん後方に押せないので直線でストライドが伸びません。そのストライドの違いは見ているとよくわかります。

直線での動きを横からみるとこのちがいがよくわかります。また、カーブワークを観るときに、大腿四頭筋が使われているか、すなわち膝の伸展動作を使っているか、股関節の伸展動作を使っているか見比べてください。日本選手の大腿四頭筋がグイグイ動いているのがわかります。

よく観ていたら、岡崎選手の脚の使い方はかなり股関節の伸展動作を使ったものになっていました。そのことが結果にも現れたといえるかもしれませんね。最初のラップは日本選手も早く入れるのですから、スピードは持っているのです。後はエネルギーの無駄使いをしない効率のよい動きを早く理解してほしいものです。ビデオを見ればすぐにわかるのですが、なぜ修正できないのでしょうか、不思議ですね。

また、我々は期待していなかったジャンプですが、これも前回のオリンピックの感想で述べたとおり、ジャンプの仕方がまったく外国選手と日本選手は異なるということです。ここでも日本選手は大腿四頭筋を使ったジャンプ動作になっており、外国選手は股関節の伸展動作を使ったジャンプになっており、その動きの違いが高く飛び出せない原因になっていると思われます。このこともいまだ気づかれず進歩することなく、停滞または退行しています。

能力はあるのに、力を出す動きになっていないということです。悲しいことです。

今回のオリンピックは、韓国、中国、ロシアの台頭が目に付きます。強化策をきっちりやっているのでしょう。

また、スノーボードはアメリカ勢の独占状態でした。もともとアメリカ人は恐れを知らないスピード狂が多く、スノーボードはアメリカ人のための種目のように思います。大胆さ、スケールという点においてなかなか太刀打ちできないように思いました。

それから、スケルトンに出場した越選手は11位と残念な結果でしたが、スタートダッシュの走り方がわかっていないように思われました。足を動かしているのですが、前に進む力となっていないのです。コーナーワークは抜群なので、スタートの走りを教えてもらっていればもっと上位にいけたのにと思うばかりです。

ここまで一番感動したのは、カーリングの女子選手たちでした。まさに頭脳と技の戦いで、見入ってしまいました。おそらく彼女たちの活躍に感動した人も多いと思いますので、これからカーリングが盛んになるかもしれませんね。

今回のオリンピック観戦記は、特にメモをとったりチェックする事も無く、端々と見ている状況です。何度も言ってしまいますが、スピードスケートとジャンプの指導者はもっと勉強する必要があります。これまでの殻を破り、新しい動きにチャレンジしてみる勇気はないのでしょうか。

同じことの繰り返しを何十年続けても結果は同じにはならないのです。今回のオリンピックでも日本の指導者たちが「木を見て森を見ず」の状況であるという悲しい現状を見た気がします。

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