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入浴の効果|ニュースレターNO.156

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11月も中旬を過ぎ、少しは寒くなりましたが、大阪ではまだ冷え込んだと感じる日が少ないように思います。先週は、土曜日にリコンディショニングⅠのスペシャル講座を行いました。少数ですが全国から集まっていただき、また熱心な方々だったので、規定の時間をはるかにオーバーしましたが、いろんなテクニックを学んで帰っていただけたと思います。

教える側としても、楽しい講習ができました。参加者の方々の感想が一部届いておりますのでは、ホームページをご覧ください。

それから、12/9に最後のリコンディショニングⅡの講座があります。この講座は、治療家やリコンディショニングに関わる方を対象にしたもので、正に現場の悩みを実践でもって解決しようというものです。夏前の1回目の講座では、御一人ずつが多くの悩みを持ってこられ、それらの問題を準じ解決していきました。

非常に面白い講座と思います。その感想は、掲載してあります。人数的には後何人かは可能ですので、悩みのある方はどうぞお越しください。その後の、懇親会のほうがもっといい情報が得られるかもしれません。懇親会は時間が許す限りやりますので、講座の時間をオーバーすることがほとんどです。

さて、今回は体を温めることについて考えてみたいと思います。時期的にもカラダが冷えることが多いことから、体を温めることの意義を考えてみたいと思います。2‐3週間前の新聞に次のようなことが載っていました。

「極超短波治療器で筋肉を20分間、40度以上に温めると翌日に伸張運動をしても30%程度の痛みを軽減できた。40度といえば、ちょうど風呂の温度。前の日に風呂につかればよさそうだが、実際に筋肉を40度以上まで温めるのは難しい。風呂に長時間つかるとエネルギーの消費も多く、逆に疲れてしまう。」

Tarzan No.476に温熱効果の特集がありました。その中から参考になるところを紹介したいと思います。

『やせ我慢で熱い湯に漫かった江戸っ子さん。その顔や肌がゆでダコのように赤いのは、体温より高い湯に湿かることで促される温熱効果のせい。湯の刺激でカラダの中心部が温まると、脳は体内のコンディションを一定に保とうとし、皮膚表面の毛細血管を広げるよう指令を出す。カラダの中心部から外側に向かって血液を移動させ、体内の熱を外に出そうとするのだ。その結果、血液の循環がスムーズになるというわけ。

同時にカラダを冷やすために、気化熱を得ようと発汗が起こる。血液内をぐるぐる巡るカラダの老廃物や、毛穴の汚れが汗とともにどっと放出され、ひとつ風呂浴びた江戸っ子さん、スッキリ爽やか。』

『液体中に沈んだ物体は、その体積と同じ量の液体の重さだけ軽くなる。「ユリイカ!」と叫んだアルキメデスの浮力の原理の通り、水中でカラダは確かに軽くなる。首まで水に浸かればその重さは本来の9~10分の1になるという。成人の頭の重さは平均で約4㎏。とすると、体重60㎏の人間の場合、首から下は2~3㎏の重さになるわけだ。

この浮力の恩恵を受けるのが、他ならぬ筋肉。立っていようが寝ていようが、陸上にいる限り、筋肉は常に重力に対抗するために緊張している。とくに抗重力筋といわれる大腿やお尻、体幹部の筋肉は浮力のおかげで緊張を解かれて緩み、凝りや疲れの解消につながるのだ。』

『だから血行促進に効果ありなのです。風呂に浸かると、アラ不思議。なんか普段よりウェストがすっきり締まっているみたい。残念ながら、これ単純に、空気より重い水の圧力のせい。とくに骨で覆われていない腹部は凹みやすく、水圧によって3~5㎝も細くなるといわれている。

肩まで湯に浸かっているとき、カラダが受ける水圧は、およそ1トン。このバカにならない水圧を受けることで、自動的にマッサージされているのと同じ効果が得られる。とくに脚部分がマッサージされることで、血管も同様に圧を受け、普段滞っている血液が押し出される。陸上では重力で下へ下へと溜まりがちな血液が心臓に向かって押し上げられ、これまた血液循環を促すという仕組み。』

『ニッポン人は浴槽の湯に浸かるのが大好き。温泉で浸かる。銭湯で浸かる。人んちのもらい湯で浸かる。毎日水を取り替えるのはもったいないので、沸かし直してでも浸かる。

前ページであげた入浴の3大メリットは、まさにこの湯に浸かるという入浴法で、より多くの恩恵にあずかることができる。その証拠に「あ~極楽、極楽」ってな湯船で眩く決まり文旬があるくらい。

温熱効果、浮力、水圧。この3つの作用が、どうカラダに作用するかというと、つまるところ、血行促進。これに尽きる。

温熱効果でカラダが熱くなると、その熱を逃がそうと血管が広がって血液が皮膚表面を巡る。浮力によって筋肉が弛緩すると、筋肉細胞の内部に血液が流れ込む。水圧によるマッサージ効果で血管が収縮し、さらに血液循環が促される。

ただ汚れを落とすばかりじゃない。これでもかってくらいに、とにかく全身をぐるぐると血液が駆け巡る。それがジャパンスタイルの入浴法、最大のメリットなのだ。

で、血液がぐるぐる巡ると、さらにどうなるのか。滞留していたカラダの老廃物や疲労物質が血液にのって流れだす。また、外から入ってきたウイルスや細菌などを攻撃するのは血液中に含まれる白血球。これらが全身を巡ることによって免疫機能が活性化する。

一方、皮膚、骨、筋肉、爪、髪、全身に60兆個存在するあらゆる細胞は、破壊と再生という新陳代謝を繰り返している。それができるのも、血液を介して酸素や栄養がデリバリーされているから。つまり、若々しく健やかでいるためにも、血液循環をスムーズにする入浴法がとても有効なのだ。』

『「血液の巡りがいいことで影響を受けるのは、カラダだけではありません。心もそれなりの影響を受けています」と言うのは、風呂文化研究会代表でもある東京ガス株式会社都市生活研究所所長の早川美穂さん。

「緊張したとき、頭はのぼせているのに、手足だけが異様に冷たくなる経験をしたことはないですか?あれとは逆の現象が浴槽の中で起こるんです。手や足の先に血液が十分に流れ込み、末端部がぽかぽかと温かく、とてもリラックスした状態」

ただ入浴するだけで、緊張状態とは対極のコンディションにもっていけるのだ。

「つまり、カラダの変化からココロのリラクセーションを得やすくすることができるんです」

さて、ここで注目したいのが、湯の温度。ただ筋肉がリラックスして血液循環がよくなるというのならば、マッサージでも似たような効果が見込める。だが、入浴ならではの重要なメリットというものがある。それがぬるい、熱いといった湯温だ。

湯の温度は、生命活動を司る自律神経を刺激する。37、38℃といった体温に近い温度は、副交感神経を刺激し、カラダはリラックスした状態になる。それより熱かったり冷たかったりする湯は、交感神経を刺激し、カラダを興奮させる働きをする。

ということは、目的によって湯の温度をコントロールすれば、入浴で自由自在にコンディションを整えることができるのである。

たとえば、朝スッキリ目覚めたいなら交感神経を刺激する熱い湯に浸かって気合を入れる。夜ぐっすり眠りたいときは、38℃前後のぬるい湯に浸かって副交感神経が優位な状態にもっていく、などなど。

また、この湯の温度と関わりが深いのが、入浴法。つまり、カラダのどの部分まで湯に浸かるかというラインである。

首まできっちり浸かるのが全身浴。思えば銭湯にいるじいちゃんはみなこのスタイル。湯に触れる表面積が大きいことから、カラダが温まりやすいというのが特徴だ。一方、みぞおちまで浸かるのが半身浴。こちらは心臓が湯の中に入らないので、心拍数が上がりにくい。長時間湯に浸かるときに適した入浴法。

「入浴のメリットを十分に得るためには、38~39℃の湯なら20分入ることが基本。逆に42℃くらいの熱い湯はせいぜい頑張っても3~5分しか入っていられません」(早川さん)では浴室に入る前に、ちと考えてみよう。あなたのカラダは今、何を求めているだろう?癒しか気合か凝り解消か爽やかな発汗か。浴槽の湯がそれらを与えてくれるはずだ。』

『中温の湯に入ったときの温熱効果は?

40゜Cの湯に入ったときの時間別の発汗量を比較したデータ。15分で約300gもの発汗が見込める。

深く沈めるほど浮力によって体重は軽くなる。

空気中で体重60kgの人間が腰まで湯に浸かったとき、みぞおち辺りまで浸かったとき、首まで浸かったときの体重の変化。

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下半身に集中しがちな血液を分散させる。

陸上では血液は下半身に集中する。腰まで浸かる半身浴では全身均等。首まで浸かると心臓に血液が集中。

入浴したときの血液の巡りの変化。

浴槽に浸かった時の変化。42℃の高温では一気に血流量が増加する。一方、38℃のぬるめの湯では、緩やかに血流量が増え、その後安定するのが特徴だ。ツムラ
入浴スタイルと心拍数の相関関係は?

もっとも心拍数が高くなるのは43℃の全身浴。逆に心拍数の上昇が緩やかなのは、37℃の半身浴だ。体調によって湯温と入浴法を選ぶ参考にしたい。
お風呂の温熱効果の基準を知っておく。

37℃から40℃未満の湯は、主に副交感神経を刺激し、40℃を超える湯は交感神経を活性化させる。これが、朝と晩の入浴を使い分けるための基本知識。

湯に海かると実際に肩凝りが解消する?

肩凝りの度合いの指数の変化。もっとも凝っている指数を1とした場合、入浴30分後には0.81に減少。入浴で凝りは2割引。

入浴法とストレスの関係を見てみると……。

高温での全身浴より低温での半身浴のほうがストレスの減少度が高い。リラックスしたいときはぬるま湯にゆったりと浸かるほうが効果的なのだ。』

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