意識と無意識|ニュースレターNO.170

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蒸し暑い日が続くようになって来ました。さて、今回のニュースレターは、本の紹介ではなく、最近良く考える意識と無意識ということについて、私の通勤メモである「思うがままに綴る」のノートから紹介したいと思います。

意識と無意識を、トレーニングでどのように考えればよいでしょうか。通常のアーム・カールをする場合を考えてみると、手におもりを持って肘を曲げる主働筋である上腕二頭筋に意識を持っていく。

また、手に持ったおもりを意識して肘を曲げたりする。肘を曲げ終えると、一時休息し、元に戻す。このとき、おもりが重ければ力を抜けば簡単に元に戻せる。何ももっていなければ、肘を伸ばす上腕三頭筋を働かせる必要がある。また、力を抜かずに戻せば、上腕二頭筋にエクセントリックな張力が加わります。

何れの方法でも、上腕二頭筋か上腕三頭筋のどちらか一方しか働きません。そこで意識を用います。

例えば、肘を曲げる主働筋は上腕二頭筋であり、肘を曲げれば意識しなくても上腕二頭筋は働いています。そこで意識をその拮抗筋である上腕三頭筋に持っていけばどうなるでしょうか。肘は曲げていくので動きが止まることはありません。上腕三頭筋に意識を持っていくことで、上腕三頭筋にエクセントリックな張力をかけることができます。

逆に、肘を伸ばして戻すときは、主働筋が上腕三頭筋になり、その拮抗筋は上腕二頭筋になるので、今度は上腕二頭筋に意識を持っていきます。

このような意識を利用した方法では、重量物を持たなくても筋肥大を得ることができます。また、重力の作用も考えなくても良いので、水中や無重力でもやれるはずです。これに動きを止めないで、連続的な肘の曲げ伸ばしを行えば、それもスローに行えばスロートレーニングや加圧トレーニングの効果も期待できます。

20~30回、1~2分間やり続ければ、血中の酸素が不足し、低酸素状態を引き出し、成長ホルモンの分泌を増大できるという、まさに加圧トレーニングと同様の環境にすることができるきがします(実際にデータを取っていないので)。結果も同様で、筋が肥大します(これは実際にやっての結果です)。

実に面白い現象です。拮抗筋への意識、スローな連続的な動きで、だるさが出るところまで繰り返す。というのが、私の体験です。すぐに筋肥大を感じることと、それが数日間続くことも体験しています。

意識と無意識、それぞれをどのように使うか、使い方によって大いに結果も異なります。スピードに関係なく筋力をつけたり、筋肥大を求めたりするなら、拮抗筋側に意識を置きます。逆に、スピード、スピード-筋力を求めるなら、無意識で動ける状態に持っていきます。その際に、意識は拮抗筋ではなく、他の関係のないところに置けば無意識で動かすことができます。無意識を引き出すために意識を使うという変な状況ですが、文章にしてみるとこのようになってしまいます。

意識は1か所にしか持っていけません。意識のないところはリラックスして、反応も動きも早くなり、大きな力も発生します。それはスピードが生まれるからでしょう。無意識を引き出すために意識をどのように活用するか、ということがスポーツ・パフォーマンスの向上の課題になるでしょう。達人のレベルになれば、この意識がなくなり、自動的、自然に無意識でやれるのだと思います。

力を発揮するためには、意識と無意識をどうするかということもありますが、他に呼吸や実際の動きをどのように行うかということを考えなければなりません。そうすると、一つのエクササイズでも何通りものやり方があり、結果も何通りもあるということになります。このように考えれば、トレーニングの可能性は広がるばかりです。まとめてみると次のようになります。

Ⅰ.呼吸
1.普通に
1)止めて
2)吸いながら
3)吐きながら
4)吐いてから

Ⅱ.意識
1.意識する(何に、どこに意識をおくか)
1)意識する方向は
2)重量物に
3)末端の四肢に
4)目の先に
5)体幹(丹田)に
2.無意識で(どこに意識をもっていくか)
1)意識の所在を変える

Ⅲ.動作
1.スタートは
1)ゼロ(静止)状態から
2)マイナス動作から(SSC)
2.往きは
1)普通に
2)開始時(始動)を
3)予備動作の反動(SSC)を
4)ゆっくり
3.往きの終わりは
1)一度動きを止める
2)動きを止めないで連続する
4.もどりを意識する
1)普通にもどす
2)力を抜く
3)早くもどす
4)ゆっくりもどす
5.もどった後は
1)一度動きを止める
2)動きを止めないで連続する
6.往復を意識する
1)往きで一度動きを止めてからもどす
2)往きと戻り、動きを止めないで(完全に伸展・屈曲しない)連続して
*ゆっくりの定義をどうするか

筋力・筋肥大、パワー(スピード-筋力)、筋持久力とありますが、実際のパフォーマンスにはパワーが必要だということで、クイックリフトなどで、直接大きな力とスピードを求めようとする考え方があります。しかし、当然重量が増せばスピードは遅くなります。逆に、スピードを速めようとすれば重量は軽くなければなりません。

やはり、それぞれ別々にレベルアップを図るべきではないか。そうすれば、筋力・筋肥大についてはスローな動きや拮抗筋への意識といったことが使えるのではないでしょうか。そして、パワーには最大スピードか、できるだけ速いスピードが使える状態でストレスをかけたものが適切になるのでしょうか。ここでは、通常のMaxの1/3の負荷が使えるかも知れません。

そして、後一つやるべき事があります。それは、スピード-筋力です。そのパフォーマンスに必要な負荷より少し(+)の負荷をかけて最大スピードを引き出しながら行うもの。また、パフォーマンスに必要な負荷より少し(-)の軽い負荷で行うものも考えられます。

パワーアップということで、「重い負荷で速く動かす」という考え方について、もう一度考え直しても面白いのではないでしょうか。目的は一つでも、いろいろなトライ方法があるということです。余りに、ダイレクトに直接の結果を求めすぎると、思うような結果も得られないように思います。

特に必要なのは、「スピード-筋力」という概念の理解です。これまでの力学的なパワーとは違うということに気づかなければいけないのでしょう。どんなパワーが必要か、どんなスピード-筋力が必要か、ということです。

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