男子バレーボールが16年ぶりにオリンピック出場|ニュースレターNO.193

いずるいずるが書いたよ! →最新記事一覧

セッションをご希望の方はこちら!

お問い合わせ

スポンサーリンク

2008年、6月7日、男子バレーボールチームが16年ぶりにオリンピック出場を決めました。1992年のバルセロナオリンピックで6位に入賞して以来です。このときのオリンピックの出場には、私も関係していました。

当時、エースアタッカーであった中垣内選手が、4月の終わりの全日本の合宿で、膝蓋靱帯を損傷し、8月のオリンピックの出場が絶望視されたのですが、そのとき、私は彼の所属するチームのアドバイザーをしていたことから、私が彼のリハビリテーションをやることになりました。

寝返りもできない状態でしたが、何とか7月のヨーロッパ遠征に間に合わせることができました。当時のリハビリテーションというよりも、新しい発想で取り組んだリ-コンディショニングを今でも思い出します。

そんな懐かしい思い出もありましたが、今回の予選会は、ほとんど相手のミスによる得点で勝利を得たという、正に運があったから勝利できたのだと思います。事実、初戦のイタリアも最初からイタリアのミスばかりで、ラリーも続かず、最後にイタリアが何とか追いついて勝っただけです。

次のアジアのチーム、韓国、オーストラリアもサーブミス多く自滅的なところが目立ちましたし、オリンピック出場をかけたアルゼンチンも、サーブミスの連続で、これも相手チームが勝手に転んでくれたようなものでした。

しかし、勝負とはこんなものなのでしょう。バレーボールはというよりもほとんどのボールゲームがそうかもしれませんが、今回の予選会では、どちらのミスが多かったか、ということで勝ち負けが決まったように思います。したがって、素晴らしいプレーの応酬での接戦ではなく、相手チームの自滅の試合が続いたように見えました。

すでにオリンピックの出場を決めているアメリカ、ロシア、キューバ、ブラジル、ブルガリアなどのチームの存在を思い浮かべると、どうしても2部リーグのゲームのような感じがしたのは、私だけだったでしょうか。

翌日の新聞に書かれていましたが、1972年のミュンヘンオリンピックで金メダルを取った監督で、前バレーボール協会会長の前田氏は、「まだメダルを取れるスパイクではない。レシーブやつなぎも下手。だが伸びしろはいっぱいある」というコメントをしておられました。見ている人は見ているということで、「この予選会は世界のトップレベルの試合ではない」ということを忘れてはいけません。

いずれにせよ、地元開催で、運を引き込んで見事16年ぶりにオリンピック出場を勝ち取ったのですから、今後の精進を期待したいものです。上田監督の性格もよく知っているので、おそらく彼の情熱が、運を引き込んだのでしょう。8月までに、もう1レベル、できれば1.5レベル、パフォーマンスを引き上げるように期待したいと思います。

さて、今回のニュースレターは、スポーツトレーナーにとって非常に役立つテクニックを紹介したいと思います。もうすでにご存知の方も多いと思いますが、それは操体法です。気持ちよい動きをして、からだのバランスを整えるというのが、操体法の基本コンセプトですが、それをわかりやすく解説し、さらに短時間でからだの調整ができるSPATといわれるテクニックについても紹介された本が出ました。

私の知人である矢野史也氏が出版された「ゆがみを正せば痛みは消えるゆるみ筋&こわばり筋のコンディショニング(道和書院2008)」です。

矢野さんは、フィットネス関係の経営者でもあり、スポーツの指導者でもあり、トレーナーでもあります。とても誠実な方で、豊富な知識と実践を積み重ねられており、私も尊敬している方です。実業家でありながら、実践者であるという本物のプロといえる方です。

今回の本は、これまで実践されてきたことのほんの一部だけまとめられたと思いますが、素晴らしい本です。突然、献本いただいたのですが、すぐに読んでしまいました。そして、自分なりにまとめて、教員たちにも、もう一度操体法について頭の中を整理しなおすように指示しました。

特徴は、短時間にからだの調整ができるテクニックであるということです。操体法をやったことがある方なら、すぐにできるはずですし、初めて知る方にもそんなに時間はかからないテクニックです。

操体法の基本がわかっておられれば、簡単で便利なテクニックですし、わずか数分で身体調整できるようになります。スポーツトレーナーにとっても、必須テクニックといえるでしょう。

今回は、矢野さんの冒頭の言葉を紹介させていただきます。ぜひ一読ください。

『私は、これまで長い間、トレーニングの原則に基づき、漸進的に負荷をかけて鍛えていくという方法を中心に身体づくりに向き合ってきました。しかし、筋バランスを整えることで身体パフォーマンスが向上することに気づいてからは、身体の前面と背面、右半身と左半身の筋の強さや柔軟性のバランスを整えるというアプローチを積極的に行うようになりました。

筋バランスが修正されることで、筋力や動作が改善されたり、腰や膝の痛みが軽減することも少なくないからです。このような現場における経験を経て、現在は「鍛える前に筋バランスを整える」、あるいは「筋バランスを整えながら鍛える」という発想で身体づくりに取り組むようになりました。

ところで、筋の状態を表す言葉として「短縮、緊張、拘縮、硬化、萎縮、硬直、収縮、伸長、弛緩、弱化、柔軟」など、多くの用語が使われています。

これは、微妙な表現が必要とされていることの裏返しともいえるのでしょうが、一方では、現場における「わかりづらさ」の一因になっているようにも思えます。

そこで、私は、思い切って身体にとって不都合な筋の状態を「ゆるみ筋」と「こわばり筋」という二つの言葉を手がかりに表現してみることにしました。あえて難解な言葉の使用を避け、平易な言葉でシンプルに説明することで、わかりやすさへの道が拓けてくるのではないかと考えたからです。

わかりやすいキーワードであるために、「こわばり」はほぐし、「ゆるみ」は締めなおす(強化する)という対応法へのイメージ化へ、スムーズにつながるのではないかと、言葉の持つメッセージカに期待しています。

本書はヘルスフィットネス指導者を主な読者対象として書きました。メタボリックシンドロームの改善、高齢者の健康づくりの必要性が声高に叫ばれるなか、運動種目、強度、時間、頻度といった運動処方の条件をベースにして運動プログラムや身体活動についての指導が行われていると思いますが、さらに、筋骨格系の身体バランスのアドバイスを加えることができればフィットネス指導の幅も大きく広がるものと確信します。

また、本書は、身体感覚をベースにして自分自身で身体のバランスを整える操体法やストレッチング、道具を使用しない簡単なトレーニングの方法などに触れていることから、腰痛や膝痛、肩凝りなどで悩んでいる人、さらには、高齢者の運動指導に携わっている人にも興味深く読んでいただけるはずです。

スポーツやフィットネスによる運動効果を高めるためにも、優先されるべきは、身体のバランスを整えることではないかという考え方が本書のテーマになっています。

第1部では、身体動作の要である腰部(骨盤)にフォーカスし、姿勢や動作を手がかりにアンバランス状態を探り、回復に向けたアプローチを多数の写真や図を用いて示しています。第2部では動作性の向上につなげる身体操作、第3部では、私が高齢者指導で多用している操体法を中心とした集団指導プログラム、第4部ではパーソナルコンディショニングで活用している短時間骨格矯正法SPATの技術解説について触れました。

本書では、メッセージの一方通行を回避したいという思いもあり、読者には最初に写真を見て考えていただくという形式を多くのページで試みています。

ストレッチング、筋力エクササイズ、操体法、SPATなど本書で紹介する身体技法は、いずれも身体感覚を大切にすることに重点を置いています。身体操作時に身体が発する声に耳を傾けることで、快感、不快感、違和感などの微妙な状態を感覚でとらえることができます。その感覚をベースにして、力の入れ具合や動作をコントロールすることで、本書で示した方法がより効果的なものとなるはずです。

しかし、感覚を文字で説明することには限界があります。感覚を無視して動作だけを真似してもよい結果を得ることはできないということも事実であり、日頃から身体感覚に意識を向け、経験を重ねていただくことが大切なことではないかと思います。本書をとおして、身体動作や身体バランスに興味や関心をお持ちいただき、日頃の実践へのヒントにつながるとすれば、これ以上の喜びはありません。』

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
いいね ! してね!

Twitter で

目的別記事

お問い合わせはこちら

お問い合わせ

スタジオのご紹介

スタジオ スタジオ

カテゴリー

シェイプアップ ダイエット トレーニング 痛みの改善 スポーツ選手 健康 学生向け おもしろ 魚住廣信 家族


Izuru Style
Tweets by izuru_style
Copyright 2017 神戸パーソナルトレーニングスタジオ Izuru Style