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体を温める|ニュースレターNO.218

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前回のニュースレターでお知らせしました「スポーツトレーナー虎の巻」がついに本日できあがりました。すでに予約いただいた方には26日、出版社から直接ご自宅に発送されますので、楽しみにお待ちください。

会員の皆様には、出版社のナップさんのご好意で、定価2,800円(税込2,940円)のところを、割引価格で2,500円(送料込み、税込)にしていただけるということですので、ご希望の方はお知らせいただければ、出版社から直接ご自宅まで届けられますのでHSSRまで申し込みください。

推薦文を書いていただいた寒川病院整形外科医長の橋本吉登先生のことばにありましたように、「各々の項目を読み進めていくに連れて、それまで当たり前に思っていた事柄が次々と正されていくことに気づかれるのではないでしょうか?「虎の巻」と題された本書ですが、実際は現在のスポーツトレーニングの世界を広く見渡し、丁寧に解説した本となっています。

これから真のトレーナーを目指す方々はまずこの本でトレーナー用語の正しい意味や本当の概念を知っていただきたいと思います。また、すでにトレーナーとして第一線で活躍している方々はこの本を読み、ご自身の活動を一段階、二段階上のステージまで押し上げていただきたいと思います。」
ということが私の願いでもあります。

また、著書の出版をお引き受けいただいた出版社のナップの長島さんには、この場をお借りして感謝いたしたいと思います。やはり私は多くの方の支えやつながりによって生かされていることを自覚しております。今後、人の役に立てるよう努力を重ねていきたいと思いますので、ご支援・ご協力ください。著書を読まれた方には、ぜひ感想をお寄せください。

それから、7月1日より一ヶ月ほど中国に行ってきます。大連にある遼寧省の陸上チームの指導の依頼で行くことになりました。いろんな体験ができると思いますので、帰りましたらまた報告したいと思います。留守になります7月のニュースレターは、文献の紹介だけになると思います。

さて、今回のニュースレターは、5月のニュースレターで紹介した体温を上げる話のその2になります。今回は、石原結實著「1日1回身体を『温める』と健康になる(三笠書房2009)」からの紹介です。体を温めることの有効性を違った角度から解説されています。5月のニュースレターと一緒に読まれるとわかりやすいと思います。

『一日中オフィスの中で働いている人は、営業などで外に出歩く人と比べて、健康状態に大きな差がある最近、こんな医学的研究が発表されました。
大腸がんになる率がオフィス・ワークの人に比べ、営業職のほうが非常に尐ないことが判明したそうです。

歩くと腸のはたらきがよくなり、食べてから便として出るまでの時間が短くなる。そのため、食べものの中に含まれる発がん物質が腸に接する時間が短くなり、大腸がんが尐なくなるわけです。

一方、長い時間イスに座ってコンピュータを使っている人、事務職の人はいろいろな不調に陥りやすい。これは座る時間が長く、下半身をほとんど動かさないと体温が下がってくるのが原因です。人体の中で最大の発熱器官は筋肉です。その筋肉の75%が下半身にあるため、体熱が生まれにくいのです。

また、体を動かさないと全身の血行も悪くなるので肩コリや頭痛、手や足の痛み、腰痛といった症状が出やすくなります。また、座り続けているため肛門付近の静脈の血行も悪くなり、痔にもなりやすい。

それだけではありません。室内に長くいると空調による乾燥などでノドが渇きやすく、やたらと水分を摂るようになる。しかも、体を動かさないので尿や汗の出が悪い。そうすると、胃袋や腸の中、鼻汁をためる副鼻腔、皮膚の下などに余分な水分がたまっていきます。当然、むくみも起こりやすい。

雨に濡れると冷えるように、余分な水分がたまると体の中も冷えていきます。その水分が耳の奥(内耳)にあるかたつむり管にたまると、目まい・耳鳴りがし、ひどくなるとメニエル症候群になる。ヘルペスや帯状疱疹、アレルギー、くしゃみ、鼻水、水のようなタン、アトピー、湿しんなども体内の水分が多いために起こりやすい病気です。

また、突然脈が速くなる頻脈や脈が乱れる不整脈が起こりやすくなります。これは西洋医学的にはなかなか原因がわからないのですが、東洋医学では体内に余分な水分すいどくがたまっている「水毒」の状態と考えられます。

水分の過剰がなぜ脈の乱れにつながるのでしょう。

まず、余分な水分のために体が冷えます。冷えると体温を何とか上げようとする。人間の体は体温と脈拍が比例するようにできていて、1度体温が上がると脈は10増えます。逆もまた真なりで、体温を上げようとするために、脈は無理をして速くなり、頻脈になる。また、それがちょっと乱れて不整脈につながることが多いのです。これを感じると動悸となります。

あまり体を動かさない人が水分を摂りすぎて、尿や汗が出ないときは、ここまであげたようないろいろなトラブルが起きやすくなります。
では、これらのトラブルを防ぐにはどうしたらいいでしょうか。

水分が欲しいときには「体を温めて、なおかつ尿や汗が出やすい飲みもの」たとえば紅茶、生姜紅茶、ハーブティ、こぶ茶などを摂る。

それから、大事なのは尿意を感じたら、すぐにトイレに行くこと。一度、尿を出すと循環がよくなるので、余分な水分をどんどん捨てることができます。トイレに行く往復の距離を歩くだけでも、尐し体を動かせるので、いつもより尐し遠い場所のトイレまで行くこともいいでしょう。

社内で他の部署に用事がある場合や昼食で外に出かけるときは、エレベーターをなるべく使わず階段を上り下り。通勤のときはひと駅分歩く。そういう工夫が大切です。

特に女性でデスクワークが多い人は、肩コリや頭痛、腰痛、疲れ目、生理痛・生理不順などの不定愁訴に悩まされることが多いでしょう。』

『気温が高くなると、日中は冷たいペットボトルを飲みすぎになりがちです。

「血液をサラサラにするために」という目的で、特に夏は汗をかくので、たくさん水分を摂るようにという指導がされますが、これは尐々疑問です。

雨に濡れると体が冷えて震えます。風呂上がりに体をよくふかないと湯冷めします。このように水分は体を冷やします。同じように、摂りたくない水分をやみくもに摂れば、全身が冷えてしまいます。

水分を摂りすぎると、むくみ体質の人は夕方にむくみが起こります。さらに、肺に水分がたまる肺水腫、肝臓に水分がたまるうっ血肝が起こることもあります。

実際に、心不全で全身がむくんでくると、水分摂取を制限し、利尿剤を使って体内の水分を尿で出す治療が行なわれます。

このように西洋医学でも「水分には害があること」がわかっているのですが、それでも「水を飲めばいい」と指導しているのです。

水分をたくさん摂ると、体は尿や汗、鼻水、下痢などで体外に水分を捨てようとします。頻脈や不整脈なども起こりますが、これを東洋医学では「水毒」の症状と考えます。

また、てんかんという病気があります。西洋医学では脳の異常だと考え、脳波検査をしますが、東洋医学では、「水てんかん」と呼びます。
余分な水分が体内にたまると、体全体が冷え、血行も悪くなる。脳に行く血流が一時的に悪くなれば脳細胞のはたらきが鈍り、そこでケイレンを起こし倒れると考えているのです。

水てんかんには「五苓散」という漢方薬を処方します。五苓散は5つの生薬でできており、うち4つが余分な水分を体外に出す利尿剤のはたらきをし、むくみや下痢にも効きます。

てんかんではケイレンが起きますが、免疫学の権威である新潟大学の安保徹教授は、ケイレンとは「体に力を入れて体温を上げようとする反応ではないか」といっておられます。さらにパーキンソン病の症状である震えも体の冷えからきているということですが、その通りだと思います。

繰り返しますが、世の中のすべては、「呼いて吸う」、「出入口」、「出納帳」などというようにすべて「出すほうが先」。水分は、尿や汗で出してから摂ることが大切です。

また、水分を飲みたくないときには、無理をして飲まないことが重要です。いや、それでもやっぱり水分は摂らなければいけない、という強迫概念が頭にこびりついている人はどうしたらいいでしょうか。

そんな場合は、体を温めながら、しかも利尿作用がある水分を摂ればいいのです。紅茶や生姜紅茶、ハーブティ、こぶ茶などがいいでしょう。もし、緑茶を飲みたいのなら、梅干しをしゃぶりながら飲むのもいいでしょう。体を温める食品である梅干しによって、体を冷やす緑茶の弊害を中和するのです。

そのほか、お風呂、温泉、サウナ、岩盤浴に入ったり、水分を摂るにしても運動をして汗を出してからにすると効果的です。』

『腎臓は腎血流を多くして、尿をつくり排出してあげないと、かえってはたらきが悪くなる臓器です。

たとえば、脱水症状を起こすと、腎臓のはたらきは非常に悪くなります。

腎臓のはたらきをよくするためには、水分をある程度摂らなければなりません。しかし、昼間からペットボトルなどで冷たい水を摂りすぎて体内を冷やすと、同じように腎臓も冷えてしまいます。入間の体は必ず冷えたところに病気が起こるので、腎臓にもよくありません。

そこで、「体を温める水分」を摂ることが大切です。紅茶、生姜紅茶、ハーブティを飲むようにするのがいいでしょう。

また、腎臓のはたらきをよくする食べものにキュウリと小豆があります。

キュウリは体を冷やすうらみがあるため、味噌漬けにして冷やす性質を弱めて食べたり、小豆はゆで小豆にしたり、自然塩かハチミツで味つけをして摂ると利尿作用が高まっていいでしょう。』

『昼食のあとは眠気に襲われます。なぜでしょうか。

食べると胃腸で消化が始まります。胃腸が動き出すと、休息の神経である副交感神経がよくはたらき、体はリラックスする。そのために眠くなるのです。

加えて、朝起きてからの体のリズムも昼食後の眠気に輪をかけています。

朝起きて、だんだん昼に向かっていくと交感神経のはたらきが強くなっていきます。

たとえば、朝の6時~7時に起きて、昼頃になると交感神経の緊張が高まっていくため、血圧も上昇し、脈拍も増えるために、体はリラックスすることを求めます。ちょうどこのときに昼食の時問を迎えるわけです。

このように、体のリズムを考えると、昼食後には5分でも10分でもいいので、眠いときには尐しうたた寝をしたり、目を閉じたりしたほうがいい。そうすることで、副交感神経がよりよくはたらき、免疫力も上がり、午後からの活動をもっと元気にできるようになるでしょう。

聖路加国際病院の目野原重明先生は100歳近いですが、毎日元気に活躍されています。1目の睡眠時問は3~4時間だそうですが、聞くところによると、日野原先生は、たとえば車の移動中などでうたた寝をするのが上手なのだそうです。

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