2011年新年のことば|ニュースレターNO.255

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2011年も早2週間になろうとしています。昨年の4月から個人的な活動をすることになり、大阪、東京、埼玉、神奈川での勉強会を重ねてきました。そのなかで「解っているつもり」がいかにトレーニングやトレーナー活動の中で蔓延しているか、将来に向けて不安に思いました。

しかし、勉強会に参加し、「解っているつもり」で「解っていなかった」ことに気付いてくれる人たちも増え、何とか本物の指導者・トレーナーになりたいと意欲を持って学びに集う人たちが増えてきたことは本当にうれしく思います。現状でのお金儲けではなく、将来に向けての準備として知識と実践力を身に着けてもらいたいと思っています。

そのためにも、どこで、だれから、何を学びとったかということが大切です。勉強会に参加された方たちには、本質を追究し、理解することがどれほど大切なことか、そのようにして学んだことはすぐに実践で結果も得られることも分かったと思います。

何事においても目的があって、その目的を達成するために段階的な目標があり、その目標を達成するために具体的な方法があります。このことがどれほど理解されていないのか、悲しい現状も多々見られます。「何々のために何をしたらよいのか」という具体的な方法論ばかり求めている・求めてくる人が多いのも事実です。

また、「これをすればどれほどの効果が見られますか」ということもよく訊かれます。それは自分がやってみてわかることであって、人に聞くことではありませんし、聞かれても答えられるはずがありません。だれに対して、どんなテクニックを、どれほどの技量でやるのか、ということを考えれば、答えはその人に聞きなさいということになります。

何事も、方法論が先ではなく、「考え方」が分からなければ発展力・応用力に繋がりません。基本的な考え方から、応用が生まれるのであって、その基本的なことが本当に理解できていなければ実際に教えることはできないし、結果も出ないのは当然です。「理解していること」と「教えられること」は違います。

何のためにこれをやっているのか、これをやるのか、まず相手に理解させなければいけません。「あなたのカラダはこんな状況なので、このようにするとこうなるはずです」と説明し、実際に指導したり身体調整をしたり、施術をすることが必要なのです。そんな説明もなく、何かをやらされたり、何かをやられた後に「大丈夫です」「これでOKです」と言われても信用されるはずがありません。

人間性の問題もあるのですが、指導や施術に際して、「嘘をつかない」「ごまかさない」本物の指導者・背術者を育てていくことが今年の目標の一つでもあります。私の人生の目的は、人を助けることです。人を助けるとは、カラダの悩みを解消してあげること、パフォーマンスを高めてあげること、そして教育することが含まれています。今年も一人でも多く本物を目指す人を育てること・教育することが今年最大の目標でもあります。

それから、年末に「スポーツトレーナー虎の巻-完全版」を読んでいただいた知人から感想をいただきました。年頭の内容としてもふさわしいと思いましたので、紹介させていただきます。尚、「虎の巻完全版」は、申し込みに期限はありませんので、いつでも申し込みください。

最後に、今年も皆様に役立つ情報を提供して行きたいと思います。そして、本物を目指す人に一人でも多くお会いしたいと思います。今年もよろしくお願いします。

 

パーソナルトレーナー 遊馬 広之

『冒頭に「本書は、私の人生経験の縮図です。」と書かれている。まさに魚住先生が歩まれた『軌跡』がこのDVD1枚に詰まっている。

近頃の業界人はご存じないかもしれないが、魚住先生はゴッドハンドと言われたり、たった一言のアドバイスで選手のパフォーマンスを劇的に変えてしまう『奇跡』の人と言われている。

魚住先生は日本人で初めて皇族の方から著書「スポーツ選手のためのウォームアップ・プログラム(メディカル葵出版)」に推薦文を受けた方なのだが、その推薦文にも皇族の方が体験した『奇跡』が書かれている。

実際に、『奇跡』はあるのか。初めて見る人はそれを『奇跡』だと思うだろう。しかし、魚住先生に教えを請うとそれは『奇跡』ではなく、それまでの『軌跡』があったからだと気がつく人も多いと思う。実際に勉強会に参加すればそれがわかる。だから、「虎の巻完全版」を購入した人の中に勉強会に参加した人が多いようだ。どうしても『軌跡』をたどりたくなるのは、私だけではないのだろう。

前回出版された「虎の巻」は出版の関係でカットされた部分が多かったようだが、今回の「虎の巻完全版」はカットなしでさらに、その後の事も書かれている。すべての『軌跡』が書かれているわけだ。

一人前のトレーナーになるには「行動」と「考えること」が伴っていなければいけないと書いている様な感じがした。勉強したり、教えてもらったことだけをしていたところで、自分なりに考えなくては、それ以上の発展がないということだ。その発展したものが、独自性というのかもしれない。

考えるための第一歩は、言葉をしっかり定義するということが大切である。「虎の巻完全版」には、しっかりと言葉が定義されている。例えば、私も一応パーソナルトレーナーだが、フィットネスクラブで「コンディショニング」というと、マッサージのお友達のような意味合いで使われていることが多いが、それが大間違いなことに気がつく。

私が一番興味を引かれたところは、第18章4項のマトヴェーエフ博士との対談。ここで紹介したいのだが、マトヴェーエフ博士は20世紀に最もスポーツ科学の世界で貢献した科学者だと言われ、当時敵側の西側諸国でも評判が高い東側のスポーツ科学者だ。西側の科学者にも認められているマトヴェーエフ博士だが、博士は西側の科学者をあまり認めていないようだ。しかし、唯一西側諸国のスポーツ科学者で認められたのが魚住先生である。

マトヴェーエフ博士との対談は、なんとも味わい深かった。その中でコンプレックストレーニングの項目に出てくる「発達効果」と「残存効果」。この2つの言葉を定義していくと面白い。トレーニングを発達効果、残存効果。トレーナーを発達効果重視の人、残存効果重視の人に分けて考えても面白い。

最後の章に魚住先生が書かれた、マトヴェーエフ博士のピリオダイゼーションに関する論文がある。20章の3は2をロシア語に訳したものだ。感想ではなく、魚住先生の人柄を表しているエピソードがあるので、ぜひ紹介したい。2009年の9月のことだったと思う。勉強会の後、我が家で話をしていると話すこともなくなった。

すると、こんな話が出てきた。ずっと前のことだが、魚住先生がピリオダイゼーションに関して書いた論文をマトヴェーエフ博士に読んでもらいたくて、ロシア語に訳して博士の下に送ったそうだ。それが、回りまわって、ロシアで最も権威のある学会誌に掲載されることになったそうだ。それが20章の3である。

私は学者の世界には詳しくないが、そういうものは投稿して運がよければ掲載されるものなのだと思う。投稿したわけではないのに、掲載されることはすごいことなのだと思うのだが。その掲載号が自宅に送られてきたそうで、そこで先生は「送ってきてくれても、ロシア語読めないからなぁ」と言ってその話題は終わった。

普通の学者であるなら、名誉なことだと自慢をするのだと思うが、当時のHSSRニュースレターにもその記載がまったくなく、確かお医者様が書かれた『ふくらはぎマッサージ』の本の紹介が掲載された。

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