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勉強会|ニュースレターNO.256

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昨年から本格的に始まった勉強会ですが、メンバーの方々から「勉強会ではどのようなことをやられているのか」という問い合わせを多くいただくようになりました。勉強会は、あるテーマについて参加者が事前に勉強し、ある程度理解し、自分で経験された中でいろんな疑問や質問を集め、それらに対してどのように考え、どのように解決していくのかということを身につけていくものです。

テーマについて何も知らずに参加する講習会ではありません。あくまで自分の技量をレベルアップするために行うものですから、目的は「考え方を身につけ、そこから応用として実践指導できるようになること」です。

今回はいくつかの勉強会の感想を紹介します。勉強会のテーマに対してどのように勉強会が進められているかイメージしていただけると思います。

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トータルフィットネス 本橋 正光

これまでの勉強会では、室内で行ってきましたので今回は屋外で、しかも屋外でなければできない野球とランニングに関する内容をご指導いただきました。もう一人のパートナーにもご参加いただき、2名で先生の一語一句を余すところなく聴き入っていました。

まず、外は寒いので事前にどんなことが知りたいのか、疑問に思っていることなどをラボ内でやりとりしました。先生は、その時の練習(勉強会)について、どんなレベルの人がいて、どんなことを知りたがっているのかをご自身の頭の中でまとめ、進行計画を立てられます。

トレーニングでいえば、トレーニング計画やプログラミングを行うのです。これはとても大切なことで、目的に対する方法や手段を取捨するのに必要なことでもあります。このような流れがあると指導する側は、勉強会の内容や段取りが鮮明にイメージでき、スムースに進行することができるでしょう。

ひと通り話をした後に、動くための前提となる自然に立つ、歩くことを確認しました。野球もランニングも立位姿勢が曲がっていたり、体のどこかの形がおかしかったりすると、動作を開始するにいたらない。そのためには、足底の荷重が左右均等で距骨下にきていることが大切で、緊張の少ない立ち方は足裏が沈むようにズッシリとしかもピタリと接地している感覚が必要になります。

きちんと立てるようになったら、今度は前に進む。胸骨やみぞおちあたりを意識して体を進めると足がつねに体の下でフラットに着く形になり、肩から腕の緊張は抜け、楽に体が前進するのが分かります。

進み方のイメージの仕方も胸やみぞおちや鼻筋と語句が豊富で、その人がイメージしやすいやり方を見つけるための適切な指導方法であると思います。言葉が先ではなく、言葉を教わる側に合わせるという考え方が目的達成には早いと感じています。教わる側が分かる言葉を使うということ。そのためには、たくさんの引き出し、語彙を持っていることも指導者に欠かせないことです。

体が軽くなり、動くための導入ができたところで、屋外でバッティングを始めました。アップがてらに軽くバットを振り回し、少しずつ動作感覚を確認していき、楽に振ることからやってみるのですが、力を抜いて道具を扱うことの難しさに苦労します。その時、先生はバットの重さを利用して体がつながっている感覚を繰り返し行わせました。ゴルフスイングのように上から下へとバットの重さを感じて、その重さを重力に任せて振るスイングを行いました。

どこの筋を使うとかどこの関節をどうするとか、細かいことを言うのではなく、緊張の少ないスムースなスイングができるように振ることができなければ、その先へは進めません。ここでもやはり、大前提となることから指導されています。当然それを跳び越えて先へ進んでしまっては、異質のスイングになってしまいます。このことは、動作指導の要です。

重力を利用してバットが振れるようになったら、水平方向へのスイングへと移行して行きました。先に緊張を取る練習をしていたので、体がスイングの感覚を覚えているために意外にスピードが上がります。

緊張はスピードにブレーキを掛けることを再認識しました。そこから、体重移動を伴うスイングへと段階的に動作レベルが上がっているはずなのに、ここでも意外に楽に振れてしまいました。ときどき細かく考えて振るとどこかがおかしい。スムースでない。違いを感じることがあり、筋肉を余計に緊張させることにより、動作のつながりが止まってしまうことを実感しました。

次にスローイングです。スローイング動作に重要なテイクバックのためのウォーミングアップを行ったので、腕がスムースに後方に上がるのが分かります。私は腕をぐるっと回してテイクバックをしていたので、「そのまま肘を肩の高さに」と指導を受けると無駄な動きが改善されました。

ここでの大きなポイントは、指導を受けた本人が感じることです。的をついたアドバイスを送ると、やっている本人が気持ちいい。楽に動作ができ、投げたボールが変わり、それなりに格好良さを感じる。その結果「楽しい」という感覚に襲われるのです。指導の本質は、これだと思いました。細かいことをあれこれ指導するより、いかにシンプルに出来ないことを出来るようにさせるか。

簡単なようでこれほど奥が深いものはありません。その後の指導でも一度にたくさんの事をおっしゃらず、ひとつ一つのポイントを簡単に、「体を前に倒すことで腕を前に振り下ろす」「フォロースルーは対角方向に腕を持ってくる」「空手チョップで投げる」など説明されました。

動作が馴染んでくると、自然と同じモーション、同じボールの軌跡を通るようになります。何か違うと感じる時は、やはり考えてやっている時です。動作が馴染めば、やがて感覚が馴染み、そうなるとリズミカルなスローイングへと発展していく。2人しかいないので、どれくらい連続投球したか分かりませんが、相当数投げました。

「もっとやりたい」気持ちになったときは子供の頃、何かに夢中になったことを想い出させました。バッティングと同様に、スローイングの要点も楽に行うことで、力みや緊張感はいりません。体の重さを重力に任せていけば、腕は自然に振れるのです。補給から投球へのタイミングも同様に力が抜けているべきで、そうすれば自然とリズムが取れるようになるのは、3人でスナップスローの練習を三角形で行ったことで感じ取ることができました。

ランニングは、これまで何度かご指導いただいていて、吸収に多くの苦労を必要としなくなったこともあると思いますが、指導内容がどんどんシンプルになり、短時間で動作が再現できるようになってきたと思います。これも一貫指導の効果だと考えます。基本となる大前提から動作の組み立てまで、ある期間を通して指導し続ける効果を身を持って体験しています。

実際、マラソンを始めてから一般市民ランナーレベルですが、記録は半分まで短縮していて、成長率は2倍ということになります。一般の人より練習時間が短いことを考えると、練習効果は3倍にも4倍にもなっていると感じています。

どんな目的、どんな目標があるにしろ、一人の人を指導するときは短期的な視点だけでなく、長期的視野を忘れずに指導を組み立てていくことを大切にしていきたいと思います。

いくつかの身体調整方法もご教示いただき、体がスッキリしたところで勉強会を終えました。個人的には、魚住先生が仕事をしている場や空気を感じ、少しでも共有できたことが一番の学びだと思い、この体験は指導者としての血肉となることは自明です。

 

パーソナルトレーナー 岡田 康志

『レジスタンストレーニング』について

まず、テーマに関しての参加者が持つ疑問、質問について考えることから始まりました。先生がいつも言われることですが、『知っている』ことと、『理解している』ことは違うのです。指導する中で大切なことは、『クライアントにエクササイズをきちんと実施してもらう』ということです。クライアントがきちんとできなかったり、指導する中で疑問が出てくるといのは指導する側ができるように指導できていないし、きちんと理解できていないということなのです。

私のような駆け出しは疑問もなくきちんと指導できるなどと言えるまでには、まだまだ経験も実践も足りないので疑問や質問が出てくるはずです。 しかし、この質問というのは本当に難しいものです。質問に良い・悪いはないので、わからないことならどんな内容でも良いのですが、自分がわからないことをきちんと言葉にして相手に伝えなければ答えられないので、言葉の使い方というものもしっかり考えなくてはいけないということです。

知っているつもりで使っている専門用語に関して、きちんと定義を持って使わなくてはいけないと改めて感じました。 トレーニングについては、筋肉は刺激を受けて反応するものですから、クライアントの目的によってどのような刺激を与えれば良いのかが決まってきます。

トレーニングを指導する際には、どのエクササイズを、どのくらいの負荷で、回数は? セット数は? どのくらいの頻度で行い、どのくらいの期間でプログラムを変えていくのかなど、考えなくてはならないことはたくさんあります。しかし、忘れていけないことはトレーニングは『目的があって、方法がある』ということです。

クライアントの目的なしには、トレーニングプログラムを決めることはできません。 筋肥大だから最大筋力の70~80%の負荷をかけて10回を3~5セットやればいい、という簡単なものではないのです。

一言に筋肥大といっても、その方はどのような筋肥大が必要なのか?という目的がなければ、本来は負荷や回数、セット数などは決められません。そんな安易にトレーニングプログラムを組むことはできないのです。それをやってしまっているので、いろいろ上手くいかなくて悩んだり、結果が出ないということです。

トレーニングは週に何回やれば良いのか?ということも刺激と反応に関係しています。2週間に1回だと効果はどうなのか?週に1回だとどうなのか?ということをきちんと理解しておくことが必要です。そうすれば週に何回トレーニングする必要があるのかといったことや、パーソナルの1時間のセッション以外に、自宅や会社での過ごし方についてもアドバイスしなくてはならないことがわかってきます(実際にはセッションの1時間だけでは刺激の波が弱過ぎて結果は出ません)

またトレーニングの内容に変化をつけるのも、筋肉が刺激に対して適応する期間をきちんと理解していれば、だいたいわかることです。そうすれば期分けといった考え方にとらわれることもなくなります。

トレーニングとは半年後、1年後にはこうなっているということを予めイメージしておき、それを実現するためにはどうしていくのかというように逆算的に考えていくもので、今日はこれをやったけど、今度は何をしよう?というものではありません。そうすると自ずと結果はついて来ます。予め想定しているものに向けて、今週は何をして、来週は何をするのかが決まっているのですから。

そこが抜けていると、いきあたりばったりで目的も目標も何もない、ただトレーニングをしただけなのですから、結果が出なくても当たり前です。 最近は指導の中で近いものはできていますが、今後はこれをもっと意識して取り組まなくてはいけないと感じた課題の1つです。 後半は、実際にクライアントを想定してトレーニングの指導の実技を行いました。

ここでもクライアントがきちんとエクササイズを実施できているのか、指導する側もきちんと動作できるように指導しているのか、ということがポイントとなってきます。スクワット1つにしても相手が楽にしゃがめるところはどこまでなのかをきちんと把握し、エクササイズ中も常に姿勢が崩れたり、重力を感じながら下がる意識などをタッチや言葉かけでサポートすることで、きちんとした動作を導くように指導者は気をつけなければなりません。

ただ、ぼーっと立って回数をカウントするだけではいけません。また、チェストプレス(胸の筋肉を鍛えるマシン)もきちんと胸の筋肉を使っている感覚を感じてもらうためには、グリップの位置、肘の角度だけでなく、大胸筋の機能を理解した使い方を相手に伝えなくてはならないし、それを滑らかな動作で行えるようにアドバイスしなくてはなりません。

背中の筋肉を使うロウイング系の種目も同様のことを注意しなくてはいけません。使い方、感覚を1つ間違えるだけでも動きが全く変わってきます。間違った指導をしてしまうと動きが二段モーションになってしまいます。二段モーションで重りを持ち上げると、どうしても重そうに扱ってしまいます。

やはり重量物を楽に扱うということがしんどくないトレーニングには大切になってきます。 楽に持ち上げるためには滑らかで動きにブレーキがかからないということが重要です。その使い方をトレーナーがわかっていて、指導できるかが大きなポイントです。マシンの使い方1つでも意識を変えるだけでものすごく楽そうにできるということを知ることができたのは本当に大きいです。

あとはこの考え方を他のマシンで、どのように応用していくかを考えることが実践の中での課題になりそうです。

 

『モビリゼーション』について

モビリゼーションはストレッチと共に『自然体』に戻すためにトレーナーが理解しておかなくてはいけないとても重要なものです。個人的には変形性膝関節症や肩甲上腕リズムが崩れてインピンジメントがある方とのセッションで痛みが出てストレッチができなかったり、上手く緩めることができなかったりという事があったので、モビリゼーションの技術を身につけたいという思いで勉強会をお願いしました

『モビリゼーション』とはモビリティ(動きやすい)+ゼーション(状態にする)という意味の言葉からなります。つまり、『動きにくい関節をスムースにする』ためのテクニックなのです。誤解してはいけないのですが、可動域を広げるためにモビリゼーションをするわけではないのです。

『目的があって手段がある』ので、手段を何に使うのかではなく、何のためにこのテクニックを使うのかが重要なのです。そしてモビリゼーションは矯正法ではないのですが、関節の動きをスムースにするので結果としてノーマルの状態になるのです。 モビリゼーションを学ぶ上で、骨の構造や関節の構造、身体の各部分はどのような関節からなっているのかを理解しておくことが大切です。

それは、関節を『動くように動かさなくてはならない』からです。この辺りはストレッチにも共通してくるのですが、動きにくいものをスムースに動くようにするためには、『快の刺激』を与えなくてはいけません。手技を施す側が無理矢理動かしてしまえば、相手には痛みやつらさなどの反応が出ます。

そうすると本来は動きを良くするために行っているもののはずが、上手くいかないといった結果になってしまいます。ですから動くように動かすためにはそういったことの理解が大切になってきます。 実技では肩甲上腕リズムを改善していくために必要な手技を教わりました。腕を挙げていく時には60度くらいまでは肩甲上腕関節で動くのですが、90度まで腕を挙げていくためには肩甲骨が30度動くことが大切になってきます。

ですから腕が挙がらないのは肩甲骨に問題があるのです。そして、その肩甲骨が動く基準は胸鎖関節にあります。胸鎖関節を支点にして、浮いたり、下がったり、前にいったり、後ろにいったりするのです。つまり鎖骨を動かすことが大切になってきます。反対側には肩鎖関節もありますので、鎖骨の動きは肩の動きに大きく関わってくるのです。

ということで、胸鎖関節、肩鎖関節の動きをスムースにする手技を教わりました。 モビリゼーションをする上で大切な事は伸展位では行わないことです。完全に関節をロックした状態ではなく、適度に緩んだ(あそびがある)ポジションで行わなくてはいけません。ですから、どのポジションで緩むのかを知っておかなくてはいけません。

手技自体は軽く動くように動かすだけなので、簡単なのですが、関節を見つけたり、どうのように持って行って緩めるのかといったところが非常に難しいです。先生がやるといとも簡単に見つけ出して、簡単に緩めてしまいます。この辺りが初めてやるのと何度もやっている経験の差なのでしょう

しかし、少人数の勉強会の利点で、そういった難しいポイントも先生からアドバイスを頂いたり、感覚を実際に押えて教えていただけるので、初めてなりにもなんとか身体が緩めることができました。鎖骨が動くようになると手を挙げるのがとても楽になりました(肩甲骨の手技はその段階ではやっていません)。

さらに肋骨や肩甲骨をやはり軽いタッチでスムースに動かすようにしていくとさらに挙げやすくなり、腕の重さが気にならないくらい軽い感じでした。今までどうしても肩甲上腕リズムというと肩甲骨ばかりに目がいってしまっていたのですが、鎖骨の重要性を思い知らされました。 それから腰痛の方に有効な仙腸関節の手技も以前教わったのですが、もう1度教わりました。

仙骨を固定して腸骨を動かすパターン、腸骨を固定して仙骨を動かすパターンをやると、しゃがみこみが非常に楽になります。さらに尾骨と大腿骨の大転子を刺激して股関節を緩める手技も教わり、やってみましたが、さらにしゃがみこみが楽になりました。 最後に皮膚のラインを使った手技で太もも周り、足関節を緩めていきました。

先日も教わったものですが、触る場所を増やすとさらに緩むのです。しかもたったの5秒で・・・こんな簡単に緩めることができるのは驚きです。セッションのクールダウンで時間があまりない時でも、この手技を使えばものの30秒で股関節から足関節まで緩めることができ、良い状態で終わるために使えそうな感じです。 今回もそれほどたくさんの手技をやったわけではありませんが、身体は軽くなり、『自然体』を感じることができました。

まだまだ学ばなくてはいけない手技はたくさんあるのですが、今回のものだけでもストレッチと組み合わせて行えば、かなりの方に『自然体』を感じていただけそうに思います。あとは現場でどんどん実践して、手に感じる感覚、関節を見つける時間の短縮など、いろいろなことを磨いていきたいと思います。

今年は魚住先生から多くのことを学ばせていただきました。一応、体操、レジスタンストレーニング、ストレッチ、モビリゼーションの基礎の基礎くらいは押えたといったところでしょうか・・・ ですが、まだまだ実践していく中で多くの疑問、課題、上手くいかないことなどが出てきます。

この程度ではとても理解しているなどとは言えたものではありませんので、来年以降もしっかり自分の課題をクリアし、成長していくために先生から多くのことを学ばせていただきたいと思います。そして1人でも多くの方に『自然体』を伝え、広めたいと思います。

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