プロフィール おすすめの記事 ニュースレター

お客様の声 お問い合わせ 無料体験

立つことの重要性|ニュースレターNO.257

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

膝の捻挫や足首の捻挫、大腿部の肉離れなど、下肢の外傷・障害を受けた後、下肢に負荷をかけないようにします。それで筋力回復エクササイズも坐位で行われたりします。膝のリハで最も行われているのは、レッグ・エクステンションでしょう。

またレッグ・プレスなどのエクササイズで大腿部の筋力強化が図られています。なぜ膝の強化が大腿四頭筋の強化のためにレッグ・エクステンションで行われ、平行してハムストリングスの強化のためにレッグ・カールが使われるのでしょうか。

なぜ、体重負荷をさせないのでしょうか。人間にとって立つこと、1Gの重力負荷を受けていないと、筋力は自然に退化することをわすれているのでしょうか。

入院してベッド生活をすればわかるし、宇宙飛行士が地球に帰還したときに立てないことは知られているはずです。1Gの重力負荷を受けているときに、たんぱく質の分解と合成のバランスがとれて、動的平衡状態になると言われています。すなわち、1G以下、0Gの負荷に近づけば、たんぱく質の分解が合成より有意になり、動的平衡状態が崩れ、筋肉が弱くなっていくということです。

うつ伏せや仰向けに寝たり、座った状態でいくらトレーニングをしても結局は立って動いたいり、階段を昇り降りしたり、ジャンプしたり、走ったりすることになるのではないでしょうか。立つことが下肢の筋肉に刺激を与えるエクササイズにならないと思っているのでしょうか。足首や膝関節の捻挫をした後、最大の関門はきちっと立てないことです。

患部をかばうために健側ばかりに体重をかけてしまう。かばって立っていたり歩いていると、ますます全体のバランスが崩れ、骨盤や股関節まで影響を及ぼしてしまいます。

患部というより、下肢の関節、すなわち股関節、膝関節、足関節にきちんと体重をかけ、両足で50%ずつの体重を受けなければいけません。自然体で、骨で立てれば、関節に対して全く問題は起こらないし、靭帯にも全く影響はないはずです。それ以上悪くもならないし、再発することも全くないと思います。基本である1Gの重力負荷を全身で十分受けて立つことができるようにすることです。

下肢の関節に自然体での体重負荷を受けられるように再教育させなければならないのです。そうすれば、バランスを崩すこともなく、早期に復帰することができるはずです。重力負荷と上半身の重みを負荷にして、下肢の筋肉を刺激するということです。物を持って立てば、さらに重力負荷+重量負荷+上半身の重みがかかります。

重力負荷、言い換えれば、垂直負荷をかけることが重要です。レッグ・エクステンションでは、膝関節のずれが生じる可能性があります。大切なことは、関節面での関節頭と関節窩の適切な噛み合わせです。

下肢の場合、足関節に関しては、距骨と脛骨・腓骨との噛み合わせであり、膝関節では脛骨と大腿骨・膝蓋骨の噛み合わせであり、股関節では大腿骨と腸骨の寛骨臼との噛み合わせであり、そして仙骨と腸骨の噛み合わせが問題です。それぞれの関節の噛み合わせが適合していれば何の問題もなく安定して立てるはずです。

適切に適合させるには、垂直方向で上から下方に、上の骨から下の骨に重力負荷を伝えることです。どこかの関節の適合が悪ければ、立っていて違和感があるのは当然のことです。

人によって、競技種目によって、また指導者によって、下肢をノーマルな状態やポジションで使っていないことが多分に見られます。例えば、重力負荷を支える一番下の足関節がノーマルポジションになければ、その上にある膝関節、股関節、仙腸関節にまでねじれのストレスが生じることは想像できるはずです。下肢の関節をねじった状態で上から重力負荷と体重負荷が加われば何が起こるのか、これも想像できるはずです。

こんな状況で下肢のどこかを痛めて手術する羽目になって、通常のリハをやってもあまり意味はありません。恐らく元通りのプレイやそれ以上のプレイは望めないというより、再発する確率の方が高くなるでしょう。問題は、下肢の使い方であり、正常な状態で下肢が使われていないということです。

アスリートに限らず立つこと、自然体で立つこと、自然にしゃがんだり立ち上がったりすること、自然体で歩くこと、自然に走ることが大切です。階段の昇り降りについても同様です。階段を楽に昇り降りすることも身につけなければいけません。結論的には、楽にからだを動かす・使うということです。

この記事が気に入ったら
いいね ! してね!

Twitter で
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*