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魚住廣信先生の指導|痛みの改善は“理解させる”こと。痛みの本質を見抜くことの大切さ

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魚住先生の指導
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先日、僕のクライアントさんのお母様が身体の痛みを訴えられていて、そのご相談に魚住先生のところへクライアントさんたちとご一緒してきました。

先生のところで学び始めて、約6、7年になるでしょうか?

今でも毎回のように学びがあり、勉強会で学べることと、実際に先生が指導されているところを見て学ぶのとでは、得られるものが大きく違います。

どちらも僕にとって必要な時間ですが、今回一番学べたことは相手にどのように“理解させる”か、“わからせる”か、ということです。

少し言葉としてはきつく感じるかもしれませんが、非常に大事なキーワードでした。

先生のご指導を見て感じたことを今日は、まとめていきたいと思います。

以前お伝えした記事はこちらになります。

短距離選手への指導|HSSRラボ

走り方の指導から学ぶこと|HSSRラボ

HSSRラボ|股関節の痛みで悩まれる方への指導で感じた課題と指導時のポイント

 

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クライアントさんの状態

以前、一度魚住先生にみていただいており、それが昨年の12月。

そのときのご相談内容が、膝の痛みで、先生にご指導していただいた後は痛みが改善し、楽に過ごせるようになっていきました。

前回は、僕が仕事の都合がどうしてもつかず、ご一緒できなかったのですが、クライアントさんからのお話などで痛みが改善し、その変化もご家族も確認されていました。

そこから4ヶ月が経ち、経過をクライアントさんからもお聞きしていましたが、また痛みが出てきたために先日、4ヶ月ぶりに先生のところへ行きました。

この痛みが出てきた理由が今回の一番の学ぶポイントでもあり、指導の難しさを感じるところでもありました。

80代 女性

クライアントさんのお母様は現在、80代でご家族3人でお住まいになられています。

家での過ごし方は、あまり動かず座って過ごすことが多いそうで、間食が多いそうです。

そのため体型としても少し太られていて、お腹周りにお肉がついている状態です。

運動もあまりしておらず、最近は腰も痛くなってきていたそうです。

以前先生から教わったこと

クライアントさんを通じてお聞きしたことですので、これがすべてではありませんが、椅子に座ってできることを教わったり、椅子からの立ち上がり方、座り方、日頃することなどを教わったそうです。

実際に初めてご指導を受けたときは、クライアントさんの感想では「あれだけ母がまっすぐに立てることに驚いた。痛みが改善して安心しました。」

先生にお願いする前に手術も考えられていたので、「年齢も年齢だから手術せずに改善できるならそれが一番いい。だから本当にありがたかった。」

このように言われていました。それからしばらくの間痛みも少し感じるところもあったそうですが、日常では問題なく過ごせていたそうです。

ただ、最初は良かったのですがそれから徐々に痛みが出てくるようになっていきました。

この理由は、お母様が先生に言われたことをしておらず、いつも通りの生活をしていたからです。ここが今回最も大きなポイントでした。

言われたことに対して、どこか他人ごとのように捉えていたそうで、あまり自分事のように考えていない発言があったと以前からクライアントさんからお聞きしていました。

ご自身でやるべきことが理解できていないというよりも、他人任せのような感覚でいたのが痛みが出てきた一番の理由だと思います。

 

先生のお母様のやりとり

実際に先生とお母様がお話され始めて、その様子を横で見ていましたが、すぐに前回の内容を覚えておらず、やっていないことがわかりました。

当然、やるべきことをしていないので、痛いときの生活と変わっていません。

痛みが改善することもなく、現在に至っています。

否定的な意見が先行する

会話の中で見えてきたことは、先生がお母様に対していろんなことをご指摘をしたり、何かをお伝えすると、その答えに被せるようにいろんなことを言われます。

「でも・・・」

「時間がない・・・」

「できない・・・」

先生がお母様に対して、なぜ痛みが出てきたのか、それは前回お伝えしたことができていないと当然痛みは改善しないということをお伝えしても、それに聞く耳を持たない様子が伺えました。

このような返答を続けていると、先生がお伝えする改善に必要な情報が頭の中に入りませんし、頭の中で、なぜ痛みが出ているのかを理解することが難しくなります。

実際に、前回お伝えされていることを全く覚えていない状態でしたので、姿勢や動作がどうか以前に、まずお伝えしたことを聞き入れることが改善のために最も必要なことだと感じられました。

相手に分からせる、理解させる

分からせるという言葉は、少し強引のように聞こえるかもしれません。

ただ、今回のケースはこの言葉が当てはまると思います。今回、僕自身が一番の学びだったのはここです。

相手にいかに理解させるか、わかってもらうか。現場でも非常に難しさを感じていますし、遠慮してしまうところもありました。

先生のお話する内容を聞いていて、これが理解させることなんだと感じ、僕自身と何が“差”なのか、対比しながらお聞きしていました。

お母様は、ご自身のお子さんに車で送っていただいています。ご家族が関与しており、貴重な休日を使って先生のところまで送ってくれています。

そこまでしてくれるお子さんに対しての気持ちや、大切な人生の時間を痛みで悩み過ごすのか、やれることをして少しでも幸せに暮らすのか、こういったこともお話されていました。

非常に厳しいことも言われていましたが、そこまで言わないと分からないですし、相手に本当にわからせるということはこういうことなんだと感じました。

実際、家に帰られてからの様子にも今のところ変化はみられているそうです。

ご指導の後半では、否定的な言葉を使っているときには「あっ。」っと気づけるようになっていましたし、先生からのアドバイスも肯定的に受け止められるようになっていました。

 

痛みの改善は理解させること

人間の脳は自分の都合の良いように理解するようにできているのかもしれません。

今、痛みの改善だけに限らず、ダイエットやシェイプアップ、いろんな分野で行われていることは「●●の方法がいい」と聞くとすぐに実践してしまうことです。

そういう行動力は素晴らしいと思う一方で、そもそもの原因が分かっていない中で、何かをやることの意味を再考する必要があるように思います。

「東京へは飛行機が一番早いよ!」と言われて「うそ?!じゃあ飛行機に乗る!」と言っているようなものです。

そもそも今どこにいるのかによって東京への行き方は変わるはずです。

当然、東京内に入れば、車、電車の方がいいと思います。これと同じようにまず、現状をもっと理解する必要があります。

現状を理解してもらうこと

現状がどのようになっているのか、なぜ身体が痛むのかは専門家でないと発見は難しいと思います。

そこは誰かに頼ることになると思いますが、そこで重要なことはただ聞いていればいいのではありません。

トレーナー側からすると、ここでいかに理解してもらうかが痛みの改善のポイントになります。

クライアントさん側からすると、自分の身体はなぜ痛むのか。

「ああ!座る時間が長くて、背中が丸くなっているから腰が痛くなるんだ」

というように、原因が理解できると、そのためにどうすればいいかが理解しやすくなると思います。

「日頃できるだけ動くように、外を歩いてみようかな。」

それでいいわけです。ただ、この「外で歩いてみようかな。」に至るまでには、「座っている時間が長いから腰が痛む」「動いていないから痛む」という理解がなければ「面倒」「しんどい」が先行するはずです。

原因が何で、何のために動く必要があるのか。動くと痛みは改善すると理解できれば、本気で痛みを改善したい人は必ず動きます。

僕自身、本当にここまでクライアントさんに理解してもらえているかということを考えると、もう一度見返す必要があります。

相手に理解させることの重要性は、こういった現状から痛みの改善までの進路を明確にするために必要なことです。

伝える側がシンプルでなければ伝わらない

こういった伝えるということ考えたとき、毎日のようにブログを書くときに「どうすればわかりやすく一般の方に届くか」を考えます。

ブログでいえば誰に何を伝えたいのか、いろんな意図があり、僕が書くブログは長くなっています。

現場ではより端的に、シンプルに伝えることが大切です。

いろんなことを言われると伝わりづらく、端的にひとつのことだけを伝えるとわかりやすかったりもします。

今回のお母様のケースで言えば、どのように捉えられているかというお母様の理解が痛みの改善には重要になります。

ただ、僕のようなレベルであれば、伝わらない場合は当然、伝える側の僕自身に問題があると思います。

そう考えると、もっとわかりやすく、シンプルに伝える技術を学ぶ必要があり、それを実践し続ける必要があると思います。

今回非常に学びになったことは、相手にどのように理解させるか、わからせるかということでした。

今後も指導に関わるさまざまな分野を学び続けていきたいと思います。

 

まとめ

結果として、今回先生がご指導していただき歩いたり、椅子からの立ち上がりをすると、スムーズにできており、痛みも改善されていました。

この状態を維持するために、お母様が実践し続けることができれば痛みも改善していくと思います。

やり続けるといっても、特別なことをするのではなく、椅子から1回でもいいから立ち上がる。それができたら次の日は2回。

そのように続けることが負担にならないような工夫も必要で、続くように指導することも大切に感じました。

今回はお伝えしていませんが、先生が調整をされているときの手の位置や感覚、そういったことも学ぶことができました。

こういった部分は、実際にご指導をみないとわからないところでもあります。

毎回多くの学びがあり、僕自身はすごく楽しい時間であり、クライアントさんにとっても価値のある時間を過ごせていると思います。

これからも一人でも多くの方が健康や身体を変えらえるように、僕自身も学び続けていきたいと思いますし、お伝えし続けていきたいなと思います。

最後になりましたが、魚住先生、お母様やご家族の方、貴重なお時間をありがとうございました。

今回の記事の内容が、何かのきっかけになればうれしく思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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