楽に立つためのポイントは筋肉を緩めその感覚を体感すること

楽に立つ

先日セッションの中でクライアントさんと立ち方について話をしていましたが、立ち方について固める、頑張って立つ、しんどさを感じることが善しとする傾向がまだまだ強いと感じることがありました。

立つということは、骨で立つ感覚をつかむこと、楽に立つこと。それが僕自身がセッションの中でお伝えしていることですが、これは体感として得ることが一番意味がわかることでもあると思います。

「楽に立てば腹筋が緩んでしまうけど、それでもいいの?」クライアントさんから言われたことですが、これまで力を入れるように立っている方はこのようなことを言われます。

このような場合、以前よりもリラックスしているけど楽に立てることに違和感を感じますが、骨で立つ感覚を掴めると非常に楽ですし、そこに安定感を感じると思います。

今日は現場から感じた楽に立つということについてお伝えしていきたいと思います。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

 


クライアントさんの身体の状態

クライアントの身体の状態

このクライアントさんの身体の状態は、全身が非常に硬く、循環も悪い。全体的に緊張感があり膨らみを感じます。

事務職をされている方ですが、パソコンや書き物が非常に多くあり、仕事を終えると身体はパンパンに張ってしまっているそうです。

体温は、35.9~36.0度前後と低体温であり、ご自身も手足など末端の冷えを感じています。

これまでジムでマシンを使ってトレーニングをしたり、スタジオに入ってエアロビなどをしていますが、身体の冷えも改善されないし、姿勢も改善されないのでご相談に来られました。

 

セッション前の立ち方の認識

セッション前の立つことへの認識

セッション中にクライアントさんの肩を持って身体をぶらぶらと揺らすことがありますが、このクライアントさんの場合、立った状態で揺らそうと思うとすごい抵抗していました。

「リラックスしてぶらぶらにしてみてください。」

とお伝えしましたが、「立った状態で力を抜き方がよくわからない。」とおっしゃっていました。

ここから立ち方について、現在の認識と僕自身が考える立ち方についてお伝えし、まずは頭の中で理解していただくように説明していきました。

ただ、この時点では、「立った状態でリラックスすると力を入れていないし、正しく立つことはできないんじゃない?」という疑問があったそうで、このあたりの部分は体感をしていただくことで疑問を解消していただくことにしました。

この方のセッションに入る前までの立ち方の認識は、

  • 腹筋に力を入れることで正しく立つことができる
  • リラックスすると力が抜けるので、正しく立てない
  • 母趾球に体重を乗せることで綺麗に立つことができる

このような認識をされていました。

 

骨で立つことを認識する

骨格

まず行ったことは、椅子に座った状態で骨盤を前傾、後傾方向に何度も動かし、そこから立ち上がるということを行っていきました。

これについては、立ち方を考える|胸を張るのは間違い?!立ち方を理解するための3つのステップでお伝えしていますので、ご覧いただければと思います。

ここでお伝えしているような形で、骨盤を動かした後立ち上がっていただくと骨で立つということがよく理解できたそうです。

セッション前は腹筋に力を入れないとうまく立てないと思っていたそうですが、このような立ち方をすることでよく骨を感じれるようになり、なにより力を入れずリラックスしても安定して立てるようになりました。

読者の方も、おそらく多いのではないかなと思います。力を入れて立つということが正しいと思っている方がいると思いますが、力を入れるのではなく、人間には抗重力筋という筋肉があります。

この筋肉は、人が立つことで重力の影響で自然に緊張する筋肉のことです。

腹筋もそのひとつであり、ご自身で力を入れようとしなくても適度に緊張します。今回のケースでは、日頃からご自身で力を入れるように立っていたため、非常にしんどかったと思います。

余分に緊張させていたことをやめて立ったからこそ、楽に立てるという感覚がよりわかりやすかったと思います。

ご自身では、「力を抜いても安定して立てるね。」と言っていましたが、実際には腹筋は適度に緊張が保たれた状態で、お腹も引き締まっていました。

 

筋肉を緩め、循環を改善することで身体は引き締まる

立ち方の理解をしていただいた後は、筋肉が非常に硬い箇所も多くあり、循環も悪かったため筋肉を緩めることを行っていきました。

今回は、まず、身体を6つの方向に動かし全身を緩めていきました。

6つの体操

これは現場でよく使い、クライアントさんの反応もいいのですが、

  • 前屈
  • 後屈
  • 側屈
  • 回旋

いわゆる、前後、左右、捻り、などの動きを使って身体を整えていく体操です。

体操

後屈

側屈

回旋

これは僕自身のことですが、最近指導をする際に少し動きを大きく誘導しすぎていたことが、振り返る中で見えてきました。

大きな動きをしたいときに、大きく動かそうとするとそこには緊張が生まれ、筋肉が硬くなりあまり大きく動かせません。ですが、小さい動きで気持ちよく行っていくことで動きは次第に大きくなります。

まだまだ細かいテクニックを見直さないといけないなと感じる部分でもあり、この6つの体操を行っている際のサポートを変えることで、クライアントさんもよりリラックスした状態で身体を動かすことができるようになりました。

6つの体操を終えて立っていただくと、先ほどよりもさらに踵に体重が乗るようになり、どのように正しく立つかと自分で調整しなくても、立つとポンッと位置が決まるように自然に楽に経つことが理解できたそうです。

この辺りでクライアントさんは、筋肉を緩めることで楽に立てるということが体感でき、立ち方についてご説明したことが頭と身体で理解できたそうです。

関連記事:全身のむくみは気持ちよく身体を動かすことで改善できる

下駄を履いて立つ、しゃがむを繰り返す

続いて行ったことは、下駄を履いた状態で立つ、しゃがむということをいろんなバリエーションを活用して行っていきました。

ここで行ったことは、しゃがむときの手順を理解していただくことと、どのように立ち上がるのかということをお伝えしていきました。

スクワットは鍛えるイメージが強かったそうですが、今回はしゃがむ深さも気持ちよく動ける深さにし、そこで弾むように立つ、しゃがむを繰り返していきました。

スクワット

すると、次第に股関節周辺の筋肉が緩み、動きやすくなっていき、筋肉にも弾力が出てきて、ヒップアップしてきました。

このような動きだけではありませんが、いろんなバリエーションをこなしていくうちに身体も温まり、ウエスト周りは引き締まり、身体は縦に伸びたようにすっと立つことができていました。

全身いろんな動きを行いながら筋肉を緩め、循環の改善を行うことで身体の変化を互いに感じることができたと思います。

関連記事:脚の形を整える|スクワットを工夫すれば捻じれた脚はまっすぐに近づく

 

大切なことは頭で理解し体感をすること

頭で理解すること

このブログでは、一人でも多くの方に健康や身体を変えるきっかけをお伝えできればと思っています、いろんなことをお伝えしています。

クライアントさんはみなさんブログを見てこられていますが、みなさんに共通することは実際にご自身で試しているということです。

そしてもう一つ共通することは、実際にブログの内容を理解し、実践してみてある程度変化を感じるけどもセッションを受けると、体感が全く違っていたということです。

セッションに受けに来ていただけることは嬉しいことですし、ご一緒にできれば本当に僕もありがたいことです。

今回ここでお伝えしたいことは、読者の方は特にそうですが、ブログでお伝えすることは体感がどうしてもできないことです。

僕がお伝えすることと、実際にやっている内容にはおそらく差があり、その差を埋めることでさらに身体は変わると思います。

そこが料金を払ってセッションを受ける意味にもなると思います。IzuruStyleではなく、他のトレーナーの方でもいいと思いますし、素晴らしい指導者の方は探せばいます。

大切なことは、情報を頭で理解することとそれを実際に体感することです。その両方が伴ったときにさらに身体は変わっていくと思います。

そして、体感した後に再度内容を読んでいただくと、また違った見え方にもなっていきます。そうやって身体を変えたい方はステップアップしていただくことが、身体を変える近道になるのではないかなと思います。

 


まとめ

今回は、現場で指導してクライアントさんの立ち方の認識と変化についてお伝えしていきました。

もっと気持ちいことで身体は変わると思いますし、気持ちいいことで身体が変わらないという認識を解いていただいた方がいいなとも思っています。

日本人らしさと言えばそうなのかもしれませんが、しんどいことが必ずしも結果に結びつくことではないということも改めて、認識していただきたいと思います。

大切なことは、変わるためのことをするということだけです。そこにしんどさ、楽さ、どちらであってもいいと思います。

ですが、しんどいことじゃないと変われないと思っているのであれば、それはおそらく違います。

その認識を変え、どのように変えればいいのかということを認識できたとき、今までとやることが変わり、身体も変わっていくのだと思います。

今日の内容が少しでも参考になる内容であれば嬉しく思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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