トレーニングと脳の関係|10年後映像を見るだけでも筋肉に変化が見られるかもしれない

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脳と痛み
2014年1月25日の記事を再編集してお送りしています。

ウエイトトレーニングを行っている時に行っているときにふと不思議な体験をしたことがあります。

それは、1kgのダンベルを持ってプルオーバー(仰向けで万歳していくようなトレーニング)をしていたとき、自分の口から「重い重い」という言葉を発すると実際に1kgのダンベルが重くなり、「軽い」というと軽く感じた経験があります。

実際に声に出して行ってみてください。おそらく重量の感じ方が変わります。ちょっと宗教的に聞こえるかもしれませんが、そうではないんですね。

トレーニングは根幹を辿れば、重りを通して脳にその刺激を使え、その刺激を基に筋肉が変わっていきます。そうであれば催眠術をかけられた状態で1kgのダンベルが高重量に感じさせられると筋肉は肥大する可能性があるはずです。

要は、刺激は脳が感じているため、脳にどのような刺激を与えるのか、その刺激によって身体に反応が起こる。これがトレーニングの本質になり、刺激と反応の関係を理解することが、重要なことだと思います。

今回はトレーニングと脳の関係についてお伝えしていきたいと思います。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

 

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言葉と脳の関係を実感する

先ほどは、言葉の違いによって同じ重量の感じ方が変わるとお伝えしましたが、これは自分でもできます。素直な方ほど効果が実感できると思います。

まずOKサインを作る

まず人差し指と親指でローラみたいに指でOKサインを作ってみてください。

OKサイン

この人差し指と親指を引き離すように逆の手でどちらかの指を引っ張ります。そのとき、「強い、強い」と言葉に出して引っ張ります。

そして次に「弱い、弱い」と言葉に出して引っ張ってみてください。先ほどよりも引き離されそうになったり、実際に引き離された方もいると思います。

言葉の力

言葉の力はすごいなと感じるところですが、言葉を通じて脳へ刺激が伝わり、実際に力が入りづらくなったりしたと思います。

日常での言葉遣いが重要だという意味は、ここからも何となく理解できますが、言葉の力によってこれだけ簡単に力の入りやすさが変わります。

これをトレーニングに活かそうと思うとどのようなことが応用できるでしょうか?

 

トレーニングと脳は刺激と反応の関係

例えば筋肉を肥大させる目的である場合、一般的には10回で限界を迎えるような負荷で行うか、もしくは低負荷でも反復できないぐらいまで追い込むことで筋肉は肥大すると言われています。

関連記事:低負荷でのレジスタンストレーニングでも筋肉がつく理由

基本的には限界まで反復することで肥大すると言われていますが、重量が肥大させる根本的な要因でないことはわかるでしょうか。

例えば、10kgのダンベルを使うから肥大すると決まっているわけでもなく、反復できなくなるぐらいの刺激を筋肉に与えることで筋肉は肥大します。

だとすれば、重さの書いていない砂袋を持ってスクワットをするとします。持ちにくかったり、重かったりすることで10回で限界を迎えたとします。これでも筋肉は肥大します。何kgを持っていたかはわからないけど、その刺激が筋肉を肥大させる要因であるということです。

昔行われた実験

少し話は変わりますが、昔ある囚人に対して実験が行われました。その実験は目を布で隠した状態で切れない物差しのようなものを、手首にスーッと滑らせました。

このとき、研究者が「君の手首を切った」と声をかけ恐怖心をあおっていきます。実際には切れていないのですが、被験者は手首を切られたと思い込んだ。

その状況をもっと信じ込ませるために、水滴が垂れるような音をたて「手首から大量の血が出ている。もう時期君は死ぬだろう」というような言葉をかけると、被験者は最終的に心臓が止まり、死亡したそうです。

実際は手首も切っておらず、血も出ていない。だけど、その状況が見えない被験者は自分の感じた感覚で心臓が止まり、死んでしまった。極端な話かもしれませんが、結局身体は脳がどのようなことを感じるかによって身体を変化させるということがわかる話だと思います。

脳にどのように感じさせるかがトレーニングでは重要になる

結局どのくらいの重さを使うのか、そういった重量にばかり目が向きがちですが、実際には細かい数値はそこまで関係ないのかもしれません。

大切なことは、筋肉をつけるにしても、緩めるにしても、そのとき脳がどのように感じているか、指導する側であれば、どのように感じさせるのか、そういった工夫も身体を変える一要因になるのだと思います。

だから、トレーニングに取り組んでいるときには、「こんなことをしていてもどうせ自分は変わらない」と思い込んでいる方は、身体は本当に変わらないのかもしれません。

逆に「自分は変わる」と思い込めている方は、身体は変わりやすいのかもしれません。これはおそらく事実に近いことだと思いますし、人生においても同じことが言えると思います。

こう考えると、トレーニングと脳の関係を一度引いて考えてみると、非常に面白い世界が広がっているように感じます。

関連記事:筋トレを始めたばかりの人が陥る筋肉が大きくならない10の理由

 

近年の研究でもトレーニングと脳の関係が注目されている

もう1つ重ねて話をすると、東京大学の教授である石井直方先生が意識とトレーニング効果の実験結果を〈東京大学教授〉石井直方の筋肉の科学 (B・B MOOK 1244)などで書かれていました。

トレーニングでも意識を向けた部位の筋活動が高まることは、筋電図からもはっきりと確認できており、高齢者のリハビリに役立つのではないかと言われています。

研究もまだ途中の段階ではっきりとしたことがわかっていないそうですが、将来的には映像としてトレーニングを見せ、実際に鍛えていることを脳の中でイメージさせる。

そして、その映像で鍛えている部位と同じところに意識を向けることで、実際に自分があたかもトレーニングしているような感覚に陥ることで、筋力が向上するのではないかと言われていました。

実際意識を向けることで、筋活動は明らかに活発になっていることから、おそらく可能性のある話です。

そうなれば、寝たきりの方のトレーニングとしてもかなり有効ですし、高齢の方は健康を維持するためにある意味楽に身体を鍛えることができる未来がくるかもしれません。

こういったところからもトレーニングと脳の関係は注目されており、決して宗教的な話ではなく、実際に活用できる技術として多くの人々を救うきっかけになると思います。

気になる方は、ぜひこちらを読んでいただければと思います。

貼るだけの健康器具も効果を上げられるのかもしれない

SIXPAD という、貼るだけで筋トレ効果が得られるというアイテムですが、サッカー選手のクリスティアーノロナウドがCMキャラクターを勤めていますが、個人的にはあまりこういうのは信用ができませんでした。

こういう外部からの刺激で身体は変わらないのでは?と思っていましたが、石井直方先生の研究データなどを見て、実際に外部からの刺激でもそれを脳が刺激として受け止めることで、変わるのではないかと考えられます。

ただ、これをつけているだけでバキバキボディになれるのかと言えば、おそらくそれはないでしょう。ただ、こういった外部からの刺激を与えることも身体に変化を起こす上では、プラスになる可能性があります。興味がある方は一度使ってみてください。

【SIXPAD(シックスパッド)】

 

自律神経を整えるときにもリズムを感じることで脳波が変わる

これは心も脳も整える! セロトニン呼吸法 (青春新書プレイブックス)という書籍の中から学んだことですが、自律神経が乱れている方はリズム運動をすることで整えるができます。

関連記事:自律神経を整える方法|心が落ち着き仕事の効率も上がる

このリズム運動というのは、呼吸、歩く、咀嚼など、日常で当たり前のようにしていることもそうですし、ランニングやジョギング、自転車をこぐなど、全ては一定のリズムで身体を動かすことばかりです。

これらをリズム運動と呼んでいますが、日頃からリズム運動を行っているにも関わらず、自律神経が乱れている方も多いと思います。

ここで重要なことは、これらのリズム運動はただするだけではあまり効果がないそうです。そこにリズムを“自覚する”“意識的に感じる”ことで脳波が変わり、自律神経が整うそうです。詳しくは書籍を購入して読んでみてください。

このように脳の中で何気なく行っていることでも、それをどのように感じるかで身体には変化が出てくる。どこまでも人の身体は不思議であり、面白いですね。

関連記事:ストレス過多の方はトリプトファンを摂取してセロトニンを作ろう!おすすめのサプリメント4選

 


まとめ

今回は、トレーニングと脳の関係についてお伝えしていきましたが、脳にどのような刺激を与えるか。

身体を変えるためには、この刺激と反応の関係がすべてです。その出し入れをうまくすることで身体は変わり、理想の身体に近づいていくんだと思います。

今日の内容が少しでもトレーニングのプラスになればうれしく思います。

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伊藤出(いとういずる)のプロフィール

伊藤出

Izuru Style代表/パーソナルトレーナー伊藤 出

STORY・VERY読者モデル、アナウンサー、宝塚歌劇団員、神戸女子大学ラクロス部、三菱重工業神戸在籍野球選手の専属トレーナー。

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