着地の点がズレること歪む身体や捻じれる脚。そして痛む膝や股関節。

着地点
※2014年2月24日に公開した記事を再編集してお伝えしています!

足裏のどこで着地をするのかによって、身体は大きく変化し、もし着地の位置が母趾球や小趾球といった局部であれば、

  • 身体が歪む
  • 脚が捻じれる
  • 膝や股関節など身体が痛む

原因となる可能性があるため、この着地をどこにするのか、もう少しわかりやすい言葉で表現すると、

足裏のどこに体重を乗せるのか

によって、身体は大きく変わる可能性があるということです。この記事では、着地をどこにすればいいのか、その理由と身体への影響についてお伝えしていきたいと思います!

 


着地について

一般の方であれば、歩いている時、階段を下りるときなどに着地をする機会があり、スポーツ選手であれば、走る、ジャンプの後などに着地をする機会があります。

まず、こちらの動画をみていただきたいのですが・・・猫のジャンプ後の着地です。この迫力はすごいです!

この動画で注目していただきたいことは、草とかで足元が明確に見えないのですが、4足が同時に着地した後、その衝撃が足元から体幹にまで伝わっていく様子をご覧ください。

これって、人でも同じように着地をした際にこのような振動が少なからず、身体に加わっているはずです!

人がジャンプをして着地をした際、身体にかかるストレスは体重の約4~5倍と言われており、非常に大きなストレスがかかります。

ペットボトルを例にするとわかりやすいはず

少し話が反れますが、ペットボトルを想像していただいて、ペットボトルを持って底の部分全体で地面を叩くとします。

そうすると、ペットボトルはどうなるでしょうか?

ペットボトル

叩きつける

叩きつける

おそらく平らに叩けると、変形しないはずです!

叩きつける

叩きつける

でも角で地面を叩くと・・・

叩きつける

叩きつける

角がつぶれてしまう。つまり、人で言えば、同じ体重であっても足裏でどのように着地するのかによって脚や体幹へのストレスが変わってきてしまうということなんですね。

叩きつける

局部にストレスを受けた結果起こること

そのストレスって、つぶれたペットボトルを見てもらうとわかりますが、局部が凹んでますよね?

簡単に言うと、親指の付け根(母趾球)で着地している人は、脚の内側にストレスを受けていて、足首や膝、股関節の内側が痛くなる可能性があります。

またX脚になったり、脚が内側に捻じれてしまう。つまり、こんな感じです。

  • 痛み:足首・膝・股関節の内側に痛みが出る可能性がある
  • 捻れ:脚の内側が緊張するため、X脚になる可能性がある

ざっくりな言い方ですが、これは足の内側で着地をした場合を例にしていますが、このような局部で着地をしてしまうと、身体には大きなストレスがかかり、痛みや捻じれ、身体の歪みにつながる可能性があるということです!

 

どこで着地・体重を支持すればいいのか?

かな
じゃあどこで、着地すればいいの?
いずる
ペットボトルの例のように足全体で着地すればいいんだよ!

足裏全体で、と言ってもまだ具体性に欠けるので、もう少し具体的に見ていきたいと思います!

マルカルドの体重分布図が参考になる

僕は、マルカルドの体重分布という考え方をもとに、着地や体重支持するポイントを考えています。

それが何かというと、こちらの図をご覧ください。

体重分布

これって、

  • 母趾球 17%
  • 小趾球 13%
  • 踵 20%
  • 合計 50%(両足=100%)

このように体重が乗っていることが自然ではないかということなんですね。

この比率にすることがいわゆる、べた足、フラット、3点支持、足裏全体で体重を支えるということになると思います!

かな
でもこれだけ聞いてもどうやってやればいいの?
いずる
そうなるよね!

人間は1つのことしか意識ができないことが前提

人って1つのことしか意識できないようになっています。ただ、この3点に上記の比率のように体重を乗せるためには、どこか1点を意識してしまうと、そこに偏ってしまう。

ですので、1点に体重を乗せる意識を持ち、かつ3点支持ができるようにしなければいけません。つまり、足の中心点を見つければいいわけです。

そこが、脛骨の真下になります。

マルカルドの体重分布図

この赤いところ(=踵)に体重を乗せると、3点支持ができ先ほどの比率で立つことができ、足裏全体で体重を支える感覚を得られるようになります。

ですので、一般の方も、スポーツ選手もこの点に体重を乗せるようにすれば、

  • 脚などの痛みは改善できる
  • 脚の捻じれが改善でき、まっすぐの脚になる
  • 身体の歪みも改善できる

ということにつながります!どのような目的であれ、この体重を乗せるポイントを理解することは非常に重要なことだと思います!

どこで着地をすればいいのかと問われると、この踵応えることが今の自分にとってのベストな回答だと考えています!

 

着地位置と痛みの関係について

痛みの場合、おそらくこの体重を乗せる位置の問題で、局部にストレスがかかってしまい、そのストレスに耐えられなくなると痛みが発生する傾向にあります。

膝の内側の鵞足という部分で起こる炎症に、鵞足炎という症状があります。この場合は、足裏にかかる体重の位置が内側になっている可能性があります。

鵞足炎と着地の関係

鵞足炎は、縫工筋、半腱様筋、薄筋などの筋肉が付着する鵞足という部分で炎症が起こる症状ですが、改善のためには3つの筋肉をまず緩めることです。

そして、その原因となるのが、親指の付け根で地面をついて着地してしまうことがあげられます。

この地面を突く瞬間に鵞足に大きなストレスがかかってしまうため、それが続くと鵞足で炎症が行ってしまうわけです。ですので、改善のステップとしては、

筋肉を緩める→着地の仕方を変える

非常にざっくりとした言い方ではありますが、このような手順となります。

関連記事:鵞足炎の原因とあまり知られていない改善方法とは?

ランニング障害も着地と関係が深い

ランニング障害とは、ランニングをしていて脚に痛みが出てしまうことですが、ふくらはぎ、お尻、アキレス腱など、部位は違えど基本的に痛みが出る原因は同じです。

それは、

走り方に問題がある

ということです。走り方に問題があって、結果的に着地の問題があります。

ランニングで起こる痛みの改善も、考え方は鵞足炎の改善と同じで、

筋肉を緩める→着地の仕方を変える→走り方を指導

という順序で改善をしていきます。現場でもこのような手順で指導することで、うまく改善するケースが非常に多い。ランニング障害も着地の問題と大きく関係しています。

関連記事:ランニング障害について|痛む原因は筋力ではなく走り方の問題が多い

 

脚の太さやたるみの原因も着地と関係がある

あまりイメージが湧かないかもしれませんが、脚の太さや局部のたるみも着地と大きく関係があります。

かな
これ、すごい興味あるけど、どういうこと?
いずる
さっき伝えた踵で着地したり、体重を乗せて過ごすと脚が細くなるよ!

太ももの外側の膨らみは基本的に脚の捻れが原因

太ももの外側のポコッとした膨らみが気になる方はいませんか?

これって、主に脚の捻れが原因で外側が膨らんでいるんですね。脚が捻じれることで、お尻の脂肪が外側に引っ張られて太く見えてしまう。

脚が捻じれる原因が、着地位置だったりします。主に内側に体重が乗ってくると、脚は内側に捻じれてきてしまう。そうすると、太ももの外側が膨れてきてしまいます。

かな
細くするためには、捻じれを改善すればいいの?
いずる
そういうこと!

太ももの外側の膨らみで悩まれている方は1度騙されたと思って、脚の捻じれを改善してみてください。おそらく、言葉で説明するよりも、体感した方が意味がよくわかると思います!

こちらで紹介している方法をすべて行ってみてください。そうすると、脚の捻れが影響して太ももの外側が膨れているという意味がわかると思います!

関連記事:太ももの外側がポコッと出る脚の膨らみの原因と改善について

太ももの前側はつま先で着地するから太くなる

太ももの前側の張りは、つま先で地面を突くように着地するからできてしまうんですね。

着地の際に、このようにつま先で着地をすると・・・

地面を突く

太ももの前側に大きなストレスが加わって、太くなってしまうんですね。

もし太ももの前側の張りに悩んでいる方は、まず筋肉を緩めてみてください!そうすると、それだけで細くなるはずです。

そこから、歩き方を改善して、そのときに着地位置を踵にします。この流れで太ももの前側を引き締めることができます。

関連記事:太ももの前側がパンパンに張り脚を太くする6つの原因と4つの改善方法について

 

全ての目的のベースになると言っても過言ではないと思う

ここまでお伝えしてきた通り、着地をべた足、3点支持にすることで、身体の不調、痛みの改善、そしてシェイプアップまで、ありとあらゆる悩みを改善するヒントが着地の位置にはあります。

着地する位置は、踵

です!これを外さなければ、筋肉を緩めて、日頃踵に体重を乗せると、ある程度の症状は改善するはずです。

それぐらい重要なことであり、全ての目的のベースになることだと思うので、ぜひこの踵に体重を乗せて生活をしてみてください。

 

まとめ

この記事では、主に着地についてお伝えしていきました。最後に今回の記事のまとめをお伝えしていきます。

  • 3点支持をすることが自然なことである
  • 3点支持をするためには、踵に体重を乗せること
  • 着地の位置が内側や外側などに偏ると局部にストレスがかかる
  • また、着地の位置がずれると脚も捻じれ太くなる
  • 全ての目的のベースは着地位置を踵にすることにある

このような内容でお送りしていきました!日頃体重を乗せる位置を踵に変えると身体の悩みも解決されるかもしれませんね!

また、美脚を目指す方は、【まとめ】美脚になる方法を4つのステップで解説します!で全てお伝えしています。どのようにして美脚を目指せばいいのか、迷ったり悩んだりしている方は、ぜひ参考にしていただければと思います!

美脚まとめ

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Izuru Style代表/パーソナルトレーナー伊藤 出

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