トレーナーが教える歩き方の改善方法【正しい歩き方はない】

トレーナーが教える歩き方の改善方法【正しい歩き方はない】
健康
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歩き方って、以前習ったのは踵から着地してつま先で地面を蹴る、という歩き方ですけど合っていますか?正しい歩き方を教えてください。

こういう質問は、よくクライアントさんから受けます。

この記事では、

  • 歩き方の改善方法
  • そもそも正しい歩き方なんてない
  • 目的別に考える歩き方

などについてお伝えします。

正しさを求めるよりも、ご自身が目的とすることができるように歩き方を変えることが1番重要です。

この記事では、歩き方の改善方法や考え方について解説します。

 



歩き方の改善方法

歩き方の改善方法

目的によって歩き方は変わるので、これが正しい歩き方だ!というものありませんが、先に僕が考えるベースの歩き方を体感してみてください。

その方が、わかりやすいので、詳しく解説します。

まずいつも通りの歩き方を体感しておく

変化をより体感するために、まずその場でいつも通りに歩いてみてください。

今の歩き方を体感できれば、歩き方を改善していきます。

全体の歩き方のイメージは、

  1. 重心を胸、みぞおち辺りに設定する
  2. 手足はぶらぶらにリラックスしておく
  3. 重心を前に運ぶ
  4. 後方の足を気持ち置いていくように歩く

この4ステップで改善していきます。スムーズに歩けることが一番重要なので、リラックスして気持ち良く歩けることを目標に歩いていきます。

ポイントは、“適当に歩く”ことです。では早速実践に移ります。

1、重心を胸、みぞおち辺りに設定する

まず、上半身を軽く引き上げていきます。

肩をすくめる

引き上げた状態で、肩の力はリラックスさせ、こういった状態になります。

重心を引き上げる

今から胸あたりを前に運んでいきますが、動くポイントを胸やみぞおちに設定しておきます。

この動くポイント=重心とイメージしてもらえばOKです。

重心が下がっているとこんな感じになります。

重心を引き上げておき、上半身はリラックスさせておきます。

2、重心を前に運ぶ

次に、胸やみぞおち辺りを前に運ぶイメージで、スーッと前に進んでいきます。

重心を前に運ぶ

このときに手足はぶらぶら状態にリラックス。シンプルに、引き上げた重心を前に運ぶだけのイメージです。

言葉を言いかえると、手足ぶらぶらスーッと歩く、ですね。

後は、この重心を前に運び続けると歩き続けるので、ぶらぶらスーッと重心を運び続けてください。これで歩き方の改善は終わります。

関連記事:歩き方と重心の関係|楽に歩くために重心を引き上げる理由

足を後方に少し置いていくイメージ

ポイントを付け加えると、後方の足の踵がすぐに浮くと、こうなります。

後方の足

これだと少しもったいなくて、気持ち踵を少し後方に置いていくイメージで歩きます。そうすると、こんな感じになります。

歩き方

画像としては、小さい違いですが、少し後方に置いていくイメージで歩くことで、ヒップアップするようになります。

ただ、ここまで置いていくと残しすぎなので、あくまでもスムーズに動けることベースにしておきます。

胸を突き出す

まとめると、

  1. 重心を引き上げる
  2. 手足ぶらぶら
  3. 重心を前に運ぶ
  4. 後方に少し足を置いていく

これだけで今までよりも脚が軽くなったと思いますし、楽に歩けるようになっていると思います。

歩く=重心を運ぶこと

ここまでの流れで理解していただきたいことは、

歩くこと=脚を前に出すこと

ではなく、

歩くこと=重心を運ぶこと

ということです。これが歩き方のベースになる考え方です。

ここまでの説明だけだと、

  • 楽に歩けるのは良くないのではないか
  • 脚を前に出さないと歩けないじゃないか
  • 足首を使って歩く方が正しいのではないか

いろんな反論も出ると思うので、ここからなぜこの歩き方なのか、理由を解説します。

 

僕が考える歩き方の詳しい解説

僕が考える歩き方の詳しい解説

大前提ですが、しんどさを求めなくていいと思います。

なぜなら疲れるから。これも目的次第ですけど、基本的にダイエット以外の目的であればいかに気持ち良く、楽に歩けるか、それが一番いいのかなと思います。

脚を前に出さない理由

これがTHE 歩き方!みたいなイメージってないですか?

脚を前に出す

身体の前に大きく脚を踏み出して、しっかり腕を振る。間違いではないんですが、脚を前に出すと太ももの前側が緊張して、張ってきます。

太ももの前側がパツッっと張り出す理由のひとつは、この歩き方です。もし太もも前で悩んでいる方は、「太ももの前側がパンパンに張り脚を太くする6つの原因と改善方法について」を参考にしていただければと思います。

「脚を前に出さずにどうやって歩くの?」と思われるかもしれませんが、その場に立ってみて、身体を前に倒してみてください。

立つ

重心が移動

脚が出てくる

わかりますか?前に重心を移動させると防衛反応で“勝手に”脚が前に出てきます。

このとき出そうって意識はないはずです。だから、重心を前に運んでいくと、勝手に脚が出てくるので、歩く=重心を運ぶということだと考えています。

このとき、特に太ももは緊張せず前に出てくるので、こうやって歩くだけで太ももの前側の張りは改善されます。

脚は前に出さず、重心を前に運ぶ

ということですね。

重心は高めの方がいい

歩くときに、胸やみぞおちに重心を置くとお伝えしましたが、これぐらい高めにある方が楽に歩くことができます。

このスマホが10kgぐらいあるとして、どこを押せば一番簡単に倒せるでしょうか?

スマホ

今指を当てているところが一番エネルギーを使わず、簡単にスマホを移動させ、倒すことができます。

つまり、押す高さ=重心の位置が高くなればなるほど、倒すために必要な力=歩くときに必要なエネルギーは小さくて済みます。

重心を高くすると、歩くために使うエネルギーは小さくなるため楽に歩ける

ということです。だから、重心は高く設定し、大体胸かみぞおち辺りに設定したということになります。

足首を使う意識も不要

これもダイエットやむくみ改善が目的でなければ、足首を使って歩こうという意識は不要です。

部分的に意識を向けると、そこに緊張が生まれてスムーズに動けないので、先ほどからお伝えしているように、シンプルに重心を前に運ぶだけでOKです。

歩く姿を見ていると足首を使って歩いているように見えますが、“意識的に”足首を使ってはいません。“自然に”足首は動くので、特に使おうとしなくても問題ありません。

腕も引かず、リラックスするだけでいい

腕も一般的には、引くという意識を持っている方が多いかなという印象がありますが、腕は引かず、リラックスしていると自然と前に振れます。

これは試してもらうと分かりますが、腕をまっすぐ前後に動かしてみてください。

腕振り

次は、みぞおちぐらいの高さで両手の手のひらを合わせて、そこから交互に腕を落とします。

リラックスできているとポケットを擦るように、斜め後方に動くと思いますが、こちらの方がスムーズに動くことがわかると思います。

腕振り

この動きをしているときにも体感できると思いますが、腕は引くよりも前に動くことの方が自然なので、歩くときは腕は引かないでOKです。

特に振り出すとか、前に出す意識もいらず、手足共にぶらぶらで重心を前に運べば自然に気持ち良く動いてくれます。

歩くときに考えることは1つだけでいい

ここまでいろんなことをお伝えしてきましたが、実際に歩くときは、

手足ぶらぶら、重心を前にスーっ

ぐらいのイメージでOKです。実際、この言葉で歩き方を改善していて、「歩き方の改善はシンプルに考えるべき【ぶらぶら・スーでOK】」で具体的に解説していますので、よかったらこちらも参考にしていただければと思います。

 

目的別に考える歩き方

目的別に考える歩き方

では、目的別にどのように歩き方を変えればいいのでしょうか?そもそも、どんな目的に対して、どのように歩けばいいのか、ここから具体的に解説します。

健康・痛みの改善・シェイプアップの場合

これらの目的の場合、基本的にはここまでお伝えした歩き方を実践してもらえればOKです。

ダイエット目的の場合

ダイエット目的の場合、より多くのカロリーを消費することが目的に合うので、しんどさを求めたいいということになります。

なぜなら、しんどい=筋肉が緊張する=多くのエネルギーを使う、この流れができるためです。

ですので、先ほどは手足の動きはぶらぶらリラックスがいいとお伝えしましたが、ダイエット目的であれば腕はしっかり振り、脚も大きく前に出してもいいでしょう。

むくみ改善の場合

同じように、先ほど足首は使わないでOKだとお伝えしましたが、むくみを改善する場合、軽く足首を使う意識で歩いた方がむくみを改善できます。

この軽く足首を使うことができると、ふくらはぎの筋肉をポンプとして活用できます。

地面を蹴る

強く蹴ってしまう筋肉が硬くなり、逆にむくみやすくなりますが、ふわっと軽く足首を使って地面を蹴るとむくみは改善できます。

だから“正しい歩き方”はない

このように目的によって歩き方を変えるわけですが、これからもわかるように“正しい歩き方”というのはないんですね。

正しい、間違っているという考え方ではなく、目的に対して適切か、不適切か。目的通りの結果が導き出せる歩き方ができればそれでいいんですね。

だから僕は正しい歩き方はないと考えていますし、目的が違えば、一方では「足首を使わないで」というけども、一方では「足首をもう少し使ってください」とも言います。

歩き方を改善したい目的をもう1度確認してほしい

こういったことから、僕が1番お伝えしたいことは、

歩き方を改善しようと思う、そもそもの目的は何ですか?

ということです。

この目的さえ分かっていれば、後はその目的に合わせて歩き方を改善すればいいので、まずは目的を明確にしていただきたいなと思います。

そして、その目的に対して適切な歩き方ができれば、その歩き方を正しい歩き方と呼んでもいいかもしれませんね。

今回の内容が、歩き方について悩む方の参考になればうれしく思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

こちらも合わせてご覧いただければと思います。

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