X脚を矯正してもうまくいかない理由と改善について

X脚の改善と矯正について

X脚を矯正しようとしても、一時的な変化が見られる可能性はありますが、根本的にX脚が改善できるわけではありません。

うまくいくケースもあると思いますが、矯正=強制と言われるように痛みを伴ったり、ひどい場合は骨折するケースもあります。

X脚を改善するにはどうすればいいのでしょうか?

今日はX脚になる原因に対しての理解を深めていただき、そこから改善について考えていきたいと思います。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

X脚の原因は何?動作の影響を受けて脚が歪み、痛みやたるみが生じる

X脚を改善|鍛えなくてもまっすぐな脚になる理由

O脚の直し方ってどうすればいい?そもそもの原因と改善について

 

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X脚になる原因

どうしてX脚になるのでしょうか?

それがわかれば改善策も考えることができると思います。

先日、O脚の直し方ってどうすればいい?そもそもの原因と改善についてでO脚になる原因と改善についてお伝えしていきました。

X脚はここでお伝えしたことの逆のことになります。

人間の身体は、筋肉に緊張がない柔らかな状態で生まれてきます。この状態が自然体であり、この状態は脚に捻じれもなく、まっすぐな脚をしています。

先天的に骨に変形があれば別の話ですが、そういったことがない場合、脚はまっすぐです。

生活の中で、何かが原因で脚の内側の筋肉が緊張する。筋肉の内側と外側の緊張のバランスが崩れてしまうと、X脚になったり、外側の緊張が強くなるとO脚になります。

X脚で悩んでいる方は、日常の中、もしくは日頃から行われていることの中で、脚の内側の筋肉が緊張する何かがあるためにX脚になっていると考えられます。

では、具体的にどのようなことが脚の内側の筋肉を緊張させてしまうのでしょうか?

 

脚の内側の筋肉を緊張させる原因

立つ、歩く、座る、階段を上る、下りる、椅子から立ち上がる、座る。

日常の中で行われる動作は主にこのような動作になりますが、これらの中に脚の内側を緊張させる原因があります。

またランニングをされている方、趣味でスポーツをされる方、それらで行われる動作も原因になる可能性があります。

では、具体的にどのようなことをするから脚の内側の筋肉が緊張してしまうのでしょうか?

体重支持ポイントへの理解

そもそものところになりますが、地面に直接触れる場所は足裏になります。

どういう状態が自然なのでしょうか?

人間は主に3点で体重を支えており、その位置は母趾球、小趾球、踵の3点になります。

この3点には以下のような比率で体重が乗ることが自然とされています。

体重分布

両脚で100%になり、体重の半分ずつを片足で支えている状態を表しています。

人間は1つのことしか意識できないため、これらの比率になるように立つためには、1つに意識を向けてこれらを実現できるようにする必要があります。

この3点の真中の位置に体重を乗せると、これらの比率になるためそのポイントで体重を支持していきます。

その位置が脛骨の真下になります。

マルカルドの体重分布図

ここに体重を乗せることで、上記の3点支持ができます。

そうすると、脚や身体にかかるストレスは局部的に受けるのではなく、全体に分散されるように受けます。

脚の内側が、外側が、緊張が増してしまいバランスを崩すこともありません。

ただ、X脚で悩まれている方は、足の内側で体重を支え、脚の内側が緊張してきます。少し極端ではありますが、足の内側に体重がかかると小趾側が浮き、このようになります。

足の内側に体重がかかる

よく母趾球で立つというようなことを聞きますが、このように認識で立っていると足の内側にストレスがかかるため、体重支持ポイントの認識によってX脚になる可能性があります。

立ち方

上記でお伝えしたことは、体重支持ポイントの認識によって脚の内側が緊張してしまうということでした。

次にお伝えする立ち方というのは、日頃何気なく立っているときに足の内側に体重がかかり、それによって脚の内側が緊張するということです。

少し似ていることですが、こちらは癖です。

ご自身の中では、普通という感覚であまり何も感じていないと思います。ただ、客観的にいると足の内側に体重がかかってしまっており、それがX脚の原因になってしまうことがあります。

内側の緊張

歩き方

歩くときに足の内側に体重がかかっていると脚の内側が緊張してしまいます。

こういう歩き方をしている方は、母趾球周辺が硬くなっているはずです。

また足裏の状態は日頃の癖がよくわかるところであり、つま先のどこかが硬くなっている場合、そこによく加重して過ごしていることになります。

立ち方を見たときに足の内側で立っている場合、おそらく歩いても足の内側にストレスを受けるような歩き方をします。

足の内側に体重がかかる

こういった日頃の歩き方も、脚の内側が緊張してしまう原因となる可能性があります。

インソールなどの影響

先日ちょうどあった話ですが、以前から脚の捻じれがあり、調整をすると元に戻りますが、次のセッションのときにはまた捻じれてしまいます。

この理由が靴の中に敷いていたインソールが原因でした。

インソールには凹凸があり、それを敷くと母趾球辺りに体重が乗るようになります。

このインソール自体のコンセプトも、母趾球で立つ=健康みたいな言い回しをしていましたが、これが原因で脚が捻じれX脚のようになっていました。

ここからもわかると通り、日頃からどこで体重を支持するのかによって脚は捻じれてしまう可能性があります。

インソールなどを使用している場合、どれだけ脚を整えても、このインソールを変えない限りX脚などは改善されません。

こういったアイテムが原因で脚の内側が緊張するということも考えられます。

 

X脚を矯正しても改善しない理由

X脚を改善しようと思うと、みなさんはどのようなことをイメージされるでしょうか?

整体、マッサージ、ストレッチ。いろんな方法が思い浮かぶかもしれません。

その中のひとつの方法として、矯正があると思います。骨をバキバキ鳴らすようなイメージで、僕自身は非常に怖いイメージがあります。

本当のプロフェッショナルであれば、問題ないと思いますが、近年問題になっているのが矯正によっての事故です。

最悪の場合、死に至ることもあり非常に問題になっています。X脚を改善するためには、矯正はどうなのでしょうか?

矯正=強制である

矯正

僕個人としては、非常に怖いものであり、受けたくないかなと思います。

実際に1度だけ高校のときに矯正を受けたことがありましたが、非常に首がしんどくなったことを覚えています。

矯正は、強制であると言われるように、相手の状態を考慮せず矯正していきます。

そこで相手の身体が耐えられる以上の負荷がかかったときに骨が折れてしまう事故が発生します。

矯正について深く知らない身ですので、あまり多くを語ることは良くないと思います。

ただ、矯正=強制だと考えると、X脚を改善するためにあるテクニックを強制的に行っても、改善しないことは容易に想像できると思います。

根本原因を取り除けていない

原因

これはしつこくみなさんにお伝えすることですが、根本的になぜX脚になったのか、その原因が取り除けていなければいくら矯正で一時的に改善してもまたX脚になります。

クライアントさんから受ける相談のほとんどはこれが原因です。

いろんなことをした。一時的に結果が出ることもあった。ただ、また痛みが出てきた。また調子が悪くなった。

なぜならただその症状を改善するためにある方法を受けただけ。それ以上の指導や治療は受けなかった。

大切なことは、ご一緒するセッションだけではなく、その他の時間をどのように過ごしていただくかです。

言葉で書くことは非常に簡単ですが、そこにはクライアントさんに原因や日頃気をつけていただくことを理解していただくということがあります。

これができないとうまく改善ができません。

X脚を改善するためには、クライアントさんに原因を理解していただき、それを改善する必要があるため、矯正“だけ”ではX脚をうまく改善することはできません。

 

X脚を改善する考え方

では、X脚を改善するためにはどうすればいいのでしょうか?

原因を理解する

これはいつもお伝えしていることですが、最も重要なことは“なぜ”X脚になったのかということです。

痛みや身体のたるみ、ダイエットすべてに共通することで、今なぜうまくいかないのか、なぜ変わらないのか、その原因を理解することが重要です。

X脚になっているとして、インソールが原因でX脚になっていたとします。

でもX脚を改善するために、筋トレをしたり、整体に通ったりする。でも何をやっても一時的な変化でとどまります。

なぜなら原因はインソールだからです。

この場合、X脚を改善するためにはインソールを取り除くことです。そうすればX脚は改善されます。

このように、原因を理解できていない中で何をしても、たとえ身体に変化が出てもそれはたまたまです。

原因をみつけることで改善策が出てくるため、まずはX脚になる原因をみつけることが重要です。ひとつの参考をして上記でお伝えした内容を参考にしていただければと思います。

筋肉を緩める

X脚になる原因は、脚の筋肉の緊張のバランスが崩れることだとお伝えしていきました。

そのため、X脚を改善するためにはまず筋肉を緩め、筋肉の緊張のバランスを整えることです。

筋肉を緩めるためには、さまざまな方法がありますが、脚を緩める場合は以下を参考にしていただければと思います。

  1. 座った状態で片脚を伸ばし、膝裏の少し上部を持つ
  2. 手で太ももをバウンドさせるように、筋肉を揺らす
  3. これを約2分程繰り返す

揺らす

  • 仰向けの状態で脚を肩幅に開く
  • 気持ちよく感じながら脚を内、外を転がすように揺らす
  • これを2分程行う

股関節

または、太ももの外側がポコッと出る脚の膨らみの原因と改善について で紹介しているような方法で筋肉を緩めていきます。

そうすると、筋肉の緊張がとれまっすぐな脚になっていきます。

フラットに立つ

筋肉が緩められると、次に行うことはどこに体重を乗せて立てばいいのかということです。

上記でお伝えしたように、足の内側に体重を乗せて立ってしまうと筋肉の緊張のバランスは崩れてしまいます。

重要なことは、フラットに立つことです。

そうすると脚や身体全体にストレスが分散され、筋肉の緊張のバランスも崩れません。

筋肉を緩めた後も、その状態を維持しやすく、捻じれが生じにくくなるため筋肉を緩めた後は、フラットに立つということを認識させていきます。

立ち方についてはこちらを参考にしていただければと思います。

ヒールを履いた時の立ち方はつま先重心?かかと重心?どっち?

立ち方を再考しよう!壁立ちって頭・肩・お尻・踵を壁につけるのが自然?

歩き方を理解する

次に理解することは歩き方です。

歩き方については、ここでお伝えするまでもなく、こちらを参考にしていただければと思います。

歩き方を整理しよう!目的別に見る身体の使い方について

先日、ウォーキングで期待できる効果とその実践方法についてでもお伝えしていますが、人間は歩くだけでも筋肉を緩めることができます。

ただ、そうするためには脚を前に出したり、足首をどう使おうかと操作してしまわないことです。

重心を前に運び、あとはリラックスするだけです。そうすると自然にフラットに着地するようになりますし、X脚も改善できます。

インソールやシューズなどをチェックする

物質的な何かが原因の場合、それらを取り除くことです。

それだけでX脚は改善されます。

履き慣れたシューズも、時間が経てば変形してきてしまい、それを履くだけでX脚の原因になる可能性があります。

ですので、今使用しているアイテムをチェックし、問題がないかどうかを確認することも重要です。

シンプルに改善する

これらをすべて変える必要があるのかということですが、これも先ほどお伝えしたように原因が何かによります。

立ち方が原因でX脚になっている場合、立ち方を変えることです。

インソールなどはチェックしなくてもいいわけです。また歩き方に原因がある場合は、歩き方を変えるとX脚は改善できます。

このように現場でもそうですが、お伝えしていることは読者の方々の背景が分からないので、いろんな方に読んでいただいても納得いただけるように細かくお伝えしています。

ただ、現場では最もシンプルにお伝えするように意識しており、立ち方なら立ち方を改善する。

そうすると身体が変わる、というようなイメージで、文章を読むと少し難しいかもしれませんが、実践するとなるとシンプルなことで十分だと思います。

 

まとめ

今回は、X脚を改善するために必要なことをお伝えしていきましたが、いかがでしたでしょうか?

X脚に悩む女性は多くいると思いますが、みなさんヒールやシューズが変形していたり、足裏に硬くなっている部分があります。

みなさんはどうでしょうか?それが、日頃体重がかかっている箇所であり、そこに体重を乗せて過ごしているということです。

本来であれば衝撃などは分散され、足裏は柔らかい状態です。

足裏をチェックしていただき、硬い部分がないかどうかを確認してみてください。

もしあれば、日頃の立ち方や歩き方を変えることで、悩んでいるX脚が改善できるかもしれません。

今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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Izuru Style代表/パーソナルトレーナー伊藤 出。
STORY・VERY読者モデル、アナウンサー、宝塚歌劇団員の元専属トレーナー。神戸女子大学ラクロス部、三菱重工業神戸在籍野球選手の専属トレーナー。
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