コンディショニングを理解しよう!野球選手が知っておきたいトレーニングと練習の違いについて

  • 2015/7/15
コンディショニング

梅雨明け間近と言われていますが、真夏のような猛暑がやってきました。かなり暑い・・・。そんな暑さに負けずに高校球児は各都道府県で熱戦を繰り広げていますね。

高校野球はいつ見ても当時の気持ちを思い出させてくれて、高校時代の思い出が一気によみがえってきます。

そんな高校時代にもっとコンディショニングのことや、技術について理解していれば結果は変わったものになっていたかもしれません。結果として高校時代の経験は貴重な時間となっています。

走り込めば筋力がつく、そして打てるようになる。または、足腰を強化すれば遠投の距離を伸ばすことができる。そう思って毎日練習したり、走り込んだりしていましたが、結果として疲労を増すことにつながり、身体もパンクしてしまいました。

今日はそんな経験から整理しておきたいコンディショニングについて書いていきたいと思います。筋力の向上=バッティングが良くなるでもなければ、走る持久力=投げる持久力でもありません。

投げる持久力を養うには投げるしかありません。では早速本題へ移りたいと思います。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

 

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コンディショニングとは?

以前も一度お伝えしてますが、コンディショニングとは本来どのような意味を持つのでしょうか?

コンディショニングとは体力要素のことを指し、バイオモーターアビリティのことを指しています。バイオモーターアビリティとは以下の図のことをいいます。

バイオモーターアビリティ

詳しいことは、体調だけではないコンディショニングという言葉が持つ本来の意味とは?を参考にしていただければと思います。

 

コンディショニングの位置づけとは?

なぜスポーツ選手はコンディショニングを向上させることが必要なのでしょうか?

まずこちらの画像をご覧ください。

ピラミッド

基礎体力がピラミッドの土台になっていますが、この基礎体力はコンディショニングにあたり、バイオモーターアビリティを指しています。

技術やスキルを向上させるためには、練習が必要ですが、技術を向上させる土台になっているのがバイオモーターアビリティだということです。筋力や持久力などの体力要素が低ければそれだけ上に積みあがる技術などは限りが出てくるということです。

そのためにも練習だけではなく、体力要素を向上させられるトレーニングが必要になるということです。

ここまででも、技術やスキルと筋力などは別物だということを理解していただけたと思いますが、もう少しわかりやすく解説していきたいと思います。

 

うまくなるためには練習が必要

野球選手がうまくなるためには練習が必要であり、トレーニングをするからうまくなるのではないということです。

例えば、変化球が打てないとします。これは変化球を打つ技術レベルが低いということですが、ここでウエイトトレーニングをすれば変化球を打てるようになるでしょうか。ならないということはわかると思います。

変化球を打てるようになるためには、変化球を打たないと一向にうまくなりません。

素振りについても似ていることが言えます。どんな目的を持って素振りをするのかということです。例えば、1000本素振りをしたから打てるようになったというプロ野球選手の話があったとします。

それを真似て1000本素振りをしたとします。でもどのような目的を持ち、どのように素振りをしたのかで結果は大きく変わります。なんとなく素振りをしていればただ空振りの練習をしただけですし、タイミングをとる練習であればいろんなバリエーションのタイミングをとりながら素振りをする必要があります。

少し話がそれてしまいましたが、整理をしていただきたいのは、うまくなる=トレーニングではないということです。うまくなるために必要なことは、練習をすることです。

関連記事:パフォーマンスを向上させるためには“できる”と“難しい”ことを組み合わせること

 

トレーニングと練習について

高校時代、自分が疲労すればするほど鍛えられていると思っていた時期がありましたが、練習をすれば筋肉がつき、走りこめば下半身は太くなる、筋力がつけばうまくなれる気がしていました。

疲労という尺度でいろんなことをごっちゃにして考え、とにかく走りこんでいたことを思い出します。大きな勘違いでした。トレーニングと練習は全く別物です。

身体的コンディショニングといわれる、筋力・持久力・スピード・調整力・柔軟性の5つの柱、体力を向上させるために必要なことは“トレーニング”をすることであり、うまくなるために必要なことは“練習”です。

ここの違いを整理することが重要ですが、当時の僕のように練習をすれば筋肉がつくと思ってしまっては、大きな勘違いとなります。

今日の内容の前提としてまず、“トレーニング”と“練習”は別物だと整理しておきたいと思います。

 

筋力向上=技術の向上、ではない

プロ野球選手の身体は大きく、筋力も高いレベルにあります。その姿に憧れ、ウエイトトレーニングに日々励んでいる選手も多いと思いますが、筋力を高める際、理解しておかなければいけないことは、筋力が高まったからといってうまくなる、技術が向上するということではありません。

筋力を向上させたい場合は、トレーニングが必要であり、技術の向上は練習が必要です。

筋力が低い選手がある程度の筋力をつけると技術が向上する期間は実際はありますが、基本的には、筋力の向上≠技術の向上です。

筋力ついたからバッティングがよくなりました、ということを冷静に考えてみると??です。これと似たことが投手のスタミナにも言えると思います。

 

走るスタミナ=投げるスタミナ、ではない

よく聞きます。「今日は9回まで素晴らしい投球でしたし、最後までスタミナが落ちませんでした。オフシーズンにしっかり走りこんできましたから今があるんでしょうね!」と。

走ってつくスタミナ、心肺持久力は走るスタミナを向上させるのであって、投げるスタミナは投げることでしかつけることができません。

逆に言えば、走るスタミナを投げてつけれるかというと走る選手がほとんどだと思います。または、投手はみんな持久走が速いのかといえばそうでない場合もあります。ここからも理解できるように投げるスタミナ=投げるスタミナ、ではないということです。

ただ、投手が走り込みをすることを否定しているわけではありません。どんな目的をもって走っているのかということです。その目的と走るという方法が一致していれば効果を感じることができます。

投げるスタミナは投げてつけることが最善の方法ではないでしょうか。

 

野手は持久力は必要ない?

投手のスタミナは投げるスタミナをつけるために、投げ込む必要がありますが、野手の場合試合では1本スイングできることが必要で、それほど持久力が必要となりません。

そのため、野手は持久力が必要ではないのではないか?と考える方もいますが、野球選手はうまくなるために練習をする必要があります。うまくなるためには、練習が必要ですが練習を長く続けられる持久力が必要となり、そのために持久力を向上させることが必要となると考えることができます。

練習はしてもすぐにばてるとなればうまくなりたくても、数がこなせないのでうまくなれません。このために持久力を向上させると考えて、実際に有酸素運動をすることが考えられます。

関連記事:投手のスタミナは走り込みでつく?持久力の意味と実践について

 

最後に

いかがでしたでしょうか。筋力が高まったからといってバットスイングが向上するかと言えば、ある程度は向上すると思いますが、基本的にはスイングスピードを向上させるためにはバットを振ることです。

このように目的と方法が合っているとその効果も感じることができますが、伝統だから、先輩から言われたからという理由だけですると得たい効果を感じることができず、疲労だけ残る可能性もあります。

このあたりを見極めてトレーニングをするのか、練習をするのか、選択していきたいものです。

今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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