すぐ変わる!バッティング時にヘッドを走らせる5つの方法

すぐ変わる!バッティング時にヘッドを走らせる5つの方法

バッティングや素振りをしているとき、思ったように“ヘッドが走らない”と感じたことはないでしょうか?

また、監督やコーチに「もっとヘッドを走らせろ!」と言われたこともあるかもしれません。実は、意識的にヘッドを走らせようとすればするほど、ヘッドは走りません。

ヘッドを走らせるためには、スイング動作全体をスムーズにしたり、スイングそのもののイメージを変える必要があります。

この記事では、

  • ヘッドが走らない原因
  • ヘッドを走らせるための改善方法
  • リラックスしてスイング動作をスムーズにする重要性

などをパーソナルトレーナー歴11年の僕が解説します。

おそらくほとんどの野球選手は、ポイントをおさえるとすぐに変化を実感できると思うので、ぜひ参考に実践してみてください。

 

バッティング時にヘッドが走らない原因

今回のテーマの結論を言えば、

スイング動作やイメージを変えることで、ヘッドが走るようなスイングができる

ということです。

ただ、そもそもなぜヘッドが走らないのかという原因によって改善方法は大きく変わってきます。

後程原因や改善方法を詳しく解説しますが、そもそも“ヘッドを走らせる”とはどういうことでしょうか?

例えば、バッティング時のスイング動作全体を見るとこのような動きをしていますよね。

この動作の中で、ボールを捉える位置をインパクトと言います。

この位置でバットのヘッド(芯の部分)が動くスピードが最も速くなりますが、

ヘッドスピードを速くする=ヘッドを走らせる

と表現します。

つまり、ヘッドスピードを上げるような方法を実践すれば、求めている“ヘッドを走らせる”ということが実現できるわけです。

ただ、この文字のままイメージしてインパクトの位置でヘッドスピードを速めようとして、

  • グッと力を入れる
  • 一生懸命バットを速く振ろうとする

こういったことをしていませんか?

これはNGで、こういったイメージでバットを振ってもヘッドは走ってくれません。基本的には、リラックスしてスムーズな動作が重要になります。

この他にもさまざまな原因でヘッドが走らなくなりますが、詳しい原因は以下の通り。

  • スイング動作がスムーズでない
  • 常にマスコットバットを振っている
  • 部分を動かす意識を持っている
  • スイングのイメージがまずい
  • 身体が硬い

それぞれ詳しく解説します。

スイング動作がスムーズでない

ヘッドが走らない原因でまず考えられることは、

スイング動作そのものに問題がある

ということ。

先ほどもお伝えしましたが、スムーズなスイング動作をするにはリラックスすることが重要で、リラックスしてスイングできるとヘッドは走るはずなんですね。

ただ、身体に余計な緊張があるとスムーズな動作ができず、ヘッドが走らなくなります。

これは指導者の問題もありますが、

  • バットを速く振ろうとしている
  • 力を入れた方がヘッドが走ると勘違いしている
  • 指導された内容がまずい

こういったことがあればスイング動作そのものが硬くなり、スイングスピードが下がり、結果ヘッドが走らないということが起こってしまうんですね。

バッティング中の自然な身体の使い方は、「野球の打ち方やバッティングのコツをトレーナーが4ステップで解説」で詳しく解説しています。

常にマスコットバットを振っている

これも現場でよく見られることですが、

試合で使う重量のバットよりも重いマスコットバットを振り続けている

ということも、ヘッドが走らなくなる原因の1つ。

選手の立場からすると、重いマスコットバットを振った後に通常のバットを振るとヘッドが走るというか、スイングスピードが速くなったように感じますよね。

ただ、マスコットバットを常に振っているとヘッドが走らなくなります。なぜなら、

マスコットバットを振ると、スイングスピードが一定になりがちで、その動作をインプットしてしまうから

です。

振り返ってみるとわかりますが、以下のような違いを感じませんか?

  • 通常のバットでスイング=インパクトの位置でブンッ!っと短い音がなる
  • マスコットバットでスイング=重たいので通常の重さのバットよりもスイングスピードが下がる

人間の身体は与えられた刺激に適応する性質があります。

ですので、日頃からマスコットバットを振り続けて、インパクトの位置でヘッドが走らないスイングを繰り返すとそれが自分の普通になってしまう。

そうすると“ヘッドが走らない”という悩みにつながるわけですね。ですので、マスコットバットのような重すぎるバットを振り続けていることも原因の1つです

部分を動かす意識を持っている

先ほど、「スイング動作がスムーズでないとヘッドは走らない」とお伝えしました。

これに通じることで、バットスイングするときに部分的な動きを意識的に行うと、そこで動作が止まってしまうことがあります。

例えば、

手首を返す意識を持ってバッティングやスイングする

ということを行っている選手もいると思います。

人間の身体は、スムーズにスイングできれば“勝手に”手首が返っていきます。ただ、意識的に手首を返そうとすれば一瞬動作に硬さが出てしまうんですね。

そうすると、そこで動作が減速してスムーズさに欠けるため、ヘッドが走らなくなってしまう。

あくまでもわかりやすいように手首で表現しましたが、この他にも、

  • 脇を締める意識を持っている
  • 腰や骨盤を捻る意識を持っている
  • 足の動きを意識している

など身体の部分を操作しようとすれば、全て動作が減速してヘッドが走らなくなります。

スムーズな動作をするためには部分に意識を向けない方がスムーズに動け、結果ヘッドが走るようになるため、こういう部分的な意識も問題になります。

ちなみに、バッティング時の手首の使い方は「知らないと損をするバッティング時の手首の使い方とは」で解説しているので、参考にしてみてください。

スイングのイメージがまずい

続いての原因は、現場でよく見られることです。

一般的にも、バットを振るときにリラックスすることが重要だと感じている方も多いと思いますが、たまに、

力を抜く

と表現されることがあります。

文字通り力を抜いてスイングをすると、等速に近い感じでこういうスイングになってしまう。

この動作は力が抜け、メリハリのないスイングで、ヘッドは走っていませんよね。

こういうスイングのイメージがまずいと、結果的にヘッドが走らなくなります。

  • 力を抜く=脱力する
  • リラックスする=必要最小限の力を発揮する

野球で重要なことは後者であり、この理解の仕方もヘッドが走らない原因の1つになります。

身体が硬くてスムーズな動きができない

そしてもう1つ考えられることは、筋肉がカチカチに張っていて、身体が硬いということ。

先ほどもお伝えした通り、ヘッドを走らせるためには身体がスムーズに動く必要がありますが、筋肉が硬すぎるとスムーズな動きができずぎこちなくなってしまう。

  • クールダウンやケア不足で筋肉が硬くなる
  • 動きが硬くなり、スムーズなスイング動作がしづらくなる
  • そのとき、グッと力んだ状態でスイングをしやすくなる
  • 結果的に、ヘッドが走らないということが起こる可能性

このように、筋肉が硬いということも問題になってきます。

では、これらの原因でヘッドが走らない場合、どのように改善すればいいのでしょうか?

 

バッティング時にヘッドを走らせる5つの方法

基本的には、原因に対応すればヘッドが走るようになりますが、ヘッドを走らせる方法は以下の5つ。

  1. 柔軟性を高める
  2. リラックスした動作を身体にインプットする
  3. 自然な身体の使い方を理解する
  4. スイングのイメージを変える
  5. 軽めのバットを振る

それぞれ解説します。

①柔軟性を高める

まず最初に行うことは、ストレッチなどで筋肉を緩め、身体を動かしやすくすること。

これには手順があり、

  1. 肩(肩甲骨)
  2. 脊柱(背骨周辺)
  3. 骨盤や股関節
  4. 膝や足首

など、基本的には上から下の順に筋肉を緩めていきます。

そして全身の筋肉を緩めることでスイング動作もしやすくスムーズになるため、まずはストレッチなどで柔軟性を高めておきます。

具体的な方法は、「ウォーミングアップの意味や野球選手に行ってほしい5つの方法」で解説しているので、こちらを参考にしてみてください。

②リラックスした動作を身体にインプットする

身体の準備ができると、次はリラックスしたスイング動作を身体にインプットしていきます。

これは、ゴルフスイングをするようなイメージでスイングを重ねていきます。

高い位置からグリップを真下に落とすようなイメージでスイングを繰り返すと、重力加速度を利用でき、スムーズなスイングができるようになります。

このスイング方法は、「【野球】スイングスピードを上げる5つの方法」で解説しているので、こちらを参考にしてみてください。

このスムーズな動作ができると、いつもよりスイングスピードが上がり、ヘッドが走るようになっていきます。

③自然な身体の使い方を理解する

そして、②の動きを習得できると次は下半身の使い方など全体のスイング動作へとつなげていきます。

バットスイングの基本は、

  1. 立つ(軸足に乗る)
  2. 前に(体重移動)
  3. スイング(打つ)

この3つ。

それぞれには細かいポイントがあり、このポイントは「野球の打ち方やバッティングのコツをトレーナーが4ステップで解説」で解説しています。

④スイングのイメージを変える

そして、ここまでの動作が習得できると、次はスイングそのもののイメージを変えていきます。

ここの変換がヘッドを走らせるために、最も重要なフェーズ。ここは動画で解説しているので、こちらをご覧ください。

こういった形で、スイング時の音をできるだけ短くなるようにバットを振れば自然とヘッドが走ってきます。

ここまでの流れができると、今までとは違ったスイングができているはず。

そして、最後にもう1つの方法を行っていきます。

⑤軽めのバットを振る

さらにバットのヘッドを走らせるために、いつもより軽めのバットでスイングするようにしてみてください。

例えば、試合で900gのバットを使用している方は、800gぐらいのバットを用意します。そして、①~④でお伝えしたような形でヘッドを走らせるようにスイングします。

そうすると、900gのバットでスイングするよりも当然速く動けてヘッドは走る。この感覚を身体にインプットすればよりヘッドは走ります。

このように、上記でお伝えした原因を取り除くように、

  1. 柔軟性を高める
  2. リラックスした動作を身体にインプットする
  3. 自然な身体の使い方を理解する
  4. スイングのイメージを変える
  5. 軽めのバットを振る

などを行えばバッティング時のヘッドは走ってくるので、ぜひ参考に実践してみてください。

 

バッティング時にヘッドを走らせる5つの方法のまとめ

今回は、ヘッドが走らない原因と走らせる方法について解説しました。

今回の記事のまとめ

  • ヘッドが走らないのは、走らないようにスイングしているから
  • マスコットバットを振り続けると、スイングスピードは落ちる
  • ヘッドを走らせるためには、まずスムーズな動作をすること
  • そして、ヘッドを走らせるようなスイングを行うこと
  • 柔軟性を高めることでもヘッドがより走るようになる

こういった内容をお伝えしていきました。

今回の内容が少しでも参考になればうれしく思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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パーソナルトレーナー伊藤 出

パーソナルトレーナーの32歳。身体の悩みを改善するための情報を発信しています。板前→沖縄でジムのインストラクター→女性専門のサロン→独立(パーソナルジムIDEALSTYLEオープン)。

 

■指導経歴
STORY・VERY読者モデル、アナウンサー、宝塚歌劇団員の元専属トレーナー。神戸女子大学ラクロス部、三菱重工業神戸在籍野球選手の専属トレーナー。

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