魚住廣信教授の新身体調整コースを受講してきました。

水曜日朝から大阪・富田林にある魚住先生の元へ身体調整を習いに行ってきました。朝9時からぶっ通しの6時間をやり通し、濃い6時間を送ることができました。
身体調整というと、痛みが取れるイメージがあったり、治療というイメージがある方もいるかもしれませんが、トレーナーの場合、治療ということはできませんのでこの身体調整の位置づけは“身体を整えるトレーニング”になります。
身体調整の中で、自律神経を整えるために必要な物質であるセロトニンの分泌を促したり、元気の源になるドーパミンなどの分泌を促したり、身体的な歪みや捻じれの改善によっての自然体の獲得だけではなく、体内の循環、自律神経などを整えることから身体全体、見た目だけではなく中身も自然な状態にすることができるテクニックとなっていました。
非常にテクニックとしては難しく、時間をかけて練習する必要があると思いますが、このテクニックを習うことで、今までまとまっていなかった部分が整理できたように感じます。
今日はこの新身体調整コースのことを通して、身体の不調について書いていきたいと思います。
自律神経について
最近は自律神経についての記事をアップすることが多かったですが、その内容は現代人が悩むさまざまな症状の改善のためには無視することのできない問題なのかもしれません。
自律神経とは、交感神経と副交感神経とがあり、それぞれが天秤のようにバランスを取り合いながら人間の身体の調節を行っています。
例えば、食事をするときに消化器官を働かせるために、副交感神経が優位になり、運動などをするときには交感神経が優位になります。
日中活動するときには、交感神経が優位になり、夜眠るときになれば副交感神経が優位になるという具合にそれぞれが不随意的に働いています。
静物化している現代人が太りやすい理由のひとつ
現代人は“静物化”していると言われ、ひと昔前と比べると生活は一変しています。電動自転車やスマホ、ほとんどが電動化され、便利な世の中になった一方で、そういった動くということを奪ってしまったという事実もあります。
自律神経を整えることのひとつに“セロトニン”の分泌が関係すると言われ、このセロトニンの分泌はリズム運動をすることや日光を浴びることで多く分泌されるそうですが、昔に比べ、現代の生活はいかがでしょうか?
セロトニンを出さないようにしている生活といってもおかしくないほど、静物的な過ごし方をしています。
室内でパソコンを使っての仕事。部屋では携帯を触って子育てや家事をする。すべてがそうでないとはいえ、圧倒的に外出することや運動する時間が少なくなってきているのは事実です。
ストレスが多いことで交感神経が優位になると、消化器官の働きが低下してしまいます。そんな中でストレス解消のために食べると、消化しきれずにため込んでしまい太りやすいということにもなります。
このようになりますが、交感神経が優位になると血管が収縮し、血流障害になりますし、副交感神経が優位になると血管が拡張し循環障害となります。
これらのことから自律神経を整えることや循環を良くすることは、代謝が下がっている場合は元の代謝機能を取り戻せますし、体内で滞留してしまっていたもの排出することにもつながります。
そのために行うのが今回学んだ身体調整になり、これらのテクニックで骨格の歪みなどだけではなく、体内の環境を整えることにもなり、自然体に直すことができるテクニックとなっていました。
テクニックの難しさと言葉の抑揚の大切さ
毎日のセッションでもクライアントさんの身体に触れ、身体調整などを行っていきますが、今回先生からご指導いただいた中でも、自然となってしまっていたのが相手に触れる強さです。
例えば、手を添えることで十分だというテクニックの場合、手を添えているつもりが押さえているという感覚に変わってしまっており、それが相手への不快感へと変わり、緊張を作ってしまっていることがありました。
また小刻みなリズムで調整を行う際、手の平全体を身体に当てているつもりが一部分だけ触れており、それが不快感に変わってしまうことがありました。
手の当て方ひとつでも結果は大きく変わってしまいます。
また、言葉の抑揚ということでも注意をいただきましたが、ただ文字にすると吸って~吐いて~というだけですが、実際にその言葉を強く言うのか、語り掛けるように言うのかで相手の反応は変わります。
短く言うのと、長く言う場合では結果は変わります。
言葉というのもひとつの刺激であり、目的に合わせてリズム、強さ、言葉を選択していく必要があります。
最後に・・・
今回の新身体調整コースを受講して感じたことは、テクニックの難しさと言葉の大切さです。以前から教わっていましたが、できているつもりの部分は多く、現場でも改善が必要なところを改めて気づくことができました。
シェイプアップ、ダイエットだからと言って、ウエイトを持ってのトレーニングがすべてかといえばそうではないということが整理できましたし、頭を柔軟にすることが必要だとも感じました。
今回の内容のことはここまでにして、自分の中で全体的にもう少し整理をしていきたいと思います。
今回学んだことは、11月より新コースとしてみなさんに体験していただくように予定していますので、またご興味のある方はご利用ください。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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