ティーバッティングの目的・意味・実践方法を解説

ティーバッティングの目的・意味・実践方法を解説

ティーバッティングは、野球選手なら誰もが行う練習方法のひとつですが、どのような意味があるのでしょうか?

僕が現役だった頃、正直バッティング練習の前のアップのような感覚で特に目的もなく、芯でボールを捉えられるようにスイングを繰り返していました。

このティーバッティングは目的を理解し、実践することでバッティングをするときの役に立ちますし、自分のインパクトの位置を感覚的に理解することもできる練習方法です。

この記事では、

  • ティーバッティングの意味や目的
  • ティーバッティングの方法

などをパーソナルトレーナー歴11年の僕が解説します。

ティーバッティングの目的を理解してもらった状態で選手に指導すると、明らかにバッティングが変わります。

現場で感じる成果も含めて解説していくので、ぜひ参考に実践してみてください。

 

ティーバッティングの意味や目的

念のためティーバッティングの意味や方法を整理しておきます。

ティーバッティングとは

ティーバッティングとは、

野球で、棒の先にのせた球を打つ打撃練習。斜め前から軽く投げ上げられた球を打つ練習法にもいう。

コトバンクより引用:ティーバッティング

トスを上げてくれる選手がいて、あげられたボールをネットに向かって打つことをティーバッティング、棒の上にボールを乗せて打つ練習方法をを置きティーといいます。

ティーバッティングを行う目的

そもそも野球選手は、なぜティーバッティングを行うのでしょうか?

冒頭でお伝えしましたが、僕が現役選手のときティーバッティングはアップのイメージが強く、とりあえずこなすという感覚もありました。

ティーバッティングを行う目的は、

自分のインパクトの位置を感覚的に理解すること

です。

以前、「自分に合ったバッティング時のインパクトの位置をみつける方法」でインパクトの位置について解説しました。

一番力が入る位置というのは肘が伸びきるか、伸びきらないぐらいの位置になります。

自分に合ったインパクトの位置は、誰かにバットのヘッドを押さえてもらい、それを押し返すように力を入れて確認するとよくわかると思います。

このような位置ではあまり力が入りません。

画像だけではわかりづらいと思いますし、いくらこのように説明されても実際プレーしているときは、画像のような見え方ではありません。

プレー中に頼りになるのが自分の感覚です。ティーバッティングはこのようなインパクトの位置を“感覚的に理解する”目的で行います。

 

ティーバッティングの実践方法

ティーバッティングを行うとき、打者もトスをあげる人も打ちやすいところに下から投げて打つということを繰り返し行っていると思います。

ただ、冷静に考えてみると下からトスしたボールの軌道は、下から上に上がってきています。

ソフトボールではこのような球筋がありますが、野球ではありません。そう考えると、トスのあげ方を考える必要があります。すべては、

何のために行っているのか

ということ。

トスしたボールの軌道

野球は基本的にまっすぐか下に落ちながら変化をしていきます。スライダーなどの横への変化球も多少なりとも落ちながら変化をしていきます。

ですので、上から下に落ちるような軌道でトスをあげることが野球という競技に合っています。

このことを考えると、ボールの軌道はこのようにあげることです。

落ちてきたところを打つという練習をティーバッティングはすることです。

自分が一番力の入れやすい位置を探る

ティーバッティングの目的は、自分のインパクトの位置を感覚的に理解することだとお伝えしましたが、まず自分が一番力の入れやすい位置を探り、そこにボールをあげてもらうようにします。

トスをあげる側も人間ですので、常に同じところにはこないと思いますが、その中で、

どの位置でボールを捉えると一番力を伝えることができるのか

ということを感覚的に理解していきます。

トスされたボールが変わっても、インパクトの位置を感覚的に理解できているとボールに力を伝えられますし、常に打ったときにパンッっといい音がなります。

ここで得られた感覚がバッティングをするときに活かされ、どこでインパクトを迎えるといいのかが理解できれば打球も変わってきます。

 

ボールに力を伝えることと力を入れることの違い

これまでティーバッティングについてお伝えしてきましたが、インパクト、リリースのときなどに共通して言えることがあり、これを間違うとうまくいかなくなることがあります。

それは、

力を入れるということ

です。

バッティングで言えば、インパクトの瞬間にグッと力を入れて力んでしまうとその瞬間動きが硬くなり、全体の動きがスムーズではなくなります。

大切なことは、全体の動きがスムーズに動くということで、そのためにはリラックスする必要があります。

このリラックスという言葉は、力を抜くということとは違い、

必要最低限の力を使う

という意味です。無駄な力みは動作を硬くし、マイナスになってしまうことが多い。

力を入れることよりもリラックスしてスムーズな動作ができるように身体を使うことで、バッティングも変化していきます。

力を入れるのか力を伝えるのか、この少しの違いも結果としては大きな差になることですので、頭のどこかに置いといていただければと思います。

バッティング動作については「野球の打ち方やバッティングのコツをトレーナーが4ステップで解説」で解説しているので、合わせて参考にしてみてください。

 

ティーバッティングの目的・意味・実践方法のまとめ

今回は、ティーバッティングの意味や実践方法について解説しました。

今回の記事のまとめ

  • ティーバッティングの目的は、自分のインパクトの位置を感覚的に理解すること
  • トスは下から上ではなく、上から下の軌道になるようにする
  • 力を入れるのではなくリラックスしてボールを打つこと

何気やっている練習程意味のないものはありません。

なぜポール間をダッシュするのか、なぜインナーマッスルを強化するのか、なぜウエイトトレーニングをするのか、すべては目的ありきの方法です。

この辺りを冷静に一度振り返っていただくと、“何のために”がごっそり抜けていることがあると思います。

大好きな野球をよりうまく、より楽しくするためにこういったことを考えることも大事なことかもしれませんね。

今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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パーソナルトレーナー伊藤 出

パーソナルトレーナーの32歳。身体の悩みを改善するための情報を発信しています。板前→沖縄でジムのインストラクター→女性専門のサロン→独立(パーソナルジムIDEALSTYLEオープン)。

 

■指導経歴
STORY・VERY読者モデル、アナウンサー、宝塚歌劇団員の元専属トレーナー。神戸女子大学ラクロス部、三菱重工業神戸在籍野球選手の専属トレーナー。

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